荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

「元やっちゃ場南詰」まで。

2018年09月15日 | 散文
前回の報告が続いています。

駐車場の奥の民家のブロック塀にも看板が有りました。


元青物問屋佐野屋です。


向かい側にはディスカウントストアです。


ここは元そば屋です。
代れば変わるものですね。


隣は紙屋です。


ここにも元投師の看板が有りました。


高架が在ります。
京成本線が旧日光街道を横切っています。


高架を潜って直ぐに会社らしき建物が在ります。


営業車の奥に、株式会社川魚問屋鮒平の銅板看板と、元吉見屋の看板が有ります。
その関係は不明ですが、


「鮒平と千住」の案内板が在るので、老舗だと思います。


向かい側はマンションです。


元長床茶屋 将軍鷹狩休憩所の看板が有ります。

「歴代将軍が葛飾の小菅御殿への行き帰りに御休憩されたり、草加や竹の塚、花又村での鷹狩りの帰りに立ち寄られた茶屋である。目黒は秋刀魚で有名であるが千住ではすずめ焼きと甘辛だんごで舌鼓を打ったと思われる。隣は紙煙草入れが有名な濱末屋なので将軍も愛用したのではないだろうか。」

遠くに千住大橋が見えます。


この路を行くと「足立市場」へ行きます。


「此処は元やっちゃ場南詰」の案内板が有ります。


振り返ると京成本線の高架下を、真っすぐに伸びた旧日光街道及び元やっちゃ場の風景です。
芭蕉が歩いた路です。


長らくのお付き合いありがとうございました。
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「元やっちゃ場」を徃く。ー3

2018年09月15日 | 散文
前回の続きです。

ここにも元青物問屋が在ります。
元吉田屋です。


ここにも元青物問屋足立屋です。


写真屋になって、今はもう営業していないようです。


向かいには新聞店が在ります。


ここは元青果物仲卸商です。


ここにも元青物問屋葛西屋が在ります。


隣も元青物問屋板橋屋です。


ここは元東茶や遠州屋です。


葛西屋と板橋屋と遠州屋が並んでいたのです。


相変わらずあちらこちらと忙しいです。
向かい側の駐車場には元青物問屋です。


隣は元東茶屋です。




蒟蒻屋が在りました。
今時珍しいです。


ここはなんと、五代目の蒟蒻屋です。


マンションが目立つ界隈です。


ここは元青物問屋新大阪屋です。


隣のマンションです。


ここは元投師です。

「投師とは」の説明板です。
「通称『投師』正式には出仲買商と言う。千住のやっちゃ場だけにあった商人形態である。
店を持たず仲買人の店先を借り、セリに参加していち早く大八車に荷物を積み東京市内の全市場へ駆けつけ売り捌くのである。やっちゃ場のセリはその為に夏は早朝3時から始まっていた。何が利幅があるかは情報が勝負である。昭和初期の投師は約150人位いである。市内の市場にはこの投師の持込む青果物でかなりの部分が賄われていたと思われる。それだけ千住のやっちゃ場が巨大な市場であったと言う事であろう。」

こんな歴史も勉強できます。
この話、続きます。


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水道橋で雨宿りして、タイミングの悪い信号待ち

2018年09月14日 | 散文
自転車は雨が苦手です。
傘を差すのは道交法違反だし、第一危ないし。
水道橋で小雨に降られました。
改札口前の高架の下で雨宿りします。


何もすることがないので、周囲を見て雨が止むのを待ちます。
東京都立工芸高校です。
ほうっ!創業111年ですか!
伝統校です。
日露戦争の後欧米諸国と互角に戦う為に、益々技術者の育成を急いだ頃の創立です。


こちらは東京ドームホテルです。
繁栄日本の姿の一つですが雨雲が覆っています。


やって来た神保町方面です。
ここまで来たら容易に引き返せません。
それに、天気予報は午後から雨は降らないと言っていました。


水道橋の交差点です。
小雨になりました。
思いきって走り出そうか、と思いましたが、以前に雨で濡れた点字ブロックに滑って転んで、顔を11針縫った記憶が蘇えりました。
止めます。


そんな事をしながらやっと出発したら、壱岐坂下の信号に捕まりました。
水道橋を青で渡ると、殆どこの交差点が赤になります。
遊園地の遊具を見上げながら信号を待ちます。
そんなタイミングが悪い交差点ってありませんか?

