4月20日(金)
昨日の夕方に、ここへ来た。
奥多摩のJR青梅線・鳩ノ巣駅に近い観光駐車場。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/84/88e18eaaa0ada9e6d34446e6552c0eb5.jpg)
▲ 朝5時半に起床し、6時45分ごろに出発した。
今シーズン最初の山として選んだのは、川苔山(かわのりやま)。
標高1363m、標高差1050m、歩行時間6時間 という山のデータ。
「奥多摩山域では雲取山と並び山深く、複雑な地形や変化に富んだルートがこの山の魅力といえる」 (ボクのガイドブック) だって。
青梅線沿いの山は、50代前半の登り始めの頃はよく来たが、この山は残っていた。「奥深い」ので面倒な気がしたからだと思う。しかしもうそんことは言ってられない。高い山の残雪が消える前で、近場の山としては適切ではないか。
駐車場は標高315mだが、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/86/4682a36ee89a7926b38bfae4e6c489c7.jpg)
▲ 標高500m ぐらいまで上がってくると、山道脇には花が出てきた。
追記: 左 シャガ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/1c/7e7fd9c2f74ee2aa581db50747ced4e9.jpg)
▲ これは、ツツジ(漢字では躑躅で・笑)だろう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/0d/721fa6357abb60948b1518c1bacf3b54.jpg)
▲ これは、ヤマブキ だろう。これなら誰だって分かる。
ツツジもヤマブキも群生するほどではなく、チラホラと。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/33/e445eb39660ac2d607562651efefa231.jpg)
▲ この山は、戦後の植林事業でスギを選んだようだ。奥多摩は恐らくどこでもスギだ。(八ヶ岳はカラマツだった)
下から中腹まで、スギがほんとに整然と林立している。ご苦労さんでした。
しかし、スギ花粉の人は・・登れないのだろうな。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/2c/e7fc26114bc48b734f7260f7325000da.jpg)
▲ スギ林が終わると、忽然とブナ林に変わって、一気に明るくなった。
ミドリの新緑がまばゆい。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0235.gif)
奥多摩は山あいで強風が遮られているからだろうか、ここのブナはクネクネ湾曲せずに、白樺のように真っ直ぐに生えているのも気持ちがいい。
新緑の山道を歩きながら、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/e5/c494a7262cb94844b87d6462c33e878f.jpg)
▲ いつものように、ブナの若葉から透かして、青い空を見上げる。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0235.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/4c/626f349601c387aa39e407a25c2722d6.jpg)
▲ モミジも若葉で。イイネ。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0235.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/e4/5381a2a0f9ae2d970105172ff48130bd.jpg)
▲ 山の木立も、薄緑色だ。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0235.gif)
いよいよ、若葉・新緑の季節が始まった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/68/132b7b60aeabcfca63d2c5c763c60e8f.jpg)
▲ これもツツジだろう。紫色だからミツバツツジ?
ツツジ園というのはあまた有るが、山中でポツポツ咲いているツツジのほうが、ボクは好きだなあ。
大ダワの分岐点表示で、右方向には「悪路注意」と但し書きがあったが、ガイドブックどおりに往路は右側を選んだが・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/1d/c5a0c405a96466dad96108b5fe4c1ac2.jpg)
▲ とんでもない「悪路」だった。
崖っぷちに、細い山道。木杭みたいなもので支えてあるじゃないか!!
