林檎の唄 ~ アップルビデオ高津店オフィシャルブログ

アコースティック・バンド「アップルビデオ高津店」
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ハーモニカの思い出だとぉ!! その6

2022年01月19日 07時30分00秒 | 楽器あれこれ

どんどんどんどん、新型コロナの感染者が増えてますな~。

でも、専門家によれば、このオミクロン株の流行が終われば、ひと息つけるかもしれん、とのこと。

まあ、ここはじっと耐えて、日常が返ってくるのを待ちましょうや。

 

さて、ハーモニカの話の続きですよ。

前回、長渕剛様の愛用する、「メジャーボーイ」について語りましたな。

とにかく、頑丈で元気なハーモニカですわ。

それと真逆(?)と言ってよいハーモニカが、今回語る「ウルティモ」です。

あ、「ウルティマ」じゃないですよ(笑)

「ウルティマ」について語りだしたら、それこそキリがないですしな~(遠い目)

 

 

そう、ハーモニカのメーカーで、大きなところは、三つあります。

ホーナー(ドイツ)

トンボ(日本)

スズキ(日本)

といった感じでしょうか。

 

おいらがこれまで愛用してきた、

 

マリンバンド

や、

 

ブルースハープ

さらには、

 

スペシャル20

は、すべて、ホーナー社の商品ですわ。

 

 

そして、前回紹介した、

 

メジャーボーイ

が、トンボ社の商品です。

 

まあ、おいらは確実に、ホーナー派なわけですが。

頑丈なハーモニカを求めて、メジャーボーイを購入する前に、唯一持っていたのが、

 

 

冒頭の写真の、トンボ社

 

ウルティモ

でございます。

これは、大変特殊なハーモニカと言っていいのじゃないでしょうか。

 

おいらがウルティモを購入したのは、はるか昔、20歳ころですわ。

 

 

理由はずばり、

ベンドの練習をするため

でした。

 

 

ハーモニカの演奏の技術の中に「ベンド」というのがあります。

息をコントロールして、音を下げ、猫の鳴き声のようなフレーズを吹く技術ですな。

これができると、とてもカッコいいのです!!

ところが、けっこう難しい技術でして、なかなかうまくいかないのですよ。

なので、ベンドができずにハーモニカを挫折する人が多いのです。

 

まあ、ギターで言う「Fの壁」というのと同じでしょう(笑)

Fのコードが押さえられずに、ギターを挫折する人が多いところからできた言葉ですね。

 

 

 

 

んで、このウルティモは、もーのすごく、ベンドがやりやすいハーモニカとして有名ですわ。

 

 

 

トンボ社が出しているハーモニカのカタログを見てみましょう。

小さくてちょっと見にくいですが、ウルティモのところに、

「吸付くようなベンドが出来ます」

と書いてありますね。

おいらは、最初に買ったマリンバンドで、まったくベンドが出来ず・・・

ベンドを練習するために、ウルティモを買って、出来るようになったのです。

 

 

自転車の乗り方をおぼえるために、補助輪付きの自転車を買うようなものですわ(笑)

ベンドは1度出来るようになってしまえば、なんてことないですからね。

 

ただ、このウルティモを、おいらはメインの楽器にすることはありませんでした。

 

なぜなら、極端に音が小さいのです。

ジャズとかの、お洒落な音楽には向いているかもしれませんが、ロックやブルース向きではないでしょう。

というか、ライブ向きではない感じです。

綺麗で繊細な音色なので、レコーディング向きでしょうね。

 

 

というわけで、以下次号じゃ!!