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雑司が谷旧宣教師館の地下室を見つけた。

2018年09月14日 | 散文
階段下から庭を観ようと移動しました。
正面の廊下に切れ目を見つけました。


この窓の右側です。


教会事務所の手前です。


これです。


外から見ると、この窓の所です。


あの1階正面のドアの向こうです。


ここの左のドアです。


改めて、ここです。
針金で作った細い取手が有ります。
開けてみます。


階段にスリッパが有ります。
階下へ降りる用意がしてあります。


小さな部屋のようです。
物置でしょうか?


ピンボケだけど、事務所に連絡すれば見学できるようです。
今度入ってみますね。


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「元やっちゃ場」を徃く。ー2

2018年09月13日 | 散文
前回の元仲御商の隣は元青物問屋です。


やっぱりやっちゃ場なので、青物問屋が多いようです。


隣の駐車場は元千住葱専門問屋です。


柏屋が商標と共に往時を偲ばせます。


向かい側に伝説看板があります。
ここも元青物問屋です。


その向かい側に、柏屋の倉庫が在りました。
現役なのですね。


ここに「千住葱」の説明板が有ります。
「柏屋は千住葱の専門の市場で代々やっちゃ場にて問屋業を営んできた。千住葱は白味が長くて甘い高級葱として料亭、レストランにはなくてはならぬ品物である。生産地は越ケ谷、古川などの専門農家が作付をしている。
皆様も千住葱の美味しさを是非味わってください。」


さて、向かい側には元めしやが在ります。


今はディスカウントショップになっています。


また向かい側です。
街道の全ての家が元やっちゃ場の商家だから、行ったり来たり忙しいです。
ここも千住葱専門問屋です。
買い物客が分かりやすい為にでしょうか?
同じ商いの店が固まっていたようです。


クリニックの脇に道標が在ります。


ここは、元青果物問屋です。
こういった、過去と現在の比較も楽しいです。


その向かい側にも元青果物問屋が在りました。


この民家です。

ここ「元川嘉」には、「屋号の由来」が有ります。
「問屋の創業者は清水嘉七。嘉永七年生まれの年号そのままを名にして嘉七となる。後年問屋を創業するに際し本家の川崎屋角丸を踏襲して川崎屋嘉七となり、更に屋号を川嘉とした。当時の屋号は概ねが出身地名や商いの品名を冠にして表すことが多い内では数少ない屋号の顕し方でやっちゃ場でも2~3軒といわれている。」

向かい側に、元青物問屋の看板と共に御休處の看板が在ります。


休みます。


芭蕉の句が有ります。
「奥の細道」始まりの街道でもあります。


この話、続きます。

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「元やっちゃ場」を往く。/北詰から

2018年09月13日 | 散文
隅田川の東側の旧日光街道は元「やっちゃ場」があった街道です。
千住仲町の交差点にコンビニが在ります。


その壁にこんな案内板が有りました。
ここは昔、酒屋の「相州屋」だったらしいです。
今も酒を売っています。
そして、ここは「元やっちゃ場北詰」です。

元やっちゃ場の街道を徃きます。
左右に案内板が並んでいます。

このビルは元たび屋です。


隣の駐車場は、元乾物商です。

「やっちゃ場」とは、「やっちゃ」は競り市場の掛け声で、「やっちゃやっちゃ」と聞こえてくるところから「やっちゃ場」と呼ばれるようになったそうです。
「やっちゃ」と言う掛け声は、事がうまく運んだ時や、ほめそやす時、驚いた時などの発する語で、役者をほめるときにも用いられたらしいです。


ここでは元果物専門問屋と元青物問屋が軒を接して並んでいます。
やっちゃ場の始まりは、戦国時代から安土桃山時代の頃といわれているそうです。
東京で「青物市場」のことです。


「水菓子の話」があります。
「戦前より昭和30年代まで使われていた言葉である。果物は当時貴重品で御礼の贈り物や病気見舞いによく使われていた。家庭では病気になった時にお母さんが林檎を摺って飲ませてくれたものである。『水宋』はやっちゃ場では少ない果物専門問屋である。向かいの『水重』と共に果物問屋の双璧を成していた。」


その「水重」です。
現在は民家になっています。


その向かいは元青物屋です。


ここも現在は民家です。


ピタッリくっついた隣家は元仲御商です。
両家共「清水屋」の屋号です。
今も昔も親戚でしょうか?