こんな崖道が続いて、ボクは必死の形相でたどった。
しかもガイドの絵地図の道はこの先で、中途で消えていて、大きく迂回する山道になっていた。ボクの「クルマで行く日帰り山あるき」は2005年版だからなあ。
しかしガイドの脚注にはこんなものもあった。
「(雨天時の)無謀な登山によって毎年、川苔山で何件もの遭難事故が起きている。ソロ登山は慎むことが大切。」
ソロソロ行こう。
出発後、およそ4時間経過して
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/36/5d5efcca3225ed8a4a3d31073f4cbf4c.jpg)
▲ ようやく、明るい山頂への尾根筋に出た。
ここでは、まだ枯れ木のままだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/c3/da22dcaed71f1b0db85e7dfd05daeeb7.jpg)
▲ それでも、新芽は芽吹いていて、うす緑色の芽がいっぱいに付いている。
新芽のひとつに触ってみると、しっとりとした指ざわりで、柔らか~い。新芽だけは異質の部位だ。こりゃあ、動物にとっては好物になるだろうな。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/26/9b7ac53f08750b1ff7d83596b3544bff.jpg)
▲ あの先が、いよいよ頂上だろう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/bc/e2437e10a35534344d085ec610eb8cfa.jpg)
▲ はい、到着。川苔山 1364m。11:07AM
出発から4時間20分ほどで。予定外に大回りしたとはいえ、CT の3時間15分に比べれば1時間も多くなった。崖から落ちなかったから、いいか(笑)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/2a/92c23844ed5f88d1213d2bad0300d18d.jpg)
▲ 山頂の向こう一角の展望がよくて。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/36/b79c88ce38a71d2830218cbb2ae8f81c.jpg)
▲ 霞みで富士山は見えてないこと、はボクにも分かったが、どこが丹沢、大菩薩、雲取・・なのかは、皆目分からないね。
「ま、えーんだ。晴れていれば。」と、強弁する Sora 。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/7e/0396c94ddf048b94b2a43ede2bd2267a.jpg)
▲ それより、お弁当だ。
三色おにぎり。昨夕に仕入れたものだから、固めだが、おいしいね。
合わせて買ってきた、アンパンもメロンパンも食べてしまった。
どうして、山頂でのメシはうまいのだろう、と改めて思った。
頂上には40分ほどいて下山開始。
下山は、大ダワ右分岐の「悪路」ではなくて、左分岐の鋸尾根経由で下りることにした。
それでも表示板には「岩稜注意」とあったが。
どこだって、注意なのだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/e8/7255cafd59f344b126e00fb04faeaac9.jpg)
▲ こういう、岩ゴツの山肌の尾根を、3回はアップダウンしながら降りていった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/67/78f45b9deb5213ca88ea509fadfd0a63.jpg)
▲ だいぶ下のほうで、スミレちゃんがいた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/da/65004a33b63d2c156b344678e98149dd.jpg)
▲ 鳩ノ巣の集落が見えてきた。
のどか(長閑)だねー。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/0c/1c13f58396a4d6eb2820413430f4112b.jpg)
▲ 駐車場には、3時近くに戻ってきた。14:49
おお、なんと出てから8時間経過だ。
コースタイムが6時間だから、2時間もオーバーだ! なんて嘆くことはしない。
おお、8時間もオレはまだ山で歩いてられるのだ。
今シーズンも、山は大丈夫だ!(笑)
付録;
若葉のころ / ビージーズ 歌詞
昨日の夕方に、ここへ来た。
奥多摩のJR青梅線・鳩ノ巣駅に近い観光駐車場。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/84/88e18eaaa0ada9e6d34446e6552c0eb5.jpg)
▲ 朝5時半に起床し、6時45分ごろに出発した。
今シーズン最初の山として選んだのは、川苔山(かわのりやま)。
標高1363m、標高差1050m、歩行時間6時間 という山のデータ。
「奥多摩山域では雲取山と並び山深く、複雑な地形や変化に富んだルートがこの山の魅力といえる」 (ボクのガイドブック) だって。
青梅線沿いの山は、50代前半の登り始めの頃はよく来たが、この山は残っていた。「奥深い」ので面倒な気がしたからだと思う。しかしもうそんことは言ってられない。高い山の残雪が消える前で、近場の山としては適切ではないか。
駐車場は標高315mだが、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/4b/f685128762c6a03ce4e4dcba8cfef03a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/86/4682a36ee89a7926b38bfae4e6c489c7.jpg)
▲ 標高500m ぐらいまで上がってくると、山道脇には花が出てきた。
追記: 左 シャガ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/1c/7e7fd9c2f74ee2aa581db50747ced4e9.jpg)
▲ これは、ツツジ(漢字では躑躅で・笑)だろう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/0d/721fa6357abb60948b1518c1bacf3b54.jpg)
▲ これは、ヤマブキ だろう。これなら誰だって分かる。
ツツジもヤマブキも群生するほどではなく、チラホラと。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/33/e445eb39660ac2d607562651efefa231.jpg)
▲ この山は、戦後の植林事業でスギを選んだようだ。奥多摩は恐らくどこでもスギだ。(八ヶ岳はカラマツだった)
下から中腹まで、スギがほんとに整然と林立している。ご苦労さんでした。
しかし、スギ花粉の人は・・登れないのだろうな。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/2c/e7fc26114bc48b734f7260f7325000da.jpg)
▲ スギ林が終わると、忽然とブナ林に変わって、一気に明るくなった。
ミドリの新緑がまばゆい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0235.gif)
奥多摩は山あいで強風が遮られているからだろうか、ここのブナはクネクネ湾曲せずに、白樺のように真っ直ぐに生えているのも気持ちがいい。
新緑の山道を歩きながら、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/e5/c494a7262cb94844b87d6462c33e878f.jpg)
▲ いつものように、ブナの若葉から透かして、青い空を見上げる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0235.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/4c/626f349601c387aa39e407a25c2722d6.jpg)
▲ モミジも若葉で。イイネ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0235.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/e4/5381a2a0f9ae2d970105172ff48130bd.jpg)
▲ 山の木立も、薄緑色だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0235.gif)
いよいよ、若葉・新緑の季節が始まった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/83/7dfbcaca3e07b45ef74da0d4cc14d702.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/68/132b7b60aeabcfca63d2c5c763c60e8f.jpg)
▲ これもツツジだろう。紫色だからミツバツツジ?
