荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

真夏日の近衛邸車寄せの大楠木

2023年05月22日 | 散文

彼はA級戦犯になりました。絞首刑になる前に、服毒自殺しました。公家最後の宰相だった近衛邸に遺された大楠木です。もう館は在りません。車寄せに有った大楠木だけが遺されています。誰が、どんな思いで、道路の真ん中に遺したのでしょう?屋敷の様子は、想像するだけです。

 

自動車がやって来ました。

 

迂回して走らなければなりません。

 

真夏日の下落合の丘の上です。邪魔です。ハンドルをきらなければならないのが鬱陶しいです。

 

反対側から眺めます。その鬱陶しく煩わしい思いが、戦争を思い出させます。

 

反戦の樹かも知れません。

 

道路の先には自由が丘教会が在ります。

 

近衛邸の大楠木を迂回した車が行きます。

 

 

真夏日の交差点が残りました。

 


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