この街道面白そうです。
この話、続きます。

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「足立市場祭り」に行ってみた。

2018年09月12日 | 散文
足立市場に車が渋滞しています。
退出する車の列です。
普段のこの昼前は閑散としている時間です。


サーと車が引いていく脇で、私のよく行く店もこの行列です。
いつも行列が出来る人気店ですが、これは異常です。
まだ、11時前です。


「安い」との噂を聞いて、初めて「足立市場祭り」にやって来ました。
それ以上に、「祭り」好きだし・・・。


ただ、もう閑散としています。
どうやら祭りは11時迄らしい。


急いで魚棟へ行きます。
入り口の店が賑わっています。


ただ、TVの撮影が入っているからのようです。


店は既に売り切れです。
「後片づけをしてくれ」とか言われて、店主が戸惑っています。


おっと、のんびりと見物している場合じゃない!
慌てて奥へ入って行きます。


マグロを裁いているのが見えました。
今日の目的はマグロのサクです。
行列に並んで、辛うじて目的を果たせました。
「安い!」

帰宅してさしみを食べて「旨い!」
人気の祭りだと理解できます。

場内を散策します。
もう客は疎らです。


バタバタを通り越して、片付けもあらかた終わった市場です。


まだ、11時前の風景です。



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雑司が谷旧宣教師館の写生する人

2018年09月12日 | 散文
最近ここが気に入っています。
もう迷わないで来られるようになったし。


門を入る時、ちょっとビビりました。
この前を通って行くのは勇気要りますよ。

気候が良くなったからか、写生をする人によく出逢うようになりました。

玄関先から振り返ります。
写真を撮る場合は一瞬の邪魔をするだけだけど、写生者は容易に動かないので撮りたいアングルを諦めなくてはなりません。
写真に人物が映り込むし、往々にして彼らとアングルが重複するのです。


まあ、室内を観てからにしようと入ったら、廊下の先に居ました。
あれは、あそこから室内を描いているのでしょうね。
こちらは廊下からの庭の景色を狙っていたのに・・・。


2階から庭を覗きます。


彼らを避けて、彼らが描いているものを撮りました。







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三四郎池/緑の池畔を復る。

2018年09月11日 | 散文
遊歩道を帰ります。
濃淡入り混じる緑の道です。


風が出ました。


水面を風が渡ります。


木々の間の水面を風が走ります。
水面が光ます。


やがて風が穏やかになります。


優しい風が渡ります。


水面が穏やかになります。




静かな水面に落ち着いた葛棚に戻りました。
心が安らぐ緑です。


池を上がると、木漏れ日に待つ愛車です。
好きな濃い緑色です。


振り返ると残暑の西日が射しています。
緑の世界が朱に変わって、現実世界に引き戻された心持ちです。


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三四郎池/緑の池畔を往く。

2018年09月11日 | 散文
遊歩道を往きます。
汗が滲む残暑の池畔です。


木葉の緑から池を観ます。


心が安らぐ色です。




鯉が岸辺にたむろしています。


木々を見上げます。






一陣の風が渡って大きく揺れます。




一瞬風が止まります。


岸に降りて「ほっ」と息を吐く午後です。



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残暑厳しい三四郎池/2018年 緑~!

2018年09月10日 | 散文
もうしっかり9月ですが、晩夏以上真夏?の東京です。
木漏れ日の坂を降りて行きます。


三四郎池のいつもの姿です。


この光の濃さは真夏です。


橋から観る三四郎池です。
緑が濃いいです。


池が緑に染まっています。


青空を映します。


葛棚に入ります。


葛棚の下も緑です。
好いです!


池を観ます。
好いです!!



