東大阪でそろばん教室を運営しているの先生のブログ 関西珠算瓢箪山教場・石切教場

子供たちから教えられたこと、感じたことを想いのままに綴ります。

大金星

2015-06-28 21:39:17 | 学習・塾に関する中身
 先日、東大阪の中学校の代表者が一堂に会して「スピーチコンテスト」が開催されたんです。

 各中学から代表が1名選ばれ、英語でのスピーチを行うというものです。スピーチ自体は3分程度ですが、「暗誦」です。なかなかにハードルの高いコンテストだと思います。

 その代表に我が教え子が選ばれました。多少やんちゃな女の子ではありますが、根は優しいそしてとてもまっすぐな生徒です。

 連日一生懸命暗誦に励んでいました。コンテスト前日の授業のあと彼女のスピーチを聞いた私は、やはり発音の素晴らしさに改めて驚くとともに、後半のぎこちなさに対して、二つのアドバイスをしてみました。

 「もう一度日本語でスピーチの内容を整理して頭の中で紙芝居をしてごらん。段落ごとのイメージをつくるんだ。そして堂々とすること。一行や二行とばしたってどうということはないよ。堂々と話しておいで」と。

 そして私の大学時代のプレゼンテーションのお話を簡単にしました。「自分のしたことに自信があって、理解があれば、カンニングペーパなんていらないよ。自分の頭に入ったことを順番に聞いてもらえばそれでいいんだよ」と。
 私は大学・大学院と論文発表や学会発表で、原稿を持ってプレゼンをしたことがありません。それは自分のしたことは自分が一番わかっているはずだからと、自分の大学時代の恩師に徹底的に叩き込まれたからです。その自分の経験を彼女に伝えました。

 その結果かどうかは分かりませんが、結果はなんと一位入賞。っていうか優勝ですね。縄手北中学始まって以来の快挙だそうです。おまけに大阪府大会にも進出です。なかなかですよね。え~彼女は生粋の大阪の人間です。ご両親は九州出身なので、大阪弁と故郷の方言とのバイリンガルです(笑)。

 そしてコンテスト後「先生のアドバイスは役に立った?」「うん!めっちゃ役に立った!うひょ~」ですって。

 彼女には私が肩入れしてしまう理由があります。それは「小さいころからお預かりしていたこと。」

 彼女をお預かりして丸6年が、塾でお預かりして丸一年が過ぎました。少し上下はありますが、安定してきたと思います。今のところこの大得意の英語を生かした進路を考えているようですが、まだまだその想いが形になっているわけではないようです。これまで伝えてきたこと、頑張ってきたことを生かしてほしいと思います。

 大金星を挙げてくれた彼女は、たとえ挙げていなくても、私の自慢の生徒ですよ。進路についてどれだけ悩もうが、ちゃんと最後まで一緒に考えます。心配しないで、まずは目の前の試験を全力で頑張ってね!
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