青い空とわたし

青い空の日  白い雲の帆船をみていると

どこかへ どこまでも Harmonyと

走っていきたくなります

ほんとの空~安達太良山登山

2016年10月11日 14時25分22秒 | 同上 (山歩き)
10月10日(月)

安達太良山の奥岳登山口での朝。




▲ 駐車場はほぼ満杯。ボクのクルマは右列の背の高いアレ。もう分かっているでしょう。

おっと、問題は駐車状況ではなく、そら、空だ。

青い空は見えてはいるが、ほぼ薄っすらと雲が覆っている・・




▲ リフト前で、山を見ても上は雲、右端の下が青くなってはいる。

ほんとの青い空を見に行くという、本来の目的からいけば今日はパスすべき日だ。

しかし、山を眺め、横を登山者がゾクゾクと歩いていくのをみると。

ダメだ。抑えきれない、この胸の高鳴りを(笑)。




▲ で、初志を貫けず出発!! 7:20AM

あだたらエクスプレス(ゴンドラ)が運行開始する7時半前には辛うじて出発できた。




▲ 地図をチェック。

岳岳登山口 ⇒ 薬師岳展望台 ⇒ 安達太良山頂上 ⇒ くろがね小屋 ⇒ 登山口

の時計回り周回コースだ。

くどいようだが、あだたらエクスプレス(片道1000円)は乗らない。
節約志向ということでなく本質志向なのだ。

乗れば薬師岳まで6分だが、登山道を通れば1時間20分要するというがボクは乗らない(クドイ)。




▲ スキー場ゲレンデの上部を横切って、山道に入るとちらほらと紅葉している。





▲ 雨が続いたからだろう、登山道はこういうぬかるみ状態のところが多かった。

(タダ道だからしかたがない・・)




▲ 五葉松平という中継点まできた薬師岳まではあと少し。

ここで、背伸びして辺りを見回すと・・




▲ 樹林帯の向こうに、写真で見た小さなベル状のポチが!!

あれが安達太良山の頂上だな。




▲ 更に右側には群馬の荒船山みたいな絶壁状の山も見える。

そして、紅葉!
気持ちが高揚する。




▲ 薬師岳の山頂に来たかな。

もう、大勢の人がいる(ゴンドラできたのだろうキミたち)。

ワアーという歓声が聞こえる。




▲ ボクも、ワアーツ !

もう言葉はいらない。

例によって、ワイド画面でお見せしよう。
PC用:


スマホ用:







▲ 安達太良山の頂上を正面に。

安達太良山は「乳首山」(ちくびやま)の別名がある。

誰だ、そういうゲスなあだ名を付けるのは(怒)。




▲ 乳首山でなかった。。安達太良山頂上をズームアップする。

見ろ、ゴツゴツじゃあないかあ。




▲ 左下方を見ると、ゴンドラが次々に上がってくる。

ボクは乗らなかったもんね。

ふもとは緑。紅葉はもっと先だろう。


薬師岳の頂上から安達太良山の方へ、少し歩を進めると・・



▲ 「この上の空がほんとの空です」の標柱が立っていた。

   ~あどけない話~ (智恵子抄より)

智恵子は東京に空が無いといふ。
ほんとの空が見たいといふ。

・・・

智恵子は遠くを見ながら言ふ。
阿多多羅山(あたたらやま)の山の上に
毎日出ている青い空が
智恵子のほんとうの空だといふ。
あどけない空の話である。


(高村光太郎)


智恵子さん、ごめんね。
こんな空しか見せてあげられなくて。

(優柔不断なSora)




▲ 頂上へ向かう。




▲ 登ってきた下を見る。

下界の街並みは、智恵子のふるさと二本松市だろうか。




▲ 青い空がちょっと出ると、あたりはこんなにも華やかになる。

だから、青い空が見たいのだよな。


ワイド画面でも、
PC用:


スマホ用:






▲ こういうのも綺麗だよねー。





▲ はい、到着。

正しくは山頂前ですが。

後ろの山頂ポチに登るには、順番待ちがとぐろを巻いて上まで続いている。




▲ 20~30分ほど、とぐろを巻いて山頂1700mへ!

ガスが出てきて、視界が悪くなった。




▲ 頂上の祠(ほこら)のすぐ隣にはこんなモノがあった。
少し祠より高いかもしれない。

岩をコンクリートで塗り固めて作った円柱状のモノ。
上は円錐状で・・

ユーモアなのか(笑)。




▲ その先っぽを、なでなでして。

自撮りしたが、そんなこと(なでなで+自撮り)をするのはボクだけみたいで、恥ずかしくなって即ワンショットで止めた。


頂上を下りるのもとぐろを巻いて、下の広場状のところでいつもの助六寿司パックを食べた。

ランチ後は尾根づたいに下山。



▲ 右手下には、これから左から巻いて降りる峰の辻が見える。





▲ 左手下には、沼ノ平の噴火口が見える。

月世界みたいな荒涼とした風景が。






▲ 花は、このダケカンバの実ぐらいか。

あちこちにあって、色をなしている。




▲ あ、ススキもありました。





▲ 今日は3連休のやっと晴れた最終日。

親子連れもいまして。

先頭のネズミ色帽子の男の子、ピンク色帽子の女の子、薄黒帽子の幼児がわけも分からずパパにおぶられて(笑)。

このカラーコーディネイトは後ろの赤いママさんでしょうか。いいですねー。


タブレットのおじさんが撮っているのは、



▲ この紅葉でした。

ここは薬師岳から見えた、荒船山のような屏風岩のところだ。





▲ なおもどんどん下って行く。





▲ くろがね小屋まで来た。

寄らずにパス。




▲ この小屋からあとは、わりと平坦な道がえんえんと続いた。





▲ おお、やっと奥岳登山口まで戻ってきたよ。 14:00PM

結局ずっとうす曇りだった以外は、すべて順調。

約6時間半の山行となった。




▲ 登山口のすぐ横には、日帰り温泉がある。

奥岳の湯。

クルマで珈琲を飲んでから、ゆっくり入ろう。

お疲れ様でした。