荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

駒形どぜうの風景

2018年09月08日 | 散文
隅田川は駒形橋のたもとに「浅草むぎとろ」が在ります。
アサヒビールの炎のオブジェの対岸です。


お昼時の店頭は、行列が出来る人気店です。


目的地はここから隅田川沿いを下ります。
直ぐに「駒形どぜう」が現れます。
江戸時代の代表的な商家造りです。
大名行列を見下ろすことがないように、通りに面した二階には窓がありません。


駒形どぜうは享和元年(1801年)の創業です。
どぜう汁とご飯の一膳飯屋として開業しました。
当時、朝は市場に通う百姓、昼は町衆相手の「旨い・安い・早い」で評判でした。
三代目がどぜう鍋を売りだし、更にくじら鍋、くじら汁を売り始め、これがお酒に合うことから店は繁盛しました。
江戸時代の名残を随所に残しながら現在に至っています。


いつも行列が出来る店頭に今日は待っている人が居ません。
この強烈な残暑に汁物を昼間から食べるのは敬遠されるのでしょうか?


ここでは隔月に一度江戸の食文化をはじめ芸術や工芸、文化論の専門家を招いて講座を開設しています。


芸術であれば実演を、工芸であれば実物を見せて好評裏に開催100回を越えています。


店の左側の長い板塀に残暑の太陽が注ぎます。
板目が美しく浮き上がります。
江戸の商家の一端を見る思いです。


その向かい側に、子供たちの大好きな会社、バンダイが在ります。


その敷地の風景です。




江戸と現在が共存する浅草界隈の下町です。

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台風一過の根津神社

2018年09月07日 | 散文
来る15・16日に、4年に1度の根津神社の例大祭が行われる予定です。


提灯が半分にちぎられています。
例大祭の準備中に台風にやられたようです。
注文生産で作る提灯が、1週間後の15日迄に間に合うのでしょうか?


銀杏の枝が飛んでいますが、境内には特に変わった様子はありません。


楼門に注ぐ陽射しが真夏のように眩しいです。


一番好きな場所にやって来ました。
去年は大きな枝が折れていましたが、今日は人が一杯居ました。


御婦人達が写生をしていました。
台風明けとは思えない、のんびりした風景です。
強い陽射しが濃い影を落として好い感じなのですが、多勢に無勢です。
「写真を撮る間どいてくれ」とは言えません。


帰ります・・・。



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台風一過の根津教会

2018年09月07日 | 散文
台風一過の青空に教会の青い壁が溶け込まないで、映えます。


まるで真夏の陽射しです。






教会に並ぶ木造長屋にも太陽が降り注ぎます。




空気が綺麗になったのでしょうか、いつもよりクッキリとした景色です。


まだ風が強い東京です。
私の興味は、あのバイクのカバーが健在か、ちゃんと掛かっているか、です。
去年の台風の翌日見に来たら、丁度吹き飛ばされて、私が拾って掛け直しました。
さて今日はどうかな?


