9月20日(日)
大きな栗の木の下で
あなたとわたし
なかよく遊びましょう
大きな栗の木の下で
今日はみんなで朝4時起き、5時に家を出発した。
行く先は、信州の栗の里小布施(おぶせ)だ。
▲ 小布施には8時半頃到着。
中心に一番近い町営駐車場は既に満車。ちょっと離れた町営松村駐車場に停める。300エン。
町の中心へ向かう歩道の花壇には手入された綺麗な花が咲いている。これはアザミ。
町の皆さん努力されている。
▲ 第一のお目当て、竹風堂(ちくふうどう)小布施本店。
ここで欲しいものは、小布施でこの店が初めて売り出したという栗おこわだ。
8時から開店していて、もう多くのお客さんがいる。
▲ 栗おこわを詰めているのが見れる。
一人用620円(税抜)・・・
今の時間は待たずに買えるようだ。
過去二回昼時に小布施に来た時、1回目は買うのをあきらめた。
2回目にdecoのご両親と来た時は、整理券をもらって並んで買って、駐車場のキャンピングカーの中で食べた・・。
今日こそは、ご両親と果たせなかった夢(おおげさだよ)、ここの2階のレストランで栗おこわ定食を食べるぞ!
レストランの開店は10時からで、まだ1時間ほどある。
ちょっと散策してこよう。
▲ 栗鹿ノ子で有名な、もう一つの老舗の小布施堂本店前。
来る時気が付いたが、この店を取り囲む長~い行列が今も続いている。
何の行列か、店の人に尋ねた。
パンフレットをくれた。これだ。
▲ 季節限定(9/14~10/31)の朱雀を求める人の列なのだ。
獲れたての新栗を用いて、素麺状に仕立てたもの。砂糖は使わず、栗そのものの風味が売り物。
製造所直結の販売先だけで可能になるとか。
整理券は、ななんと7時半で配布終了。
今度はそれを食べるために、9時オープンを並んで待っているのだ。
ああ、気が遠くなる。(けど来年は毎日が日曜日、平日に来ようか・笑)
竹風堂に戻る。
▲ レストランの整理券は出さない。食事をしたいお客さんはここの待合室で待っている。
2階のレストランへの階段はロープが張ってあって、その前に自主的に並ぼうとすると(笑)、お店の人に待合い室で待機するようにていねいに言われる。
10時数分前に階段の前をウロウロしていて、並んでくださいと指示があるや、さっと列のほぼ先頭に立った。通勤時、電車の乗り換えに階段を駆け上がり、プラットフォームではすぐ列する日頃の訓練が功を奏す。
▲ ようやく手にした、栗おこわ 山家(さんが)定食 1450エン(税抜)。
ニジマスの甘露煮、アップルワイン、むかごのくるみ和え等が付く。
先週の道の駅こぶちさわに引き続いて、ニジマスの甘露煮だ。これは信州の名物だから。
家では栗ごはんだが、ボクは好きだ。ここの栗は甘い。おこわもかんでると味が出る。
お義父さん、やっと食べれましたよ。
▲ 皆さんも満足そう。いや、実は我々朝から何も食べてないのです(笑)。
昨日の夜は、みんなですき焼きを食べたが、今日は10時に栗おこわを食べることが分かっていたので、朝食も控えて小布施にとんできたのだ。
▲ レストランの席からの、小布施の通りが見える。
人が増えてきたかな。
栗おこわのあとは、栗デザートでお茶を飲もう。
▲ 栗の木テラス。
ここも人気店だから、容易には入れない。
実は竹風堂で食事を待っているあいだに、ここを覗いてみたらウェイティングリストに皆さん名前を書いていた。で、即名前を書いた(9時半頃)。既に25番目だった。
栗の木テラスも10時スタート。11時ちょっと前にお店に行ったが、入り口は待ち客でごったがえしていた。
▲ 入り口から、店内を見通すところ。
11時20分ごろ、ようやく「○○さ~ん」、私達5名にお呼びがかかった。
栗の木テラスは、紅茶とケーキの専門店。
▲ 紅茶はポットサービスで20種類ほどあり(550円中心)、好きな種類を選ぶ。
ケーキは10数種類。隣りの工房でつくっている。
▲ 一番人気のケーキはやはり、小布施栗をふんだんに使ったこのモンブラン 390エン。
女性達はモンブランにした。栗の風味が強くて、わーッと感激の声を上げていた。
▲ 息子は、「今月のケーキ」を注文していた。
チョコレートだな。
▲ ボクはこの「栗のカステラロール」350エンにした。中と上に栗がある。
紅茶は、スリランカのウバ。この店のオリジナルということで。
まあ、スイーツはいくらでも食べれるねー。
▲ 内装は西洋アンティークの家具で統一されたシックな感じ。
