荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

空蝉橋の風景

2022年03月07日 | 散文

北大塚でこんな信号標識に遭遇しました。    坂の途中です。名前に惹かれて行ってみようと思いました。スマホで「空蝉」の意味を調べてみました。「古語の『現人(うつしおみ)』が訛ったもの。 転じて、生きている人間の世界、現世。 うつそみ。 空蝉 - セミの抜け殻(またはセミそのもの)を指す、夏の季語。」とのことです。なるほど、・・・ローマ字表記で知りました。「カラセミ」と読んでいました。でも、「蝉の抜け殻」の意味ではあります。

 

益々興味が湧きました。振り返り見た坂の頂上付近にも同じ名前の信号機が有りました。すぐ後ろが橋です。

 

橋に掘られた平仮名の文字に風情があります。

 

橋から覗き込みます。そこに川は無く、電車が走っていました。「空蝉」の名前から、風流な清流を想像していましたが、この景色も好いです。線路と、豊島区清掃工場の煙突が望めます。

 

反対側は、何処の橋とも同様に、漢字表記です。この字体も風情があります。

 

橋の端から覗き込みます。すぐ前のホームは大塚駅でしょうか?思いの外近くにスカイツリーが望めます。こちらの景色も好いです。

 

橋の中央に移動して眺めます。好いです!

 

反対側を振り向きます。ここ、好いです!

 

橋から坂を見ます。桜並木の坂です。きっと満開の坂は素晴らしいと思います。今年の桜は、ここが外せません!

景色に魅了されて「空蝉橋」の謂れを探すのを忘れていました。・・・その謂れは未だ知りません。


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