夏夜半仙界の味甘露水
夏の森見守って居る青葉木菟
無花果のジャムを作りて甘き蜜
夏の瀧心を洗う渓谷へ
よく冷えた果汁滴る夏の桃
冬瓜の花に午睡の蜻蛉かな
海の日の旅で月日を生き直す
朝顔が開き始めて透ける月
悩みつつ掬いし水に映る月
気前よき恩師の影や夏の夢
朝曇り水道栓を取り替えむ
霞み草机に置いて夏の筆
夏の森見守って居る青葉木菟
無花果のジャムを作りて甘き蜜
夏の瀧心を洗う渓谷へ
よく冷えた果汁滴る夏の桃
冬瓜の花に午睡の蜻蛉かな
海の日の旅で月日を生き直す
朝顔が開き始めて透ける月
悩みつつ掬いし水に映る月
気前よき恩師の影や夏の夢
朝曇り水道栓を取り替えむ
霞み草机に置いて夏の筆