荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

老幼なじみの畑

2016年01月03日 | 散文
地方公務員を定年退職した老幼なじみは「畑、ゴルフ、ゴルフ、畑、ゴルフ、ゴルフ、畑」の生活を送っています。

基本ゴルフは平日しかやりません。

彼の畑は広大です。






その一角にサクで囲った場所があります。
イノシシ対策です。
イノシシは、サツマイモやカボチャを食べますが、ネギや玉ねぎやラッキョウ等のネギ類は食べないそうです。
また大根も嫌いらしい、とのことです。
従って、イノシシの好物はサクの中で作ります。

なるほど、ネギや大根は苦いし辛いですものね。
イノシシはグルメですね。

ただしミミズが大好きで、土を掘り返して食べています。


畑のあちらこちらを掘っています。


そしてネギは嫌いでも、ネギの為に肥料を与えて柔らかくした土にはミミズが居るので、ネギの畑を掘り返します。
従って、柔らかい土が必要な野菜はサクの中で作ります。

ネットが壊れかけているのがお茶目です。

ミミズを食べた後、ラッキョウには目もくれず、山に帰る足跡です。


とっとと帰って行っています。

本当は、土を柔らかくした方がラッキョウの育ちが良いのですが・・・。

そんな畑に彼の自慢の大根があります。
大根の栽培個所へ案内されます。

イノシシは大根を食べないので、サクの外で栽培しています。

自慢って、これ?

間違いました、この足割れ曲がり大根ではありません。

この茎とクビが赤い大根です。

数年前に1本だけ赤い大根が生えているのを見つけて種を取り、数年掛けて品種の固定を試みています。

左の足割れ大根を切ってもらいましたが、中身は白いです。

味はどちらも変わらないそうですが、一般的に、赤い大根は短くできるそうです。
私が思うに、赤カブの花粉を受精したものじゃないかなあ・・・。

最近、白いのと同じ長さの赤大根が発現するようになったそうです。

彼は「紅白大根」として売り出して、大儲けしたいらしい・・・。
遊び百姓の暇つぶし道楽です。
近い内に「道の駅湯ノ浦」で販売されるかも知れません。



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