ロヴロ・フォン・マタチッチのベートーヴェン・ライヴ録音全集もよかったが、音のいいベートーヴェン録音も聞きたい。
そんな時、私が取り出すのがエルネスト・アンセルメのヨーロッパの伝統箱のベートーヴェン交響曲全集である。
アンセルメはロシアもの、フランスものの第一人者として知られ、ディアギレフのバレエ・リュスの指揮者を務めた。
フルトヴェングラーより年上だが、長生きしたのでステレオ録音が大量に残っている。デッカの大箱が3っつ出ている。
ロシア音楽箱、フランス音楽箱、ヨーロッパの伝統箱である。ロシア、フランスには定評があるが、ドイツ系では変わり種扱いである。
デッカのカールショウもアンセルメのベートーヴェンなんか誰が聞くんだ、と言っていた。
だが、さすがデッカ。マタチッチのベートーヴェン・ライヴ録音と同時期だが、見事な実に絶妙なステレオ録音。
アンセルメはフルトヴェングラーと同世代だけあって、ドイツものを振ると、溜を作ってテンポ・ルバートを掛けたりと、大時代的なことを
結構やっている。それをきれいなステレオ録音で聞けるのだからご機嫌だ。アンセルメのドイツもの、大げさだが決めるところは決めて、バッチリである。古い録音で音のいいベートーヴェンなら、これで決まりである。
気障ながら大見得を切る大胆な名人芸がステレオで鳴る
そんな時、私が取り出すのがエルネスト・アンセルメのヨーロッパの伝統箱のベートーヴェン交響曲全集である。
アンセルメはロシアもの、フランスものの第一人者として知られ、ディアギレフのバレエ・リュスの指揮者を務めた。
フルトヴェングラーより年上だが、長生きしたのでステレオ録音が大量に残っている。デッカの大箱が3っつ出ている。
ロシア音楽箱、フランス音楽箱、ヨーロッパの伝統箱である。ロシア、フランスには定評があるが、ドイツ系では変わり種扱いである。
デッカのカールショウもアンセルメのベートーヴェンなんか誰が聞くんだ、と言っていた。
だが、さすがデッカ。マタチッチのベートーヴェン・ライヴ録音と同時期だが、見事な実に絶妙なステレオ録音。
アンセルメはフルトヴェングラーと同世代だけあって、ドイツものを振ると、溜を作ってテンポ・ルバートを掛けたりと、大時代的なことを
結構やっている。それをきれいなステレオ録音で聞けるのだからご機嫌だ。アンセルメのドイツもの、大げさだが決めるところは決めて、バッチリである。古い録音で音のいいベートーヴェンなら、これで決まりである。
気障ながら大見得を切る大胆な名人芸がステレオで鳴る