中途半端に引っ掛かっています。

まあ、風は収まりつつあるし・・・。
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台風一過の東京大学

2018年09月06日 | 散文
正門を入って銀杏並木を行きます。
無茶苦茶景色が濃いいです。


銀杏の葉の照り返しが眩しいです。


陰影が鮮やかで、ちょっと好いです。




工学部前の名物銀杏へ向かいます。
正門からここまで、随分地面が綺麗です。

予想していたのは、いっぱい落ちた銀杏の道路でした。

理由が分かりました。
掃除しています。

先ほどの農学部と対応が違います。

大銀杏の下でも。


キャンパスを行きます。


やっぱり景色が濃いいです。

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台風一過の東京大学農学部

2018年09月06日 | 散文
地震研究所側から入って行ったら、いきなり自転車が倒れていました。
今日も風が強いです。


「上野英三郎博士とハチ公」像です。
真夏のように影が濃いです。


銀杏がいっぱい落ちています。


注ぐ光が眩しいです。




ここの自転車置場も光が濃いです。


銀杏の枝が引っ掛かっています。


枝が落ちています。


自転車が倒れています。


ここにも銀杏がいっぱい落ちています。


誰かがわざと置いたかのようです。


光が眩しいです。


楠の枝も落ちています。


光が強いと映る景色が鮮やかです。


正門から出ます。


色合いが濃いい正門です。



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病室から見る夕暮れ

2018年09月05日 | 散文
息子の病室から夕暮れを観ています。


こうやって日没を観ることは、随分ありません。


雲が多い一日でした。
茜に染まりかけています。


思いがけず、
日没前に太陽が覗きました。






茜に暮れていきます。


息子が過ごした窓です。


たった、3泊の入院でした。


麻酔が切れてから、まだ「ぢ」っとしていても痛いそうです。
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呑んべ横丁に日が差す空間がある。

2018年09月05日 | 散文
京成立石へやって来ました。


このバラックが「呑んべ横丁」の外観です。


入って行きます。


例によってディープな空間です。




路地を行きます。




その中央部に、光が射す場所があります。


二つの路地を繋ぐ通路の上だけ屋根がありません。


ここだけ光が射し込みます。






目を転じれば、ディープな路地です。


路地の向こうに電車が走ります。


退出します。


そして、この横丁、名残惜しくて振り返ってしまうのです。

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東雲延命地蔵尊に行き当たる。

2018年09月04日 | 散文
東雲は高層マンションが林立する新興住宅街です。
そこに地蔵尊が在りました。


新しい街だと思っていたので意外でした。


正面から見ると、家の入り口ようにも、山門のようにも見えます。


門(?)の内には自転車が停められています。


はて?


門の脇には郵便受けがありますが、


1軒しか住んでないように見えます。


反対側には道標がありますが、良く読めません。


「夫れ地蔵尊は」から始まる「地蔵尊建立縁起」を読みました。
なるほど。


入ってみます。


正面奥に地蔵尊が祀られています。


その脇に道のような石敷があります。
行ってみます。


民家が在りました。


道は玄関に続いていました。


引き返します。
どうやら、屋敷内に造った地蔵尊に門を延長した屋根を付けて地蔵堂っぽくし、自宅への道と参道を兼用したようです。


こんな処でした。


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有明・東雲地区マンション建設ラッシュ!

2018年09月04日 | 散文
有明コロシアムの直ぐ近くです。
最寄の駅は、「ゆりかもめ有明テニスの森駅」です。


高層マンションが数棟建設中です。


ここは「有明体操競技場」の直ぐ近くでもあります。
従って、東京オリンピック開催前に完成させるのでしょう。
建設の拍車が掛かかっています。


こういうウォーターフロントの高層マンションでオリンピック会場に近い物件って、超お高いけど、もう既に完売でしょうねえ。

住み心地良さそうなマンションが出来上がるのでしょうねえ。

こちらは隣の東雲地区です。
やっぱりオリンピック会場の近くです。


駅からはちょっと歩くけど、既に学校や商業施設が出来上がった街の近くなので、利便性は良さそうです。
ここもお高いのでしょうねえ。


オリンピック会場に近いことと相まって、何処に出しても恥ずかしくない物件の建設ラッシュです。


「オリンピックが終わったら超値下がりするんだよ」、「何処も住人が逃げ出して行って、直ぐに廃墟になるんだよ」なんて、何処に出しても恥ずかしい心根のオヤヂが一人でつぶやいています。

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曙橋からの風景

2018年09月03日 | 散文
湾岸道路を走って曙橋に来ました。
この運河は「貯木場」です。


頭上にはJR京葉線です。


首都高速湾岸線を越えて走ります。


「曙運河」に設置された「あけぼの水門」です。
何故か、漢字と平仮名で名称の使い分けをしています。


振り返ると、やって来た湾岸道路と首都高速湾岸線です。


改めて、内陸の景色を眺めます。
橋脚と水門の間にスカイツリーです。


右手に「夢の島競技場」です。


橋脚の左に見える「辰巳国際水泳場」です。

余談ですが、今度のオリンピックではこういった施設を使いません。
現在国際大会で使っているのに、勿体ないですね。
新施設ができたら、これらのハコモノはどうするのやら・・・。

