荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

隅田川界隈の新しい店

2024年07月25日 | 散文

隅田川の堤防です。いつもここに自転車を停めて、芭蕉庵史跡展望庭園へ行くのですが、新しい看板が有りました。

ちょっとお洒落な看板です。近年深川界隈に若い人がお洒落な店を出しています。その類の店だと思いますが、この看板が気に入ったので行ってみます。

左に隅田川テラスに降りる階段が有ります。その先に白いパラソルが見えます。たぶんあそこです。

そもそもこの路地は「松尾芭蕉記念館」の裏口に通じている道です。記念館と芭蕉庵(芭蕉稲荷神社)と芭蕉庵史跡展望庭園を結ぶ散策ルートです。

パラソルだと思ったら、白いテントでした。

背後に、よくある古民家を改造した店舗のようです。テント下に客が居ます。すぐ傍に隅田川テラスがあって、芭蕉散策ルート上なのでロケーションは良いですね。

店内は満席のようです。

散策の若者が覗きます。ここを目的地としていたのかも知れません。

表に回ってみます。隅田川べりから路地に入ってみました。深川は古民家を改造した店舗が増えました。一つの流行です。若者の遊泳が多くなりました。川べりの店は、この白い古民家だと思います。

窓が有ります。やっぱりそうです。窓から隅田川の堤防が見えます。店内は満員です。

外観は何でもない建物だけど、店内は若者好みの装飾なんでしょうね。この路地が、浅野内匠頭の首をぶら下げた赤穂浪士が歩いた道だって知ってる?

隣は見た目もお洒落です。神楽坂や青山にも有りそうなパン屋です。左右の貼り紙は「満員御礼」です。

見上げます。首をぶら下げて大石内蔵助らが歩いた道沿いにある家だとは思えません。

諸物価の値上がりでパン屋さんの経営が大変と聞いています。

聞いた処によると、毎日の食べ物なので、顧客の食費を考えると値上げできない。仕入れ額を転嫁できなくて廃業する、みたいです。ここは日常から離れた存在に見えます。満員御礼です。そんな心配は無さそうに見えます。

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芭蕉庵史跡展望公園

2024年07月25日 | 散文

芭蕉稲荷神社から約20mで隅田川の堤防です。

その左手です。人工の丘が在ります。

門の左には「観光高札」が有って、赤穂浪士が討ち入り後に通った道だと記されています。吉良上野介を討った赤穂浪士は浅野内匠頭の墓前に首を供えるため、品川の泉岳寺に向かいます。吉良亭傍の両国橋を渡らないで、永代橋を渡って隅田川を越えました。途中芭蕉庵傍の道を通って萬年橋を渡ったと書いています。さっき私がやって来た道です。

・・・討ち入りは芭蕉が亡くなって8年後のことです。赤穂浪士が永代橋を渡ったのは、武家屋敷が多かった両国橋ルートを避けた為と言われています。

さて石段を上がります。「投句箱」が有ります。深川では時々見かける投句箱です。

頂上です。絵は、芭蕉が生きていた当時(元禄時代頃)の萬年橋界隈の様子です。

芭蕉翁が鎮座しています。皆さん「翁」って呼びますが、享年は50歳です。戦が無くなった時代ですから、平均年齢より若く亡くなったのではないでしょうか?

隅田川に架かる清洲橋す。

上流側は新大橋です。手前の、工事中の艀が景観の邪魔です。

この芭蕉像は時間設定されていて回転します。私は回転した姿を見たことがありません。清洲橋向こうの門型のビルは読売新聞のビルです。

沢山の説明板が有りますが、芭蕉庵に関わる主なものを紹介します。

芭蕉が影を落とします。

暑い暑い猛暑日の散策です。

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