青い空とわたし

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夏山旅 コマクサの燕岳に登る(日帰り)

2019年08月07日 22時13分37秒 | 同上 (山歩き)

 8月4日(日)

 

燕岳(つばくろだけ)に登るべく、前日に安曇野インターを下りて西方の北アルプス方向へ走った。午後4時過ぎに登山口駐車場へ到着。昨日はここで前泊とした。朝は20度Cほどまでに下がっており、快眠だった。

 

 

 

 

 ▲ 第一駐車場は、もうぎっしり詰まっている。

6時に駐車場をスタート。少し上の登山口へ向かう。

 

 

 ▲ 中房・燕岳登山口 (標高1455m)

北アルプス入門の山として人気が高いだけあって、晴れの週末日の今日は多くの登山客が押し寄せていた。

ここで何をしているかって? 入山記帳だよ(笑)。ていうか、登山届を列をなして提出している。

 

 

 ▲ さあ、出発。

 後にも、前にも、登山者が続く。

 

 ▲ 第一ベンチの休憩場。

ここまでで、二つの心配事は払しょくされた。

先ず一番目の、登山中に日射病じゃなかった熱中症にかかりはしないか。ここの登山道は樹々に覆われていて炎天下ではない。だったら大丈夫。

二番目の心配事、落雷にあったら・・。夏の天気はわからないが、まあこれだけ多くの同行者がいたら、大丈夫なのではないかと、意味のない安心感がある(笑)。

三番目の不安事、登って戻ってこれるか。燕岳は標高2763m、累積標高差1421m、距離9.6km、コースタイム7時間40分 (ヤマケイ) ま、普通のかたは山の上で1泊される方が多いが、それを日帰りピストンでやろうという計画なので・・。とにかく、ボクの日帰り山体験の中では上限である。

 

 

 ▲ とにかく登るしかない。

ボクのガイドブックには、この山は「北アルプス三大急登の一つとして知られる」とまで書いてある。いつもは写真撮影の邪魔になるので、ストックは下山時しか使わないのだが、初めから両ストックを着きながら登り始めた。ヨーキクンと同じだ。これは、楽な気がした。

 

 ▲ 第三ベンチの休憩場まで来た。

標高は2000mに到達。頂上まで、あと700m余、登ればいい。これはボクのトレーニング山の棒の嶺に登るのと同じ標高差。時刻は7時半。今から棒の嶺に登れるか? 登れる。安全圏に入った。ほっとした。

 

 ▲ 合戦小屋(2381m)に到着。

 

 

 ▲ ここは宿泊施設はなく、売店、トイレだ。

多くの登山者が休憩している。ここではスイカが食べれることで有名。

 (以下デジカメ故障で、スマホに切り替え)

 

 ▲ 一切れ500円。

のどが渇いているし、暑いし、このスイカはうまかった!

しかし、これが間違いだった。ボクは普通、登っている途中では水は飲むが何も食べない。飲むときも座らずに立って飲んでいることが多い。それが、合戦小屋で、でーんと座ってスイカを食べたあとは・・

歩きだしたときに、異常に足が重かった。食事をすると、消化をするということは体力を使うのではないかと思う。ま、それでも元にペースが戻ったが。

 

 ▲ 燕山荘に到着(2695m)。

泊まるのではないので、少しだけ休憩。

 

出発。

 ▲ 燕山荘を下りて、テントサイトを横に見て、目指すはあくまで左上の燕岳頂上だ。

 

 

 ▲ そう、あの頂上だ。

山肌が白いのは花崗岩の色。燕岳は花崗岩の王国なのだ。

 

 

 ▲ ジャーン!!

そして、その花崗岩の白い砂礫の中にピンクの可憐なコマクサが。

 

 ▲ 常に砂礫が動き、他の植物が生育できない厳しい環境に生育することから「高山植物の女王」と呼ばれる。

 

 

 ▲ 来た道を振り返ると、燕山荘が見える。

花崗岩礫以外の山肌は、低い緑のハイマツで覆われている。

 

 ▲ イワギキョウとコマクサ

 

 

 ▲ 奇岩に囲まれた頂上を目指す。

 

 

 ▲ どこの山かは知らねど、北アルプスの連なり。

 

 

 ▲ あの尖った頂上まで、あと少しだ。

 

 

 ▲ 燕岳頂上 2763m 到着! 11:16AM 5時間ちょっと要した。

岩に頂上と刻まれているのがユニーク。多分、通常の標柱は花崗岩の上には立たないのだろう。

 

 

 ▲ 岩の標柱の横に座って、ハイポーズ。

頂上スペースは狭い。

 

 しかし、頂上の隅に座ってランチ休憩。

 ▲ 槍ヶ岳とオムスビ

この日、槍ヶ岳の穂先は、雲に覆われたり見えたりの連続だった。

 

 

 ▲ オムスビ弁当も終わって、さあ下山しよう。

 

 

 ▲ 花崗岩の山道に咲くお花たち。

 

 

 ▲ それでもやはり、女王・コマクサと槍ヶ岳でして。

 

 

 

 ▲ メガネ岩。

 

 ▲ イワギキョウ、オニユリ、ピンク花、黄色花

 

 

 ▲ オベリスクみたいな岩

 

 

 ▲ やはり、コマクサ。

コマクサは、あちこちの山で岩沙礫の中に見てきたが、燕岳のコマクサが一番きれいだ。

砂礫が白地でピンク色が映えるからだろう。

 

 燕山荘の横から下っていく。

 

 ▲ 燕山荘の直下は、お花畑。

 

 

あとは、スリップしたり転げたりしないように、慎重に下りてきた。いままでで、転んだりしたのは常に下山途中だったから。

 

 ▲ 戻りました。3:30PM

9時間半の山行となった。

熱中症にもならず、雷にも遭わず、無事元気に帰れてバンザイ!(^^)。

 

ゆっくりクルマの中で休憩して、長い林道を下り、今日の立ち寄り湯はホリデーユー四季の郷。

野営地は、道の駅・アルプス安曇野ほりがねの里としよう。

 

燕岳は

 

 


夏山が始まった!

2019年08月03日 18時10分10秒 | 同上 (山歩き)

8月3日(土)

ようやく、ボクの夏山が始まった。

 

▲ 朝、圏央道を通って八王子ジャンクションかで、中央道に乗ろうとしたが・・

河口湖・甲府に向かう車の多いこと。

1時間以上オーバーした。しょうがないよね。梅雨明けして最初の週末だから。

 

安曇野インターを下りて、北アルプスの方向へ走る。

▲ 4時過ぎに、有明荘へ。

山荘へ泊るわけではなく、日帰り温泉を利用するだけ。

それにしてもここまでの林道が長いこと、1時間ほど走ったのでは。登山を終えたクルマと何台もヒヤヒヤとすれ違わねばならなかった。いつまでこんなことをやっているのか、楽隠居の歳じゃないのかと自問自答していた(笑)。

 

▲ 第一駐車場に停める。

週末の朝、たとえば6時ごろに来ても絶対満車の人気スポットらしい。

標高差1400mある山だから、ボクの日帰り上限に入るタフな山。

しかしそのことよりも、心配なのは熱中症とやらと、急な雷雨だろう。どちらも夏山特有の心配だが・・信州の夏山はあまり体験していないので。ま、調子が悪ければ、とっとと下山するだに。