できるだけ、ゆっくり食べて、お茶を味わって飲んで、このひと時を楽しみましたよ。
Umiちゃんも、モンブランだったけれど一口食べて、いらなーい。
甘いものは当然好きなUmiちゃんだが、自然の栗の甘さというものは、案外あのザラつき感とともに子供には受け入れにくいのかも。
喫茶のあと、通りを歩く。
▲ 焼き栗の販売。
▲ 栗そのものと、いが栗の販売も。
息子夫婦が、マンションの入り口に飾るのだと言って、いが栗を買った。
いが栗がアートだよ。
都心には、栗の木なんてないよな。
「甲州ぶどうに紀州のみかん、栗は信州小布施栗」とうたわれて小布施の栗は昔から有名。
江戸時代には「栗年貢」として幕府に献上されていたほどだ。
酸性の土壌と内陸性気候が生み出す、色つやのよい大粒の実が特徴だ。
ぶどうの直販所もあって、
▲ deco は巨峰を買って帰った。
他にも食べてみたいお店はあったが、一日に何度も食べれるわけでもないので次回の楽しみにとっておこう。
小布施でもう一つ訪れてみたいスポットがあった。
町の中心から北東へ車で15分ほどの地にある、岩松院(がんしょういん)という曹洞宗のお寺だ。
▲ 仁王門。門の奥に本堂が見える。
岩松院には、秀吉の重臣だったが徳川の世になって広島からこの地に国替えされた福島正則の霊廟がある。
▲しかしそんなことより、本堂の天井に描かれているこの絵が有名。
本堂に入ってみる。拝観料300円。
Google画像より
▲ 江戸時代の浮世絵画家、葛飾北斎は晩年をこの地小布施で過ごした。
北斎は最晩年の作品を岩松院の本堂の天井画に残している。
Google画像より
▲ 「八方睨み(にらみ)鳳凰図」
色彩が今も鮮やかなのには驚く。想像上の鳥、鳳凰(ほうおう)がダイナミックに描かれているのは分かる。
この本堂の裏には小さな池がある。
▲ 蛙合戦(かわずがっせん)の池、という。
春には、おすのヒキガエルがめすのヒキガエルのうばいあいのけんかをする。
信州の俳人・小林一茶は、その合戦を見て「やせ蛙まけるな一茶これにあり」と1816年にこの地で詠んだ。
その句碑が池にあった。
さあ、今年の小布施はここまで。
~・~・~・~・
小布施をあとにして、佐久のICを降りた。
decoのおかあさんのグループホームに立ち寄る。
もちろん事前連絡なしだ。
お義母さんは、孫にあたる息子の顔を見て即座に、「○○ちゃん、よく来てくなすった」。
息子の名をまだ覚えていて、これにはうれしいと同時にびっくり。
Umiちゃんは、初めてではないのに、もじもじしていて、ひいおばあちゃんには一言も発せず。
decoは、おかあさんに小布施に行った事を説明し、栗鹿ノ子を渡した。
おかあさんは、15日の敬老の日に佐久市からお祝いとしてもらったニジマスの甘露煮を、持って帰ってくれと。
おいおい、またニジマス甘露煮だよ。
▲ 帰りに、ホームの前で写真を撮る。
そしてdeco は、「またくるね」。
▲ グループホームの前。
稲穂が見事な黄色になってきた。
▲ このまま、無事に収穫されるといいねー。
▲ 土手(あぜ)のところには、稲穂に混じって、雑草だろうが赤い花が。
お前も綺麗だね。
(追記:読者の方より「イヌタデ」↑とのご教示をいただきました)
小布施の位置
大きな栗の木の下で
あなたとわたし
なかよく遊びましょう
大きな栗の木の下で
今日はみんなで朝4時起き、5時に家を出発した。
行く先は、信州の栗の里小布施(おぶせ)だ。
▲ 小布施には8時半頃到着。
中心に一番近い町営駐車場は既に満車。ちょっと離れた町営松村駐車場に停める。300エン。
町の中心へ向かう歩道の花壇には手入された綺麗な花が咲いている。これはアザミ。
町の皆さん努力されている。
▲ 第一のお目当て、竹風堂(ちくふうどう)小布施本店。
ここで欲しいものは、小布施でこの店が初めて売り出したという栗おこわだ。
8時から開店していて、もう多くのお客さんがいる。
▲ 栗おこわを詰めているのが見れる。
一人用620円(税抜)・・・
今の時間は待たずに買えるようだ。
過去二回昼時に小布施に来た時、1回目は買うのをあきらめた。
2回目にdecoのご両親と来た時は、整理券をもらって並んで買って、駐車場のキャンピングカーの中で食べた・・。
今日こそは、ご両親と果たせなかった夢(おおげさだよ)、ここの2階のレストランで栗おこわ定食を食べるぞ!
