昨日 午前中は 荒れた春一番でしたが お昼ごろには 暖かい春の天気でした。
午後穴熊さんの ご機嫌をうかがいつつ 隣町の麹やさんへ甘酒の麹を買いに行きました。
昔からの麹屋さんで お店は道路拡張で 綺麗になりましたが 麹菌の住む 工場は昔のままです。
なりより 人の好いご主人と 私にも負けない体格の奥さん いつもにこにこと迎えていただきます。
お客さんも だんだん少なくなって……と嘆いておられた奥さん 昨今の 塩麹ブームで 経営が一新したのがわかります。
田舎のどの家も寒い冬は 甘酒を作って飲んでいました。
私の集落も 秋のお祭りの前には 各家から 甘酒麹の注文を取り お米とわずかな加工賃で 麹を手にして甘酒を作っていました。
が 持参するお米も古米やくず米などが 持ち込まれるようになり 今はお米持ち込みは なしです。
昨日伺ったとき 店番がご主人だったので 「奥さんは?」 と聞いたら 案の定 「足が悪くて 入院していますわ」 との返事。
もうすぐ帰れるでしょうと うれしそうでした。
そして 夕食の準備とともに 甘酒を仕込みました。 穴熊流ですが 温度計とハイテクの保温鍋が 頼りです。
今朝は 発酵を止め 出来上がりです。