9月5日(土)
車中泊の静かな朝。
よく眠れた。
あいにく曇り空で、浅間山は雲で見えないが、予報ではこれから晴れるはずだ。
コンビニで朝食のパンを買って、佐久市の南端、臼田町へ向かう。
▲ 臼田町のはずれにある小高い山、稲荷山の公園へ到着。
この公園に、decoは小学生の時学校から写生で来たとか。
駐車場で朝食のあと、散策を開始。
▲ スカシユリが咲き乱れていた。
花びらの付け根あたりが細く、隙間が見えることから透かし百合というらしい。
公園正面の階段を登っていくと、
デーンとロケットが現れる。
▲ 北朝鮮テポドン顔負けの、このロケット状の建造物はコスモタワーという。
ボクも町を走っていると、このタワーは見えるから知ってはいた。
しかし、deco も実際に近づいてみたことはないという。
▲ タワーは完全に無人、無料の施設。
では上ってみよう。
ところで、キミはなんちゅうかっこうしてるの?
▲ 上る前に説明を読んでいこう。
高さは34.9m。展望室が1階と2階にあるようだ。
できたのは、1988年(昭和63年)だから、生まれる前からなーんてことはなくて、最近できたのだ。
2階の展望室から眺める。
▲ 正面は国道141号が横切って走る。
向こうに八ヶ岳が見えるはずだが、雲で・・
▲ その裏は、千曲川が流れる。
左端に、浅間山がみえるはずが、今日は・・
あれが阿多多羅山、
あの光るのが阿武隈川。
ここはあなたの生まれたふるさと、
この不思議な別箇の肉身を生んだ天地。
(高村光太郎)
に真似てかっこよく詠じたかったが、八ヶ岳もアサマも見えないのではしょうがない。
しかし、キミの実家は見えたよ。
時計を見ると、10時近いので急いでタワーを駆け下りた。
さっきの説明版によると、10時にからくり時計が作動するのだ。
▲ 上部の三つの窓が開いて、人形が出てきて動き出した!
▲ 下の二つは、小さなエンゼルみたい。
上の一つは、天使みたいなのが動くのだ。
合わせて、更に下にある4体の星座彫刻(ケンタウルス座、ヘラクレス座・・)もくるくる回り出した。
そして、オルゴールみたいな音楽が流れる。
ただ、肝心の時計表示は間違っている。というか故障中で動いていない。
春先に落雷が落ちて停止したままだ、と散歩中のおばさんが言ってた。
~・~・~・~・~・
お義母さんのグループホームに行く途中、地元スーパーのツルヤに寄る。
このツルヤは小諸が発祥のスーパーだが、軽井沢にも軽井沢店がある。
おもしろいことに、軽井沢の別荘族がやたらとツルヤの商品を推奨するのだ。
ツルヤオリジナルのジャムやら、そしてこのTSURUYAオリジナルリンゴジュースも。
これを伝え聞いた親類から、今度行ったらリンゴジュースを買ってきてほしいと。
▲ 紅玉ジュースとふじジュースと混合ジュースの3種類があるようだ。
紅玉ではなくて、ふじと頼まれているので6本入り箱を二つ買ったよ。
一箱は、ミーハー度では人後に落ちない我が家のものだ。
~・~・~・~・~・
11時にグループホームで、deco の弟さんと合流。
お義母さんを、昨日に引き続きドライブにお連れすることに。
まず、お義父さんのお墓参りに。
▲ 一族だけのお墓が立ち並ぶところに。
山を背景に、前面には原っぱとたんぼが広がる。
すっきりした見通しのよいロケーションだ。
いいなあ、こういうところも・・
▲ お墓近くのあぜ道に咲く花。
名前は知らねど、この青い小さい雑草的花、昔からあって懐かしい気がした。
(追記:地場のNさんから連絡あり、ムラサキツユクサとか)
お義母さん、deco、弟さん、ボクの4人が、墓参りのあと来たのは、JR小海線の八千穂駅前。
▲ 八千穂駅。
小海線は佐久と小淵沢を結び中央線につながる。
中途に、最高地点駅の野辺山、清里を通るあの単線だ。
▲ その駅舎に隣接するレストラン(近辺唯一の)、タカトンボに昼食に入る。
ボクは初めてだが、ご家族3人はお義父さんとも来たことがあるそうだ。(唯一だし)
▲ 各自、思い思いの注文をした。
ボクは、タコ入り冷たいパスタを。
あっさりしていておいしかった。
食事を終えて、帰るころに電車が入ってきた。
▲ ボクは鉄ちゃんじゃないが、緑色の列車が高原電車にふさわしい気がして、パチ、パチ撮ってしまった。
~・~・~・~・~
午後2時からが、特養ホーム、グループホーム合同の夏祭りの開始時刻。
ちょうど間に合って、私達4人は外出から戻ってきた。
▲ 同地区の中学校のブラスバンドの演奏。
あまちゃんを始め、朝ドラの主題曲を数曲演奏してくれた。
▲ 同じく小学校の合唱団による合唱。
東北震災の曲とか数曲歌ったあと、最後の曲はやはりこれ。
「信濃の国」の合唱だ。長野県人は小さい時からこれを歌わせられる(いや、喜んで歌う)。
結婚式の時もこれの合唱だ(私の時も・笑)。
1.
