明易に猫踏んじゃった弾くピアノ
戦後すぐご進講する菩薩花
真夏日の背後に流る岩清水
雲間から時折洩れる風青し
夏暁に眺めが違う今朝の花
短夜を覚めて歳時記取り寄せる
この顔をじっと見ている岩鏡
草叢に隠れて居たり兎菊
気が付けば元の吾なり浦島草
夕暮れのエーデルワイス時計塔
あと二冊書く間があれば延齢草
煩悩の只中に咲く月桃花
戦後すぐご進講する菩薩花
真夏日の背後に流る岩清水
雲間から時折洩れる風青し
夏暁に眺めが違う今朝の花
短夜を覚めて歳時記取り寄せる
この顔をじっと見ている岩鏡
草叢に隠れて居たり兎菊
気が付けば元の吾なり浦島草
夕暮れのエーデルワイス時計塔
あと二冊書く間があれば延齢草
煩悩の只中に咲く月桃花