超人日記・俳句

俳句を中心に、短歌や随筆も登場します。

#俳句・川柳ブログ 

新宿でディープなときを味わう

2019-03-12 01:51:56 | 無題
2時にクラ友と新宿紀伊国屋書店本店で待ち合わせる。紀伊国屋九階のディスクユニオンクラシック館に一緒に行き、クラヲタトークをしながらリストアップして来たCDを探して歩く、憧れの買い物をする。さすがにディスクユニオンは高い確率で探しているCDが見つかる。久しぶりに帰京すると楽しくて仕方がない。入るとすぐに私の欲しがっていたヴェーグ四重奏団のベートーヴェン全集を奇跡的にK島君が見つけてくれた。彼が買ったのはフォーレのCD、バーンスタインのハイドンの交響曲のCD 、シフのモーツアルトピアノソナタ全集とバッハ作品集、内田光子のシューベルト作品集、リリークラウスのモーツァルトピアノソナタ全集である。私はヴェーグ四重奏団のナイーヴのベートーヴェン全集とイングリット・ヘブラーのモーツアルト晩年のソナタ全集を選ぶ。コメダ珈琲が混んでいるので、ダグの地下でコーヒーを飲んで話す。マイルス・デイヴィスの写真の近くに座る。このまま視力が落ちるとCD聴く位かな。自分の話を録音した後でテープ起こしをするのもありかもしれない。ポミエのピアノソナタとかバーンスタインの1回目のマーラー全集とかボールト名曲集とかハンガリー四重奏団は諦めたと言っていた。あんなにディスクがあると選び切れない。もともと安いし色別割引でさらに安い。ワーグナーの話をしていたらワルキューレにそっくりな前奏のジャズがかかった。こういう偶然は嫌いじゃない。だけどある種の神秘主義は受け付けない。その辺の区別が微妙だな。道化と進化と間違えている人がいる話は受けていた。皆仕事にまつわる話を勢いよく話すが私はそれほどでもない。洋楽を聴きながら本を読んだり作文をしたりできない。中途半端に歌詞が混入して混乱する。それでも聞くのは昼休みのビーチボーイズか。デリダやハイデガーやラカンでは他人とわかりあえないけど解決の糸口は他人と共鳴する転移と逆転移と言うのは、発想としては面白いけど、実際どうなんだろうね。許光俊が権威になっちゃうと面白くないのは確かにそうだ。文春新書のクラシックCDの名盤シリーズでは、中野雄さんが一番公平な選曲をする。私は映画を見てもメモリたくなるから力が入って疲れる。クーベリックのアウディーテのマーラーライブは安く買えるのか。ちょくちょく行ってみよう。イーヴナットのメンブランの14枚組もひかれた。ブロムシュテットの第九ライブは音量レベルが小さすぎた。エリアーデの一般的な評価をコピーして持ってきた。何かの参考にしてほしい。今回買えなかったのはコンドラシンの日本版マーラー選集、イタリア四重奏団の全集などである。映画の好みで人格がある程度ばれるのはあるかもしれない。リヒテルとかは曲に自分のイメージをいっぱい託している。昔の音楽家はそうかもしれない。政治的に正しいと言うルールを芸術の世界にまで当てはめるのは無理がある。監視カメラを受け入れるか反発するかで世代が分かれる。8ミリカメラを中古カメラ屋で買って今映画をとっている人は相当マニアだなどと話す。めちゃくちゃ楽しかった。
6時に違う友人と待ち合わせて、海森2に行く。ラフテー、フーチャンプルー、ゴーヤチャンプルー、ミミガーを食べる。オリオンビールを飲む。ディープなライブをディープな所でやるようになった。スマイルもグッドバイブレーションもブライアンウィルソンとあの時代は確かに面白い。パソコンとスマホが勝手に同期してしまうのか、どうにかしろよ。恐怖劇場アンバランスは木乃伊の恋とか、サラリーマンの勲章とかがものすごくよくできている。マジンガーZのピグマン伯爵というのがすごい造形だ。そういう話に詳しい人と話し出すと止まらない仲になった。ミュージシャンが他人の曲をYouTubeに編集して流すのはやめて欲しい。インプロやアレンジで年々進歩している。過去の積み重ねだ。マイナスの要素も含めて人格の個性とはよく言った、と話す。
またすぐ会えるよ、と言って、握手して帰る。良い再会だった。
そろそろ、旅日記も終わり。

新宿でディープなときを過ごしたら銀の翼で北へまた立つ

コメント
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