運河の左にあるコンクリートの囲いが貯木場です。
そして背後は、12号地及び14号地の第一・第二貯木場です。
いわゆる「新木場」です。

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「雑司が谷旧宣教師館」へ行く路/こんな事もある。

2018年09月03日 | 散文
雑司ヶ谷霊園の銀杏並木です。
晩夏の陽射しに百日紅が似合います。


銀杏並木を真っ直ぐに行って、霊園を出ます。


銀杏並木の道から真っ直ぐに繋がる路があります。


右手の白いビルに道しるべがあります。
最初は偶然行き当たったのですが、よく見ると、あちこちにあります。


ビル脇の電柱にもあります。


振り返れば、雑司ヶ谷霊園の銀杏並木です。


ここの電柱にも道しるべがあります。
もう、大丈夫です。路を覚えました。


煉瓦の路に出会います。
旧宣教師館のモザイクもあります。
ここが曲がり角です。


もう迷わないで行けます。
但し、他のルートはまだ知りません。


あれっ!?
「本日閉館」???
・・・こんな事もあります。


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病室から見る荒川

2018年09月02日 | 散文
明日は息子の手術日です。
彼との話題も無いので病室の窓の外を見ます。


今にも落ちそうな雨雲の下にスカイツリーが見えます。
手前には江戸川区陸上競技場が見えます。
間を荒川が横たわります。


病院の隣は特養ホームです。
その向こうは我が家の方向です。
息子もここなら寂しく無いでしょう。


目を下流に移動させます。
雨が来そうです。


高速道路が渋滞しています。
息子が何か言いました。


彼の病気は、寝ても覚めても「ぢ」っとしていても痛い「痔」です。
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病院の屋上風景

2018年09月02日 | 散文
息子が入院手術をすることになりました。
その病院は屋上庭園があります。


結構広い庭園です。


萎びたカンナがあります。
もう夏の終わりを感じさせます。


その向こうには、葛西臨海公園の大観覧車が見えました。


その左手にはロッテ葛西ゴルフ場です。


目を転じます。
あれは、葛西水再生センターとその煙突です。
その向こうには荒川河口橋の橋梁が見えます。


雨が来そうです。
病室に帰ります。

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オリンピック会場の「有明体操競技場」へ行ってみた。

2018年09月01日 | 散文
豊洲市場青果南門前です。


その前の「有明北橋」から、防波堤の密林を見ています。
これが江戸時代に造られた堤防です。


つまり、この水路は海です。
運河なのです。


左手は豊洲市場です。


防波堤の更に「沖」の埋め立て地で工事中です。
あれが「有明体操競技場」です。


沖合の右手には「有明コロシアム」の屋根が見えます。


直ぐに「有明テニスの森駅」になります。


駅の横には前回オリンピックの写真が貼られています。


工事中の目隠しパネルです。


ここに「有明体操競技場」を建設中です。




パネル沿いを行きます。


振り返ると有明テニスの森駅です。


ここが有明体操競技場の中心部です。


ここで行われる体操競技を観たく思っています。


時あたかも「日本体操協会」のパワハラ問題で体操界が揺れています。
どうも日本の体育会系協会の体質はどこも同じらしい・・・。
それよりも美の競演を観たい。


パネルの写真を観ると、もう「頑張れ日本!」です。


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東京一乗降客が少ない駅

2018年09月01日 | 散文
奥多摩辺りを想像しましたか?
題記の駅が江東区に在ります。

さて、いつまで経ってもオープンしない豊洲市場にやって来ました。


脇には「歩車分離」だけでなく、自転車道路まで整備された路が通っています。


その脇には晴海を臨む「ゆりかもめ」のモノレール線路です。


豊洲市場の正門前です。


モノレールの駅が在ります。


高架下には工事が進む中央区のビル群です。


丁度、駅にゆりかもめが着きました。


「市場前駅」です。


繁栄の象徴であるビル群を再度見ます。


先ほど止まったゆりかもめからは、誰も降りて来ません。
誰もホームへ向かいません。


隣の豊洲市場にも、誰も居ません。


道路には雑草が生えていました。




そう、ここ「市場前駅」が、東京一乗降客が少ない駅なのです。

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