荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

愛宕神社未だ工事中

2023年05月27日 | 散文

出世の石段の正面が愛宕神社です。社紋は三葉葵です。先客が居ます。この神社は若い女性の参拝が多いです。

 

緑に朱色の門が鮮やかです。この視覚効果で、神社の崇高さ、有り難さを高めているのだと思います。夏越の祓時には青々とした刈りたての千茅の輪を門前に備えます。益々有り難さが高まります。ここだけの演出です。

 

出世の石段を振り返ります。

 

お参りします。

 

昨年に続いて、まだ各所で工事中でした。

 

何と、こんこんと水が湧いて鯉が泳いでいた池も工事中です。この様子では、池は復活させるようです。

 

各所が変わって行きますが、この「将軍梅」は変わらないと思います。

 

緑に囲まれた愛宕神社です。

 

虎ノ門ヒルズの隣の高層ビルが完成したようです。

山より高いビルです。

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愛宕神社出世の石段

2023年05月27日 | 散文

今日も暑くなるんだろうか?真夏日の予報ですがまだ午前中です。まだ暑くありません。今年もここにやって来ました。年に1回の定期検査の日で、近くの大学病院の帰りです。

 

出世の石段です。先客が居ます。後を追いますが、顔を上げて登ったら後ろに転けそうなので、ひたすら数を数えながら、石段を見ながら足を励まします。足はもとより、循環器官ですね、問題は...。

 

昔々、時の将軍徳川家光が参拝に訪れた時、石段脇に梅が咲いていたそうです。「誰かあの梅を乗馬で取って来い!」「予は生まれながらの将軍である」人はワガママです。皆が尻込みする中、曲垣平九郎がカツカツと愛馬を進めて、見事梅の一枝を殿に献上しました。それが縁で、殿の覚えめでたく、曲垣平九郎が出世したことからこの急な石段を「出世の石段」と呼ぶようになりました、とさ。...幕末に、勝海舟が西郷隆盛を連れて来て江戸町内を見せ、この民を焼け出させるつもりか!と言って、江戸城攻撃を止めさせたそうです。肥った西郷隆盛はゼーゼー言いながら止める決心をしたのでしょうね。

時代が下って、数人がここを馬で上まで上がっているそうです。最後の人は昭和時代、スタントマンだったそうです。以降その行為は禁止されています。現在は石段脇に注意書きが有って、「トレーニングで石段を上り下りしないで下さい。不敬です。」と書かれています。

 

86段でした(たぶん)。見下ろします。息が上がって目眩がしそうです。今年もノンストップで上がれました。年に1回の定期検査時に、己の健康のバロメーターとして、ノンストップ登頂に挑戦しています。石段の1個1個が高いので、しっかり足と心臓に負荷が掛ります。

来年も手摺を持たないノンストップで上がれるだろうか?上がりたいなあ。私、心臓の定期検査を受けに来ています。

コメント (2)
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