レストランの開店は10時からで、まだ1時間ほどある。
ちょっと散策してこよう。
▲ 栗鹿ノ子で有名な、もう一つの老舗の小布施堂本店前。
来る時気が付いたが、この店を取り囲む長~い行列が今も続いている。
何の行列か、店の人に尋ねた。
パンフレットをくれた。これだ。
▲ 季節限定(9/14~10/31)の朱雀を求める人の列なのだ。
獲れたての新栗を用いて、素麺状に仕立てたもの。砂糖は使わず、栗そのものの風味が売り物。
製造所直結の販売先だけで可能になるとか。
整理券は、ななんと7時半で配布終了。
今度はそれを食べるために、9時オープンを並んで待っているのだ。
ああ、気が遠くなる。(けど来年は毎日が日曜日、平日に来ようか・笑)
竹風堂に戻る。
▲ レストランの整理券は出さない。食事をしたいお客さんはここの待合室で待っている。
2階のレストランへの階段はロープが張ってあって、その前に自主的に並ぼうとすると(笑)、お店の人に待合い室で待機するようにていねいに言われる。
10時数分前に階段の前をウロウロしていて、並んでくださいと指示があるや、さっと列のほぼ先頭に立った。通勤時、電車の乗り換えに階段を駆け上がり、プラットフォームではすぐ列する日頃の訓練が功を奏す。
▲ ようやく手にした、栗おこわ 山家(さんが)定食 1450エン(税抜)。
ニジマスの甘露煮、アップルワイン、むかごのくるみ和え等が付く。
先週の道の駅こぶちさわに引き続いて、ニジマスの甘露煮だ。これは信州の名物だから。
家では栗ごはんだが、ボクは好きだ。ここの栗は甘い。おこわもかんでると味が出る。
お義父さん、やっと食べれましたよ。
▲ 皆さんも満足そう。いや、実は我々朝から何も食べてないのです(笑)。
昨日の夜は、みんなですき焼きを食べたが、今日は10時に栗おこわを食べることが分かっていたので、朝食も控えて小布施にとんできたのだ。
▲ レストランの席からの、小布施の通りが見える。
人が増えてきたかな。
栗おこわのあとは、栗デザートでお茶を飲もう。
▲ 栗の木テラス。
ここも人気店だから、容易には入れない。
実は竹風堂で食事を待っているあいだに、ここを覗いてみたらウェイティングリストに皆さん名前を書いていた。で、即名前を書いた(9時半頃)。既に25番目だった。
栗の木テラスも10時スタート。11時ちょっと前にお店に行ったが、入り口は待ち客でごったがえしていた。
▲ 入り口から、店内を見通すところ。
11時20分ごろ、ようやく「○○さ~ん」、私達5名にお呼びがかかった。
栗の木テラスは、紅茶とケーキの専門店。
▲ 紅茶はポットサービスで20種類ほどあり(550円中心)、好きな種類を選ぶ。
ケーキは10数種類。隣りの工房でつくっている。
▲ 一番人気のケーキはやはり、小布施栗をふんだんに使ったこのモンブラン 390エン。
女性達はモンブランにした。栗の風味が強くて、わーッと感激の声を上げていた。
▲ 息子は、「今月のケーキ」を注文していた。
チョコレートだな。
▲ ボクはこの「栗のカステラロール」350エンにした。中と上に栗がある。
紅茶は、スリランカのウバ。この店のオリジナルということで。
まあ、スイーツはいくらでも食べれるねー。
▲ 内装は西洋アンティークの家具で統一されたシックな感じ。
