荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

山茶花林から、

2023年12月26日 | 散文

よく通る道の傍です。鮮やかさで気がつきました。こんな所に花が沢山咲いていました。今まで気が付かなかったのがおかしいくらい目立ちます。地面に花が落ちてないので、今が盛りだと思います。

 

山茶花です。植物にも疎いです。最近やたら外来の植物が増えて、覚える気になりません。でもこの木は昔からある木です。だって、「山茶花」と漢字ですもの。

 

林に踏み込みます。

 

山茶花の林です。

 

冬の陽射しに映えます。

 

小学唱歌で習いました。山茶花をふざけて「♫やまちゃかやまちゃか咲いた道」と歌ったら、先生に怒られました。

 

懐かしい思い出ですが、最近、まんざら間違っていなかった事を知りました。新聞か何かに載っていました。

 

「さざんか(山茶花)」の語源は「さんざか」だったそうで、文字が入れ替わって「さざんか」と呼ぶようになった、らしいのです。

 

確かに漢字(山茶花)をそのまま音読みすれば「さんざか」です。「さざんか」の方が呼びやすいように思います。リズム感も良いです。でもそれは生まれた時から呼んでいたからだとも思ったりします。

 

こんな例が他にもあるというのです。例えば、「あたらしい」は「あらたしい」の文字が入れ替わったものらしいです。「新た」は「あらた」と読みますね。これが語源です。また、「だらしない」は、「しだらない」です。「ふしだら」って言いますよね。ちょっと目から鱗でした。

 

で、最近気付いたのは、オタクの聖地「秋葉原(あきはばら)」です。元々は「秋葉神社(あきばじんじゃ)」が在った野原だったので「あきばはら」だったと思います。それが、文字が入れ替わって、「あきはばら」になったのではないでしょうか?「葉」は「ば」とも「は」とも読めるので、漢字にしても違和感はありません。ちなみに、今東京の若者は皆んな、かの地を「アキバ」と言います。・・・やがてこれが定着したりして。

こんな事を思いながら、初冬の山茶花林に居ます。


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2 コメント

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Unknown (ponkd7171)
2023-12-26 21:59:36
https://blog.goo.ne.jp/ponkd7171
今晩は!
初めまして、ひいこと申します^ - ^
山茶花の林、素敵ですね!
垣根みたいな山茶花しか知らないなんて
とても残念に思いました。
素敵なお写真、ありがとうございました😊
来るお年もどうぞ宜しくお願い致します♪
ひいこ
返信する
ひいこさん (荒川三歩)
2023-12-27 00:03:53
コメントありがとうございます。
近くにありながら、花が咲いて初めて認識した山茶花林でした。
来る年もご贔屓にお願い致します。
返信する

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