こころの染織

ひと針ひと針心を繕います。
第8章・・月あかりの散歩道・・・私とルナと一緒に月に想いを馳せて散歩しませんか~♪

44年続くゆで卵の塩分濃度

2022-06-12 15:34:28 | 第7章・空色の種を探す旅

アメリカン・ブルーです。



今朝の地元新聞の1面に、
「宮城県沖地震44年」と言う見出しで、
備え再確認を促していました。

この地震は「東日本大震災」とは別のもので、
1978年6月12日に発生したもので、
Ⅿ7.4 現在の震度5強
今日で、44年を迎えるそうです。

宮城県沖の地震は平均38年ごとに起こっているので、
東日本大震災から既に10年以上が経過し、
また次への備えが必要になって来たとのこと。



  



その44年前の地震の時は、
私は大学4年生で仙台市内にひとり暮らしをしていました。
夕方の5時過ぎぐらいだったかと思います。
部屋中に物が散乱するほどの大揺れで、
このままここで死んでしまうのかと思うような恐怖でした。
隣の部屋に同級生の友人が住んでいて、
彼女はバスで帰宅中・・・
バスは緊急停車したものの、揺れはさほど感じず、
ただ、バスから降りたらブロック塀がみんな倒れていて・・・
「大丈夫~~~?」
急に不安になって、私の部屋に真っ先に来ました。
「部屋を開けてびっくりしない方が良いよ。」
そう言って、恐る恐る部屋のドアを二人で開けました。
「あー----っ

そんな日でした。
あれから44年・・・なんですね。



  



当時、間もなく教育実習を控えていて、
実習前に模擬授業を希望者が行っていました。
私は率先してそれをするタイプではなかったので、
良い勉強としてクラスメートが行う模擬授業を見ていた方です。
でも、その中で、44年経っても記憶にあることがあるんですよね~


記憶もかなりもう曖昧ですが、
確か、「ゆで卵」についてでした。
茹でるときに入れる「塩」についてですが、
「何%の塩を入れるんですか?」
誰かが質問しました。
「3.5%です。」
「それって、どんな塩分ですか?」
「海水の濃度と一緒ぐらいです。」


「へぇ~~ そうだったんだぁ~」









私は近年ずっと卵を1パック買うと、
5個はゆで卵、5個は生卵
冷蔵庫にこんな感じで保存しています。

大好きな陶器、
これは友人がポルトガル旅行で買ってきてくれたお土産。
仕舞っていましたが、
ここに置くと実に日々嬉しいのです。
お気に入りの物は仕舞わず使って最高だと気づきました。


で・・・・


そのゆで卵を茹でるとき、
実際に3.5%に計って茹でてはいませんが、
44年間、「海水の塩分」が頭を離れず、
今もずっとその日の模擬授業を思い出します。


私の教育実習は、地元の私立の女子高でした。
中には、「%」が理解できない生徒もいて、
家庭科としては、意外に算数は大事な分野でした。
放課後、主任教師から分数と百分率を補講してくれと言われ、
数日、それを行っていました。
何日か目・・・
「先生~ 初めて解った~~  嬉しい!! 
 ありがとう~(*´▽`*)」
その生徒たちの笑顔が成果になりました。
私はその翌年、関連校の専門学校の教師になり、
被服材料、管理、染色の授業を行っていました。


彼女たちも44年経って、16+44=60  
還暦を迎える年になったのですね~♪










コメント (6)
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