荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

東京の氏神様

2016年01月09日 | 散文
郷里には先祖代々の氏神様がありますが、現住居にも氏神様があります。
約10年前にこの地に住んで以降、折に触れてお参りしています。
氏子の名前を書いた提灯が掲げられています。

先日帰京した後、ちょっと遅い初詣に行きました。

適度な参拝者の込み具合で丁度好いです。

混雑するのは嫌だし、誰も居ないのは新年早々寂しい。

お正月だけあって、お水舎の手拭いに清潔感があります。

手拭いには「砂村はやし」の文字が見えます。

本殿の脇から裏手へ入って行きます。


お神輿蔵が解放されています。
左手のお神輿は歴史を感じさせます。

4年に1度、本祭りが開催されます。

裏手に浅間神社を祀っています。

左手には出羽三山も祀られています。
月山、羽黒山、湯殿山があります。

都内の神社でも珍しい富士塚があります。

この体制は、山に対する信仰が厚い地域だと推測できます。
余談ですが、富士塚には砲弾らしきものもあります。
触ってみて、金属製である事を確認しました。

最奥部には、砂村囃子の碑があって、右手に数個の「力石」(力自慢を競って持ち上げた石)が据えられています。

この地の旧村名「砂村」を冠に抱く、特徴ある祭りの囃子が今に伝えられています。
ちなみに「砂村」は砂地にある村ではなく、この地を開拓した人の名前です。
兄は久里浜を開拓したそうで、江戸幕府の開発担当役人だったのでしょうか?

仕事始めの企業の初詣でしょうか?
会社員らしい一団がお参りに来ました。

以上のように、そこそこの氏子を持つ、歴史のある神社なのです。
ここは、東京三大祭の一つが行われる、深川にある富岡八幡が最初に建立された場所なのです。
富岡(深川)八幡はここから深川へ移転しました。
この神社を富賀岡八幡と言います。
富岡八幡のルーツなので、別名元八幡とも言います。
小さいけど由緒ある、東京の我が家の氏神様なのです。


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