東大阪でそろばん教室を運営しているの先生のブログ 関西珠算瓢箪山教場・石切教場

子供たちから教えられたこと、感じたことを想いのままに綴ります。

基礎基本の徹底~めざせわりざんマスター~ 3

2013-11-02 00:35:50 | そろばん学習で得るものは?
またまた前回の続きです

 わりざんの計算が上手になる以外の目的。そのふたつ目が

 
自分自身に勝つ


 これです。よく保護者の方から聞くお言葉に「うちの子はやればできると思うんですがやらないんです」というものがあります。

 その通りです。だって「やらない」のですから「できなくて当たり前」です。

 できないという子供の90%以上が「やらなければいけない当たり前のことをしていない」ということです。残りは、子供がもつ個性が原因である場合です(たとえば軽度発達障害やLDといったものがあてはまりますがここでは触れないことにします)。

 では「やらなければいけない当たり前のこと」とはなんでしょうか?。それはずばり「できるまでやり遂げる」ことなんです。

 たとえば、間違いを直すことがこれにあたります。でもただ「正しい答えを赤で書けばいい」のではないんです。九九を間違って覚えているのか?、引き算を間違っているのか?、÷3の問題で問題の3を答えにしてしまったのか?。その原因を突き止めて改善すること。これが間違い直しです。正しい答えを赤で書いたって、次に正しい答えになるわけではありません。ここに

正しい答えを出す!


という本人の意思がなければ、なかなか百点にたどり着けるものではありません。そしてこの

間違いの原因を自分で見つける


ことが、これから先の学習において本当に必要な能力であり、「できないままほっておくことが気持ち悪く感じる」ように成長してくれれば、しめたものです。こんなにうれしいことはありません。

 そしてまさに今日、そのことを体現してくれた生徒が一人出ました。5年生の彼女は、6年生の漢字テストで満点を取りました。納得いくまで書いて覚え、自分でテストに挑戦し、間違いがないか繰り返し確認することをおうちでやってきたのです。答案・テキストを見ることで、彼女の家庭での勉強が手に取るように見えました。そして自分に甘い数人に「これを勉強というんだ!。5年生でここまでできる○○さんは本当にすごい!」と褒め称えました(彼女は若干とまどっていましたが。だって彼女はこうすることを当たり前と感じていますから)

 というわけで、3日分に分けて書き連ねましたが、たかだかわりざんの計算を毎日することが、たかだかな内容ではないんだということが少しは伝わりましたでしょうか?。プリントは÷1桁=2桁とあまりのレベルD・÷2桁=1桁とあまりのレベルE・÷3桁=1桁とあまりのレベルFまで用意しています。ちなみにこの女子生徒はレベルF60問を2分以内でこなします。

 ここまで伸びてくれれば、あとは勝手に自分で伸びていきますから、私はその彼女が伸びていくためのヒントを伝え続ければOKということです。

 自分に打ち勝てと書いていて、私が自分のおなかのお肉に打ち勝っていないことに気づきました…。私もがんばります(オチつきました?)
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