できるだけ、ゆっくり食べて、お茶を味わって飲んで、このひと時を楽しみましたよ。
Umiちゃんも、モンブランだったけれど一口食べて、いらなーい。
甘いものは当然好きなUmiちゃんだが、自然の栗の甘さというものは、案外あのザラつき感とともに子供には受け入れにくいのかも。
喫茶のあと、通りを歩く。
▲ 焼き栗の販売。
▲ 栗そのものと、いが栗の販売も。
息子夫婦が、マンションの入り口に飾るのだと言って、いが栗を買った。
いが栗がアートだよ。
都心には、栗の木なんてないよな。
「甲州ぶどうに紀州のみかん、栗は信州小布施栗」とうたわれて小布施の栗は昔から有名。
江戸時代には「栗年貢」として幕府に献上されていたほどだ。
酸性の土壌と内陸性気候が生み出す、色つやのよい大粒の実が特徴だ。
ぶどうの直販所もあって、
▲ deco は巨峰を買って帰った。
他にも食べてみたいお店はあったが、一日に何度も食べれるわけでもないので次回の楽しみにとっておこう。
小布施でもう一つ訪れてみたいスポットがあった。
町の中心から北東へ車で15分ほどの地にある、岩松院(がんしょういん)という曹洞宗のお寺だ。
▲ 仁王門。門の奥に本堂が見える。
岩松院には、秀吉の重臣だったが徳川の世になって広島からこの地に国替えされた福島正則の霊廟がある。
▲しかしそんなことより、本堂の天井に描かれているこの絵が有名。
本堂に入ってみる。拝観料300円。
Google画像より
▲ 江戸時代の浮世絵画家、葛飾北斎は晩年をこの地小布施で過ごした。
北斎は最晩年の作品を岩松院の本堂の天井画に残している。
Google画像より
▲ 「八方睨み(にらみ)鳳凰図」
色彩が今も鮮やかなのには驚く。想像上の鳥、鳳凰(ほうおう)がダイナミックに描かれているのは分かる。
この本堂の裏には小さな池がある。
▲ 蛙合戦(かわずがっせん)の池、という。
春には、おすのヒキガエルがめすのヒキガエルのうばいあいのけんかをする。
信州の俳人・小林一茶は、その合戦を見て「やせ蛙まけるな一茶これにあり」と1816年にこの地で詠んだ。
その句碑が池にあった。
さあ、今年の小布施はここまで。
~・~・~・~・
小布施をあとにして、佐久のICを降りた。
decoのおかあさんのグループホームに立ち寄る。
もちろん事前連絡なしだ。
お義母さんは、孫にあたる息子の顔を見て即座に、「○○ちゃん、よく来てくなすった」。
息子の名をまだ覚えていて、これにはうれしいと同時にびっくり。
Umiちゃんは、初めてではないのに、もじもじしていて、ひいおばあちゃんには一言も発せず。
decoは、おかあさんに小布施に行った事を説明し、栗鹿ノ子を渡した。
おかあさんは、15日の敬老の日に佐久市からお祝いとしてもらったニジマスの甘露煮を、持って帰ってくれと。
おいおい、またニジマス甘露煮だよ。
▲ 帰りに、ホームの前で写真を撮る。
そしてdeco は、「またくるね」。
▲ グループホームの前。
稲穂が見事な黄色になってきた。
▲ このまま、無事に収穫されるといいねー。
▲ 土手(あぜ)のところには、稲穂に混じって、雑草だろうが赤い花が。
お前も綺麗だね。
(追記:読者の方より「イヌタデ」↑とのご教示をいただきました)
小布施の位置