荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

東京の野鳥と老人の生態

2021年11月01日 | 散文

東京人は釣りが好きです。海でも川でも沢山の釣り人が居るうえに、沢山の釣り堀が有ります。そして、こんな公園の小さな池にも魚を放流して釣りをします。野鳥が二羽、釣り人の動きを注視しています。

 

最近とみに目に付く光景です。年配者に多いのですが、釣った魚を野鳥に与えるのです。一人で時間を過ごす中で、野鳥との触れ合い、もっというと自分を頼ってくれる存在の嬉しさを感じているように思います。野鳥は釣り上げるのをこうして待っているのです。双方「ウイン・ウイン」の関係ができています。 昼の時間です。釣り人は竿を仕舞おうとしています。私は、心の中で「お前ら野鳥の癖に人に頼るなよ! 野鳥なら自分で餌捕れよ!」と言っているのです。

 

シャッターチャンスを逃がしました。青鷺が突然動いて魚を捕りました。赤い魚です。金魚かな?

 

飲み込みました。「自分で捕れるじゃないか!」と私は心で叫びます。

 

白鷺は場所を移転して自分の狩り場(?)に戻りました。

 

彼ら鷺達は、釣り人がもう釣らないと分かっているのですね。

なかなかしたたかに生きている東京の野鳥です。一方、人間は孤独に弱いです。

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非系列ガソリンスタンドが閉店?

2021年11月01日 | 散文

ロープが張られています。休業のようです。でも、異様な雰囲気を感じます。妙に整然としています。

 

これって、閉店の雰囲気です。

 

 

先日この店を紹介したばかりです。

 

原油が高騰している情勢です。この経営者もこういう時はガソリンの使い控えが起こるのを経験している筈です。ガソリンスタンドそのものが軒数を減らしている環境下、こういった非系列店が生き残って行くのは大変です。とうとう閉店を決断したのでしょうか?

 

隣では高層ビルが建設中です。マンションのようです。

 

多くの人に燃料を供給してきたこの店は何になるのだろう?

引き続き気にしていきます。

 

ほんの20日くらい前の記事です。

<東尾久>

「おくとぴあ23」商店街を行くと突然現れます。店舗から民家に建て替えが進む地域ですが、商店街本通りにあるガソリンスタンドそのものが珍しいです。

 

非系列ガソリンスタンドの衰退原因の一つは、価格設定による収益性の低さでもありました。元売り系列以外の店が集客を図る為に、品質不安を凌駕して客を引き付ける低価格競争に走る店が多かったように思います。その結果収益性を悪くし、店舗の不潔さも相まって、「安かろう悪かろう」不安を招いた店が多かったように思います。

 

この店は、たぶん商店街組合の会員であり、商店街本通りに在るため、初めから他地区からの集客を考えず、商店街の知り合いを中心に商売をして今日に至っているように思います。

 

長年この地で商売を続け、継続することによって信用を得たのではないでしょうか?

それでも運転人口の縮小は避けられず、将来性は厳しいと思います。都電「東尾久三丁目」停留場に近く、地下鉄や京成本線が走る町屋駅にも近い、利便性の高い立地です。ガソリンスタンドそのものの将来性が乏しくても、この店は立地の利便性という長所があるので、マンション経営等に転業できると思います。

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