ツツジ園というのはあまた有るが、山中でポツポツ咲いているツツジのほうが、ボクは好きだなあ。
大ダワの分岐点表示で、右方向には「悪路注意」と但し書きがあったが、ガイドブックどおりに往路は右側を選んだが・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/1d/c5a0c405a96466dad96108b5fe4c1ac2.jpg)
▲ とんでもない「悪路」だった。
崖っぷちに、細い山道。木杭みたいなもので支えてあるじゃないか!!
こんな崖道が続いて、ボクは必死の形相でたどった。
しかもガイドの絵地図の道はこの先で、中途で消えていて、大きく迂回する山道になっていた。ボクの「クルマで行く日帰り山あるき」は2005年版だからなあ。
しかしガイドの脚注にはこんなものもあった。
「(雨天時の)無謀な登山によって毎年、川苔山で何件もの遭難事故が起きている。ソロ登山は慎むことが大切。」
ソロソロ行こう。
出発後、およそ4時間経過して
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/36/5d5efcca3225ed8a4a3d31073f4cbf4c.jpg)
▲ ようやく、明るい山頂への尾根筋に出た。
ここでは、まだ枯れ木のままだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/8b/a50f83efdd6423843aca3e7491910331.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/c3/da22dcaed71f1b0db85e7dfd05daeeb7.jpg)
▲ それでも、新芽は芽吹いていて、うす緑色の芽がいっぱいに付いている。
新芽のひとつに触ってみると、しっとりとした指ざわりで、柔らか~い。新芽だけは異質の部位だ。こりゃあ、動物にとっては好物になるだろうな。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/26/9b7ac53f08750b1ff7d83596b3544bff.jpg)
▲ あの先が、いよいよ頂上だろう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/bc/e2437e10a35534344d085ec610eb8cfa.jpg)
▲ はい、到着。川苔山 1364m。11:07AM
出発から4時間20分ほどで。予定外に大回りしたとはいえ、CT の3時間15分に比べれば1時間も多くなった。崖から落ちなかったから、いいか(笑)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/2a/92c23844ed5f88d1213d2bad0300d18d.jpg)
▲ 山頂の向こう一角の展望がよくて。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/36/b79c88ce38a71d2830218cbb2ae8f81c.jpg)
▲ 霞みで富士山は見えてないこと、はボクにも分かったが、どこが丹沢、大菩薩、雲取・・なのかは、皆目分からないね。
「ま、えーんだ。晴れていれば。」と、強弁する Sora 。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/7e/0396c94ddf048b94b2a43ede2bd2267a.jpg)
▲ それより、お弁当だ。
三色おにぎり。昨夕に仕入れたものだから、固めだが、おいしいね。
合わせて買ってきた、アンパンもメロンパンも食べてしまった。
どうして、山頂でのメシはうまいのだろう、と改めて思った。
頂上には40分ほどいて下山開始。
下山は、大ダワ右分岐の「悪路」ではなくて、左分岐の鋸尾根経由で下りることにした。
それでも表示板には「岩稜注意」とあったが。
どこだって、注意なのだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/e8/7255cafd59f344b126e00fb04faeaac9.jpg)
▲ こういう、岩ゴツの山肌の尾根を、3回はアップダウンしながら降りていった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/67/78f45b9deb5213ca88ea509fadfd0a63.jpg)
▲ だいぶ下のほうで、スミレちゃんがいた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/da/65004a33b63d2c156b344678e98149dd.jpg)
▲ 鳩ノ巣の集落が見えてきた。
のどか(長閑)だねー。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/0c/1c13f58396a4d6eb2820413430f4112b.jpg)
▲ 駐車場には、3時近くに戻ってきた。14:49
おお、なんと出てから8時間経過だ。
コースタイムが6時間だから、2時間もオーバーだ! なんて嘆くことはしない。
おお、8時間もオレはまだ山で歩いてられるのだ。
今シーズンも、山は大丈夫だ!(笑)
付録;
若葉のころ / ビージーズ 歌詞