信濃の国は十州じっしゅうに 境さかい連つらぬる国にして
聳そびゆる山は いや高く 流るる川は いや遠し
松本 伊那 佐久 善光寺 四つの平たいらは肥沃ひよくの地
海こそなけれ 物さわに 万よろず足たらわぬ事ぞなき
6番まであるが、ご紹介は1番だけでよかろう。
この地、佐久が4つの平野の一つで、肥沃の地として謳われているから。
▲ 地区の同好会のフラダンスも。
▲ 龍神太鼓の演奏も。
▲ いいねー。
入所されている方の多くは、一人歩行が困難でクルマ椅子に乗ったまま見て楽しむ形だった。
少しでも、興味をひく体験をしてほしい。
近隣に溶け込んだ施設でありたい。
という観点からの夏祭りのようであった。
この準備のためには、施設の介護士さんたちの労力も相当あっただろうと思うと、有難いものだ。
お義母さんはどれだけ楽しめたのかはわからないが、近くの席の入所者の方と話をしていたから、それだけでもいいのでは。私たちには、帰りたいを繰り返す。
私達が言えるのは、「またくるから」だけ。
またくるから。と言って4時過ぎにホームを後にした。
~・~・~・~・~・
▲ 今晩の居所。八峰の湯(やっほうのゆ)。
実家から40分ほどの標高1270mの八ヶ岳山麓にある。いつもはdecoが実家で、私一人が来る私一人の隠れ家的湯だったが、実家にだれもいなくなった今、彼女もいっしょに車中泊だ(笑)。
▲ お風呂の後は、いつものように食事処で夕食。
小海産そば粉100%の、せいろそば、月見とろろそば。岩魚唐揚げ、大根サラダ。
で満足、満足。ビールも少し入って、今日もよく寝れるだろう。
了
車中泊の静かな朝。
よく眠れた。
あいにく曇り空で、浅間山は雲で見えないが、予報ではこれから晴れるはずだ。
コンビニで朝食のパンを買って、佐久市の南端、臼田町へ向かう。
▲ 臼田町のはずれにある小高い山、稲荷山の公園へ到着。
この公園に、decoは小学生の時学校から写生で来たとか。
駐車場で朝食のあと、散策を開始。
▲ スカシユリが咲き乱れていた。
花びらの付け根あたりが細く、隙間が見えることから透かし百合というらしい。
公園正面の階段を登っていくと、
デーンとロケットが現れる。
▲ 北朝鮮テポドン顔負けの、このロケット状の建造物はコスモタワーという。
ボクも町を走っていると、このタワーは見えるから知ってはいた。
しかし、deco も実際に近づいてみたことはないという。
▲ タワーは完全に無人、無料の施設。
では上ってみよう。
ところで、キミはなんちゅうかっこうしてるの?
▲ 上る前に説明を読んでいこう。
高さは34.9m。展望室が1階と2階にあるようだ。
できたのは、1988年(昭和63年)だから、生まれる前からなーんてことはなくて、最近できたのだ。
2階の展望室から眺める。
▲ 正面は国道141号が横切って走る。
向こうに八ヶ岳が見えるはずだが、雲で・・
▲ その裏は、千曲川が流れる。
左端に、浅間山がみえるはずが、今日は・・
あれが阿多多羅山、
あの光るのが阿武隈川。
ここはあなたの生まれたふるさと、
この不思議な別箇の肉身を生んだ天地。
(高村光太郎)
に真似てかっこよく詠じたかったが、八ヶ岳もアサマも見えないのではしょうがない。
しかし、キミの実家は見えたよ。
時計を見ると、10時近いので急いでタワーを駆け下りた。
さっきの説明版によると、10時にからくり時計が作動するのだ。
▲ 上部の三つの窓が開いて、人形が出てきて動き出した!
