青い空とわたし

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夏山旅 長い課題だった乗鞍岳・剣ヶ峰に登る

2019年08月14日 15時49分09秒 | 同上 (山歩き)

8月8日(木)

 乗鞍高原での朝。

5時半に目が覚める。17度まで外気温が下がった記録になっていた。車内は20度。

 

▲ 外に出て観光センター前の駐車場(標高1500m)に行ってみる。

オオッ、乗鞍岳(剣ヶ峰)がハッキリ見えるじゃないか! こりゃ早く出発した方がいい!

バタバタと用意をして6時10分発の畳平行のシャトルバスに飛び乗った。

 

実は、乗鞍高原は今回で4回目だ。2006年10月に初めて来たときは、畳平の降雪でシャトルバスが運行中止。2008年7月に来た時は畳平までバスで行ったが、雨で何も見えず、お花畑をちょっと覗いただけ。2009年10月に、一人で 来たときは畳平の富士見岳は登ったが、体力的に剣ヶ峰登攀は断念。そして10年後の今回は、主峰・剣ヶ峰は登るぞという思いで、やってきた。これ因縁の乗鞍岳だ。

 

 ▲ 1時間ほどバスに揺られて、7時過ぎに畳平(2703m)に到着。

バスが登る地点としては国内で一番高いそうだ。観光センターから標高差1200mを登ってくる。

待合所で、持ってきた菓子パンで朝飯を食べる。

 

 ▲ 行動開始。お花畑の横の山道を登山口へ向かって歩き出す。

 

 

 ▲ 今日の登山スタイルは、長ズボンをやめて、短パンのインディジョーンズスタイルだ(笑)。

長ズボンは暑い! それでも危険防止のため穿くのだが、今日の山は転倒スリップの危険が少ないから短パンでいいだろう。

 

 

 ▲ ヨツバシオガマ(左)はあちこちに。白い花(右)。

 

 

 ▲ 右手に、雪渓が残る不消ヶ池

 

 

 さらに登って、

 ▲ 目の前に、乗鞍岳の主峰の剣ヶ峰 3026mが見える処まできた。

前回の10年前に来たときは、ここでUターンして畳平まで戻った。手軽に登れるとはいえ、剣ヶ峰は3000m峰。心臓バイパス手術をしてまだ2年半、富士見岳は登ったのだし続けて剣ヶ峰まで登る自信は10年前はさすがに無かったのだ。

今は? ルンルン♪でして。有難いことだ。

 

 ▲ 左手には、シャトルバスが登ってきた「乗鞍エコーライン」(マイカーは通行禁止)が、大きく旋回しながら続いている。

 

 

 ▲ 肩の小屋まで来た。トイレもあり一休みもできるが、ここでは休むほどのこともない。

 

 

 ▲ 肩の小屋の前から、いよいよ剣ヶ峰への登山口だ。

ちょっとしたガレ場が始まる。

 

 

 ▲ 少し登って、うしろを振り返る。

赤い建物が肩の小屋。 上に白いドームが見えるのが東大宇宙線観測所。

 

 

 ▲ 上方を見ると、左下に頂上小屋(売店)、さらに右上に剣ヶ峰の本殿が見える。

 

 

 ▲ 右手には、権現池が。水面が深い青だ。

 

 

 ▲ 頂上小屋。

神社の記帳でもする所か? 何もせずに、ただ通り過ぎたので(笑)。

 

 頂上近辺に来た。

 ▲ 頂上のここをいったん回り込んで

 

 

 ▲ バンザーイ!!

 

 

 ▲ 前方はこのパノラマで。なるほど。

じゃ、ボクもバンザーイ。

 

 

 ▲ 頂上 3026m。久々の3000mだ。9:09AM

みなさんは、そこに置いてある「乗鞍岳」のボードを持って記念写真を撮るのだが、

 

 

 ▲ ボードを持って撮ってもらうのは、さすがに気恥ずかしくて

帽子だけ脱いで。

 

 

 ▲ 頂上の乗鞍本宮本殿。

次から次へと登ってくる。

 

 

 ▲ 半分雲のかかったあの山は・・

ズームすると

 

 ▲ そう、御岳山 3067m 。

あの頂上の神社は復元されたのだろうか・・

 

 座って、手のひらの10円玉や100円玉の小銭を数えている外人さんがいた。

 

 「お賽銭をいくらにしたらいいのか、悩んでいるの?」 とまたバカな質問をして。

それをきっかけに、30分ほど話し込んでしまった。

日本には神が800も居るの?から始まって、神社とお寺の違いは?、なんで年寄りがこんなに登ってくるの?、悠久の自然の中に包摂されていく限りある人生観、等々の意見交換。彼はデンマーク人。学生だろう。台湾、日本、韓国でなぜ電子製品が先進化したのか秘密を知りたくて来た。日本には2週間いて、次は韓国に行くとか。製薬の生産工程での合理化、自動化で製薬コストを下げることに関心を持っていてそういう仕事につきたいと。がんばれよ。

個人情報なので、写真は足だけ(笑)。左がこのにーちゃん、右がじじい。

 

 10年間の課題だった剣ヶ峰登頂だけでなく、国際交流まで無事終えて、では下山だ。

 ▲ 右手の乗鞍大雪渓のところに・・

点々と動く人影が。

 

 

 ▲ スキーをやっている。

昔、誘われたことがあったな。しかし、ここはリフトも全くないから、テクテク下から板を持って上がって、滑り下りるときは一瞬で終わってしまって。いやあ、そこまでやって滑りたくはないなあ。がんばってくれ。

 

 

 ▲ 平地まで降りてきて、次はあの富士見岳へ登って、向こう側から畳平へ下りよう。

 

 

 ▲ 登り口に、コマクサ。

 

 

 ▲ 紫のイワギキョウ と 黄色のミヤマダイコンソウ か。

 向こうの上に、コマクサも顔をのぞかせる。

 

 

▲ 富士見岳の頂上 2817m

 

 

 ▲ 頂上から見た、畳平のバス停。

その下に右は、鶴ヶ池。左にお花畑周回道路。

 

 

 

 ▲ お花畑の周回木道が見える

下りて、次はあのお花畑を周回しよう。

 

 

 ▲ お花畑を木道に沿って回る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 午後1時5分発のシャトルバスに乗って下山した。

バスの中では寝てしまった。

 

 

 ▲ クルマに戻る。

少し遅い、ランチをつくった。

 

 夕方には、また隣の湯けむり館へ行って。

 

 ▲ 夕食は、湯けむり館に併設するカフェで。

 ミックスピッツア1000エンと 信州リンゴジュース200エン。

さて、明日はどうしようかな。