4月19日(月)
日光に来た。
▲ 日光市内の上鉢石駐車場へ8:20AM
無料の市営駐車場。前泊の道の駅から朝食後、20分ほどで移動してきた。
ここから市内を歩いて15分で登山口へ。
▲ 鳴虫山登山口 8:40AM
山の名前の由来は、「この山に雲がかかると雨になる」という地元の言い伝えから。
今日は雲がかかってないから、大丈夫だぞ(^^)。
▲ 杉林がずっと続く
日光はなんたって杉だよな。
▲ 神ノ主山(こうのすやま)山頂を経る
右手に日光市内の町並みと背後の山並みがのぞく。
▲ 雪を抱く女峰山(にょほうさん)2483m
日光三山(男体山、太郎山、女峰山)の一つ。
日帰り登山は・・もう無理だろうな。
尾根道を進むと、おっつ出てきた!
▲ アカヤシオだ
「アカヤシオはツツジ科ツツジ属のヤシオツツジの一種です。ヤシオツツジには、アカヤシオ、シロヤシオ、ムラサキヤシオの3種類があって、花の色で区別がつきます。アカヤシオはその名の通り花が赤い色をしたヤシオツツジですが、ポピュラーなミツバツツジと比べると、花がやや白みがかった淡いピンク色をしています。」
どう勉強になった? ツツジ科はややこしい。
さらに、ヤシオ(八汐)とは何度も染めあげた美しい色という意味。それにアカヤシオは栃木の県花。
▲ 上を見上げると
青い空に咲き誇るアカヤシオ。
▲ 日光連山の山並みを背景に
ちなみに左端の白い山が女峰山。
鳴虫山の頂上までは、ずっと尾根道だが、この尾根がアップダウンを繰り返してちとやっかい。
▲ しかも、尾根道は根がグジャグジャと浮き出ていて、これも面倒。
すぐ下に岩盤があるのだろう。
▲ 傾斜が緩やかになり、今度こそ頂上かな
▲ 鳴虫山山頂1104m にとーちゃこ。11:13AM
樹々がまだ葉をつけてなくて、視界はそう悪くはない。
▲ が、かなり密だよ。
平日だから、ご同輩がほとんどで。
さっそく、アカヤシオの花が垂れ下がっていてお出迎え。
▲ 二輪だけ。
左側が右側ばかり見ていて(そよ風で)
おい、仲が良いのは分かったから、こっちを向いてくれよ
▲ ハイ、並んで挨拶をしてくれたよ。
▲ 日光連山の見える北側の視界が開けていて
ここに座ってランチとしよう。
▲ ランチといっても、ツナマヨの寿司だけど
これに、鶏肉のオニギリ1個を追加して。はい美味しくいただいた。
気温は12度Cで寒くもなく、そよ風に心がそよぎながら、いい心持ち。
春山はいいね。
40分ほど頂上に滞在後、下山しよう。(みなさんも殆どいなくなっていた)
▲ 急な階段を降りる。
合峰、独標を経るこの下りの方が、斜度はあってアップダウンもあるから、周回コースでも逆回りはたいへんだと思うよ。
▲ カタクリの花
カタクリの花は、往復路でポツポツと見れた。
三毳山(みかもやま)でのカタクリ群生を見た後、群生が常かと思ったがそうでもないようだ。
▲ 下りでもまたアカヤシオ。
結局、アカヤシオはふもとには無くて山頂近くにだけあるようだ。
▲ アカヤシオの尾根道は、上がったり下りたりして
▲ 時折、上を見上げて
太陽が正中になって、眩しく
▲ アカヤシオが、ますます輝く
それでも
▲ 見納めの時がきて
ここらへんまでだろうな。
ありがとう。
またいつかね。
▲ 樹々の合間から
あのどっしりした山は、男体山 2486mだな。
中禅寺湖湖畔から、ほぼ直登の山だった。
鳴虫山のほぼ麓(ふもと)近くまで下りて来た時、
な、なんだ?!
▲ この面妖な球体は?
▲ 球体の数は増えてきて・・
突起物があるから、これもコロナか?!
▲ わーっつ、コ、コロナー
が降ってきた!
▲ 襲われるー!
降参ですう!
▲ その数は増々増え続けて・・
▲ ミツマタの樹になったとさ。
ミツマタは、その枝が必ず三叉、すなわち三つに分かれるために「ミツマタ」と名付けられた(最初の写真ね)。しかもミツマタは縁起の良い吉兆の草とされ「幸草(サキクサ)」と呼ばれた。コロナなんかじゃなくて逆だよ。その最も古い用例では万葉歌人・柿本人麻呂の和歌に、
春されば まず三枝(さきくさ)の幸(さき)くあれば 後にも逢はむ な恋ひそ吾妹(わぎも) 『万葉集』
(春になればまず先に咲く「サキ」クサのように「幸〔さき〕」く、つつが無くあることが出来たならば、のちにまた会いましょう。恋しがらないでください、わが愛しい人よ)
と歌われている。
ま、一般的には和紙の原料として知られているね。
さて、ふもとに下りてきた。
憾満ヶ淵(かんまんがふち)に沿って歩くと、
▲ お地蔵さんが並ぶ
手前のお地蔵さんは、可哀想に崩れてしまっているが
▲ ずっと並ぶお地蔵さん
数えるたびに数が違うといわれることから化地蔵(ばけじぞう)とよばれる約70体の地蔵群だ。
いくらなんでも化け地蔵はひどいではないか。並び地蔵だ。
▲ 並び地蔵の前の川・憾満ヶ淵だ。
淵の水が青い。
川に沿って歩くと、
▲ オオッ、これは
▲ ミツバツツジ
これも葉先が三つに分かれていることから、その呼称で。
アカヤシオに似ているが、ミツバツツジは紫色がもう少し濃いか。
今、深田久弥終焉の地、茅ヶ岳で萌えているようだ。
上鉢石駐車場に戻って15:00PM、そこから日光宇都宮道路に乗って、宇都宮ICで下りて
▲ 道の駅・うつのみやろまんちっく村へ戻ってきた。
何がロマンチックなのか知らないが、この道の駅には日帰り湯が併設されていて車中泊ヤロウには便利。
▲ 昨晩に引き続いて、今晩も天然温泉あぐり のお世話になる。
広い露天風呂がよろし。510円。
▲ 夕食はローソンで調達した「濃厚ビーフシチュー」で。
本来なら、日光だから、ゆば料理、塩ようかんを食べて、日光東照宮を見て、いやあ中禅寺湖まで足を伸ばして等々、することいっぱいの当地だが。今はコロナ禍、緊急事態。もう山も登ったし、アカヤシオも見れたし、明日はこのまま帰ろう。
ここは