▲ 下の二つは、小さなエンゼルみたい。
上の一つは、天使みたいなのが動くのだ。
合わせて、更に下にある4体の星座彫刻(ケンタウルス座、ヘラクレス座・・)もくるくる回り出した。
そして、オルゴールみたいな音楽が流れる。
ただ、肝心の時計表示は間違っている。というか故障中で動いていない。
春先に落雷が落ちて停止したままだ、と散歩中のおばさんが言ってた。
~・~・~・~・~・
お義母さんのグループホームに行く途中、地元スーパーのツルヤに寄る。
このツルヤは小諸が発祥のスーパーだが、軽井沢にも軽井沢店がある。
おもしろいことに、軽井沢の別荘族がやたらとツルヤの商品を推奨するのだ。
ツルヤオリジナルのジャムやら、そしてこのTSURUYAオリジナルリンゴジュースも。
これを伝え聞いた親類から、今度行ったらリンゴジュースを買ってきてほしいと。
▲ 紅玉ジュースとふじジュースと混合ジュースの3種類があるようだ。
紅玉ではなくて、ふじと頼まれているので6本入り箱を二つ買ったよ。
一箱は、ミーハー度では人後に落ちない我が家のものだ。
~・~・~・~・~・
11時にグループホームで、deco の弟さんと合流。
お義母さんを、昨日に引き続きドライブにお連れすることに。
まず、お義父さんのお墓参りに。
▲ 一族だけのお墓が立ち並ぶところに。
山を背景に、前面には原っぱとたんぼが広がる。
すっきりした見通しのよいロケーションだ。
いいなあ、こういうところも・・
▲ お墓近くのあぜ道に咲く花。
名前は知らねど、この青い小さい雑草的花、昔からあって懐かしい気がした。
(追記:地場のNさんから連絡あり、ムラサキツユクサとか)
お義母さん、deco、弟さん、ボクの4人が、墓参りのあと来たのは、JR小海線の八千穂駅前。
▲ 八千穂駅。
小海線は佐久と小淵沢を結び中央線につながる。
中途に、最高地点駅の野辺山、清里を通るあの単線だ。
▲ その駅舎に隣接するレストラン(近辺唯一の)、タカトンボに昼食に入る。
ボクは初めてだが、ご家族3人はお義父さんとも来たことがあるそうだ。(唯一だし)
▲ 各自、思い思いの注文をした。
ボクは、タコ入り冷たいパスタを。
あっさりしていておいしかった。
食事を終えて、帰るころに電車が入ってきた。
▲ ボクは鉄ちゃんじゃないが、緑色の列車が高原電車にふさわしい気がして、パチ、パチ撮ってしまった。
~・~・~・~・~
午後2時からが、特養ホーム、グループホーム合同の夏祭りの開始時刻。
ちょうど間に合って、私達4人は外出から戻ってきた。
▲ 同地区の中学校のブラスバンドの演奏。
あまちゃんを始め、朝ドラの主題曲を数曲演奏してくれた。
▲ 同じく小学校の合唱団による合唱。
東北震災の曲とか数曲歌ったあと、最後の曲はやはりこれ。
「信濃の国」の合唱だ。長野県人は小さい時からこれを歌わせられる(いや、喜んで歌う)。
結婚式の時もこれの合唱だ(私の時も・笑)。
1.
信濃の国は十州じっしゅうに 境さかい連つらぬる国にして
聳そびゆる山は いや高く 流るる川は いや遠し
松本 伊那 佐久 善光寺 四つの平たいらは肥沃ひよくの地
海こそなけれ 物さわに 万よろず足たらわぬ事ぞなき
6番まであるが、ご紹介は1番だけでよかろう。
この地、佐久が4つの平野の一つで、肥沃の地として謳われているから。
▲ 地区の同好会のフラダンスも。
▲ 龍神太鼓の演奏も。
▲ いいねー。
入所されている方の多くは、一人歩行が困難でクルマ椅子に乗ったまま見て楽しむ形だった。
少しでも、興味をひく体験をしてほしい。
近隣に溶け込んだ施設でありたい。
という観点からの夏祭りのようであった。
この準備のためには、施設の介護士さんたちの労力も相当あっただろうと思うと、有難いものだ。
お義母さんはどれだけ楽しめたのかはわからないが、近くの席の入所者の方と話をしていたから、それだけでもいいのでは。私たちには、帰りたいを繰り返す。
私達が言えるのは、「またくるから」だけ。
またくるから。と言って4時過ぎにホームを後にした。
~・~・~・~・~・
▲ 今晩の居所。八峰の湯(やっほうのゆ)。
実家から40分ほどの標高1270mの八ヶ岳山麓にある。いつもはdecoが実家で、私一人が来る私一人の隠れ家的湯だったが、実家にだれもいなくなった今、彼女もいっしょに車中泊だ(笑)。
▲ お風呂の後は、いつものように食事処で夕食。
小海産そば粉100%の、せいろそば、月見とろろそば。岩魚唐揚げ、大根サラダ。
で満足、満足。ビールも少し入って、今日もよく寝れるだろう。
了