荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

それイカンと思う。

2016年04月21日 | 散文
穏やかな瀬戸内の昼下がりです。


「ひねもすのたりのたりかな」の気分です。


海岸近くに「衣干岩」があります。

菅原道真公が太宰府に流される途中この海岸に上陸した時、濡れた着物を干したという伝説の岩です。

その岩の前に立て札が建っています。

風化して字がよく読めませんが、ここは天満宮の敷地でありゴミを捨てるべからず、のような事が書かれています。
風化するほど前からゴミを捨てているのでしょう。

そこは天満宮の施設です。

菅原道真公以外が、洗濯物を干したらイカンと思う。
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本性寺のビックリ

2016年04月21日 | 散文

50数年前に卒園した保育園の近くにお寺が在ります。
地元のブロガーに紹介された、蓮の花が綺麗なお寺です。
私はまだその花を見ていないので様子を見に来ました。

小さなお寺です。

入ってすぐに鐘楼があります。

普通のお寺です。

その鐘突き棒を見てビックリ!
これって、シュロの一本棒ではないの?
それに、普通鐘突き棒って、こんなに長くない。
それに、普通鐘突き棒って、材質が硬い樫の木などが使われるものだけど・・・。

推察するに、代々庭にあるシュロを使っているが、木が柔らかいので消耗が早い。
そこで長い木を使っている。
こんなところでしょうか?

もうひとつのビックリはこの松。
浮世絵にこんな松が描かれていますよね。

植木職人が一念発起して創り上げた傑作と推察します。
ここまで来るのに多くの失敗を重ねたと思います。
職人の執念と、ここに植えている住職の諧謔性を感じました。

あっ、目的だった蓮は芽吹いたばかりです。
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椀船の港-2

2016年04月21日 | 散文
潮が引いて堤防が露わになっています。
それにしても小さな港です。

石段があります。

下りてみます。

初めて下ります。

野面積みのような堤防です。


舫い綱が朽ち残っています。


河の上流側を見ます。



先程の石碑があった樹が見えます。


多くの舟が川岸に繋がれています。


限られた舟が港に係留されています。
おそらく、昔からの権利保有者の舟だと思います。

もっとも、満潮になると水没してしまう防波堤ですので、その効果は疑問です。

陸に上がって、海側から全体像を見ます。

先程歩いた堤防です。

漆器を一杯積んだ船がこの港から出て行ったそうです。


行き先は主に九州だったそうで、私が子供の頃までの話です。

夢の跡を見ているようです。
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