青い空とわたし

青い空の日  白い雲の帆船をみていると

どこかへ どこまでも Harmonyと

走っていきたくなります

緑響く・御射鹿池へ

2013年09月25日 22時50分59秒 | 青い空の日は旅立(全般)
9月22日(日)

日帰り温泉、もみの湯での朝。きのうほどではないが、きょうも晴れ。

ゆっくりと朝食を食べて、山道具、服がほったらかしになっているクルマの中を、少し整理した。



▲ 9時過ぎに、「じゃあ出かけようか」



▲ おっと、前輪にカマキリくんが張り付いている。普通は緑色だと思うが、このカマキリは薄茶色、こいつも秋バージョンだ。


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ここから少し北上して、東へ曲がって191号線をふたたび八ヶ岳の方へ向かった。奥蓼科温泉郷の方面だ。温泉郷といっても、ネオンきらめく温泉街なんか無い。ひなびた温泉宿が数軒点在するだけのところ。昨年11月に天狗岳に登った時に通った道だが、この池の所在は気がつかず通り過ぎていたのだ。

山の中に入っていくと、この池、御射鹿池(みしゃかいけ)は、事前の何の標識もなく、右手に突然現れる。行きすぎてから戻って、池傍の狭いスペースにクルマを停める。

池に近づく。全体が目に・・ その一瞬、ハッとする。 (わっ、何!)




▲ 中央




▲ 右淵は緑の堤防になっている。




▲ 左淵

決して大きい池ではないが、

湖面の深い緑が心を浸(ひた)してくる。


御射鹿池を有名にしたのはこの絵。

 「緑響く」

▲ 日本画の東山魁夷(ひがしやまかいい)はこの池をモチーフに、1972年に白い馬の連作を幻想的に描いた。 「緑響く」 はそのひとつ。



自然の池のようにみえるが、1933年に農業用のため池として人工的に造られたもの。
池の奇妙な名前「御射鹿池(みしゃかいけ)」の由来は、諏訪大社の神に捧げる鹿を射る処、という意味があるそうだ。




▲ 池は191号の道沿いにある。駐車場はないが、手前と先に数台停められるオープンスペースがある。道沿いにも数台勝手に停めている。



▲ 私はHarmonyを、手前のスペースに停めた。向こうが池の右堤防だ。




▲ 左うしろに看板が立っていた。標高1528m、広さ1.3ha、最大水深8m。酸性が強いため魚などは生息できない。

見ごろは、紅葉の時期のようだ。クルマであふれかえるのだろうな。
この池は、晴天の昼間より、早朝あさもやがかかっているような時のほうが、幽玄神秘的に撮れるだろう。


よしっ。帰ろう。

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▲ 帰りすがら。赤岳では一度も「名も知らねど花シリーズ」の出番がなかったが(もう何も咲いてなかったため)、道路脇に秋桜コスモスが咲いていた。クルマを停止して撮った。
背景はもちろん、身近になった八ヶ岳。


帰りは諏訪ICから中央道に乗って、幸い渋滞もなく午後3時に帰宅。



近辺の位置関係;



B:美濃戸口   C:もみの湯   D:御射鹿池