振り返ります。
夏の風情にちょっと秋が混ざった木漏れ日が好いです。


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荒川河口橋から。

2018年09月10日 | 散文
荒川河口橋から都心方向を見ています。
ここが荒川最下流の橋です。


陸から見ると、右に見えるアーチ近辺に居ます。


夢の島マリーナを眺めます。
左側は「新江東清掃工場」です。
夢の島にあります。


スカイツリー方向です。


荒川上流方向です。
少し風があって、波が立っています。


画面中央の川面にあるのは堤防です。
地元民は「中堤防」と呼んでいます。

右の中川が、ここで荒川に合流します。

東側の風景です。
あの煙突は「葛西水再生センター」です。
つまり、江東区と江戸川区の真ん中に居ます。


歩道の隣は湾岸道路です。


その向こうは首都高速湾岸線です。
この高速道路の橋が「荒川湾岸橋」です。
従って、正確に言うと、この湾岸橋が「荒川最後の橋」になります。


高速道路の向こうに、葛西臨海公園の観覧車が顔を出しているのがちょっとお茶目な景色です。


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御嶽海のケツ!

2018年09月09日 | 散文
両国を自転車で走っていたら、自転車で走っている相撲取りに追いつきました。
交差点を右折するその右先で、もう一人相撲取りが走っています。
おそらく付き人です。
何処へ行くのでしょう?
出稽古?
いや、このタイミングではもう稽古はしません。
食事?
いや、相撲取りの食事は朝夕の2回です。

そんな事を考えながら付いて走りました。
ガラケーを構えて(ヘ。ヘ)

交差点を曲がる時にその横顔を見てしまいました。
今場所大関挑戦で話題の、「み た け う み」です!
Oh!
嬉しいより何より、、、でかいケツ!
それに反して、小さい サ・ド・ル!


稀勢の里、勝った!!
御嶽海もね。
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2018年9月場所が始まる。

2018年09月09日 | 散文
国技館前です。
いつも場所中小父さんが出している屋台が準備OKです。
きっとこの場所での営業権を持っているのでしょうね。


で、何の屋台でしょう?
パンク修理に引越しサポート?
草むしりから場所取りも。
帝京大学のOBでしょうか?

分かるのは、御嶽海の大ファンだと言うことです。

久し振りに見る国技館の幟です。
貴乃花親方の体調が気になります。
熱中症でニュースになるのだから、やっぱり人気者です。


幟の上に櫓がそびえるいつもの光景です。


ワクワク感で一杯です。




切符売り場です。
こんな大きな「完売御礼」の看板を初めて見ました。
相変わらず大相撲人気は好調です。


切符売り場前の風景です。

いつもと変わらないと思うでしょう?

違います。
幟の順番は番付順なので、いつも替わっているのです。
左から、鶴竜が居て、白鵬が居て、何より稀勢の里が居て、3横綱の揃い踏みです。

さあ!
いよいよ始まります!
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西岩部屋を探しに行く。

2018年09月08日 | 散文
残暑が厳しい東京ですが、もう、明日から大相撲9月場所が始まります。
半年程前に「西岩部屋」が開設されたと聞きました。
探しに行きます。

「浅草むぎとろ」を見ながら、「駒形どぜう」と「バンダイ」の間の路地を行きます。






直ぐに浅草消防署が在ります。


住所は寿4丁目なので、この辺りです。


この路地を入ります。


在りました。
ビルも看板も真新しいです。


5回建てです。


相撲部屋はよく移転します。
ほぼ毎年親方が定年退職します。
ほぼその度に「新親方」が誕生します。
直ぐに部屋を興したり、部屋付き親方が独立します。
そのまま「居抜き」で部屋を継承する場合もありますが、多くの場合引越しします。
「新築・移転」も多いです。


国技館へのアクセスの良さやタニマチの関係等々で部屋の場所を決定するようです。
ここからだと、近隣の蔵前駅から都営大江戸線に乗って、一駅で国技館の在る両国駅です。
「蔵前」と言えば、一代前の国技館があった場所です。
当時は隅田川の西側、蔵前界隈に沢山あった相撲部屋が、現在は無くなってしまっていました。
そんなこともこの地選択理由の一つでしょうか?


ここに西岩部屋の師匠は、元関脇「若の里」です。
力士は序二段に5人、序ノ口に2人居ます。
皆しこ名に「若」が付きます。
朝稽古は誰でも見学できるそうです。


縁の地「蔵前」界隈から、師匠と7人の弟子が人生の出発です。

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