こんな箱が届きました。高校を卒業してからずっと生家を離れて暮らしてきた私には、故郷に私のことを覚えている人が僅かしかいません。山あいに住んでいる10軒位の一族を除くと、自治会単位の住民ですら私の存在を忘れていた事を両親の葬儀で、悲しくも思い知らされました。曰く、「親族代表で挨拶していたのは誰ぞ?」 もう家を出てほぼ半世紀ですもの、仕方ないですね。
表面の「さいさいくるぞう爺」が贈り主に代わって私に挨拶しています。「さいさい」とは「再再」です。「たびたび」ですね。挨拶を和訳します。先ず「なんじゃねや、」は、相手の言っている事が分からないので聞き直しているのではありません。語りかける際の間投詞というか枕詞で、語りかける相手に注目をうながしたいときに使う言葉で意味はありません。強いていえば、「あのね」です。以下全文和訳します。「長い間見なかったけど元気だったのか。たまには来てね」です。
中身はこれです! 唯一、帰省したら遊んでくれる老幼なじみが送ってくれたものです。彼は我が家の耕作放棄地の草刈りも手伝ってくれます。更に彼は、時々自分が作った蜜柑や山芋や里芋などを送ってくれます。今年は農協で買ったもののようです。
品物は「今治かんきつセットボックス」です。地方公務員を定年退職した彼の一週間は、「畑、畑、ゴルフ、ゴルフ、ゴルフ、ゴルフ、畑」です。料金の高い土日とゴルフ場が休みの日は畑仕事をしています。従って、逞しく日焼けしていて頗る健康で、悩みなど無い生活のようでも、猪の害に悩まされています。
先ずはこれから。「八朔 昔ながらのサッパリした味。チョッと苦みがいいな❤」 懐かしい!
「せとか かんきつ界の王様 味は、ミラクルですわ」 数年前に品種固定したもので、何度か食べました。その酸味と甘味のバランスは言葉にできません。・・・すみません、表現力がありません。
「麗紅 れいこう 果汁たっぷり! 甘くて美味しい」 案外紹介が下手です。当たり前過ぎます。食べた事はありません。楽しみです。
まだまだ沢山あります。この話、続きます。