荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

「朝日湯」の存在感

2024年02月12日 | 散文

谷中の「へび道」です。団子坂下の信号を南に入った所です。

コインランドリーが在ります。

そこは「朝日湯」の裏側です。

「銭湯に興味があるのですか?」若い女性に声を掛けられました。「ここは民泊の入り口です。1部屋だけ民泊の部屋にしています」「不躾ですがお訊きします。ここは観光地で、駅から近くて、皆さん内湯を持っている界隈なんですが、お客さんはあるんですか?」ホントに不躾です。

「はい、内湯が有っても大きい湯船が良いと言って来てくれます。ウチは10時から開けているので、地元の人だけじゃなくて、観光客がよく利用します。最近は外国人もよく来ます。湯温を高めにしているので、外国人の方は熱くて入れない方も居ます。でも楽しそうにしています」「私も熱いの苦手です。猫舌なんで・・」などと打ち解けます。

「燃料はガスですか?」「はい、もう木材は燃やせません。煙突も切ってしまいました」「煙突の隣はトイレですか?」「ええ、民泊のトイレです。よく分かりましたね」「足元に、明り取りの窓があるじゃないですか。

ひょっとしたら、あなたはここのお嬢さんですか?」「はいそうです」「家業を継ぐんですか?」「この界隈には3軒の銭湯が在ったんですけど、ウチだけになりました。ウチは100年続いているんですよ。続けたいと思っています」「じゃあ、ずっとこの景色が見られますね。銭湯好きとして期待しています」

こんな会話でした。後ろ姿の白い服の彼女が次期当主です。頑張れ!

煙突脇の路地を行きます。

湯船の窓を見上げながら表に回ります。

こちらが玄関です。

丁度お婆ちゃんが利用しています。お昼の12時過ぎです。近所の人のように見えます。

道路の反対側から見ます。

前面道路は「三崎坂」で、信号は「団子坂下」です。右は「よみせ通り商店街」で、左は「へび道」です。「根津神社」の方面です。

「三崎坂」の底辺りです。

向いはあなご寿司の銘店「すし乃池」です。

こんな立地です。


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