荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

「TOKYO2020」を振り返えらされる場所

2022年10月19日 | 散文

国立競技場前の五輪マークです。オリンピック開催中は観戦できないジレンマと日本人選手の活躍と相まって、多くの人が行列をなして、ここで写真を撮っていました。今は、訪れる人は居ません。

 

オリンピックミュージアムにも人が居ません。

 

 

ミュージアム前からの風景です。当初のデザインから替わった建てた競技場です。コロナ禍で開催が1年遅れ、招致合戦時の賄賂事件が発覚し、森大会委員会長が舌禍で辞任し等々、紆余曲折を経て無観客で開催されました。日本人選手の活躍で盛りあがりました。「やって良かったのかな」の雰囲気が国民の間に定着しかかった頃、元電通専務の大会理事のオリンピックスポンサー決定時の贈収賄事件が発覚しました。

今日も新たな贈賄事件が発覚しています。まだ出てくる予感がします。元総理まで到達できるか? 完全に興醒めです。「何をやってんだ、もう!」です。

 

ここには日本で開催された歴代オリンピックの聖火台のレプリカが有ります。縮尺3/4です。先ず、1964年の東京オリンピックです。

 

1972年の札幌冬季オリンピックです。

 

1998年の長野冬季オリンピックです。其々のオリンピックの感動を思い出します。日本中が盛り上がりました。経済効果も大きかったです。

・・・今回の、東京オリンピックのが有りません。作るの止めたか?

 

石のベンチには崇高な言葉が並んでいます。「卓越Excellence   友情  Friendship  敬意・尊重Respect」。贈賄事件の後では空々しいし、恥ずかしいです。

 

嘉納治五郎先生、既に貴方が思い描いていたオリンピックではなくなりました。2回目の札幌冬季オリンピックに立候補しなくても良いでしょう?

 

東京の街は秋色です。

 


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