荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

「並木ハウス」へ行ってみたら、

2022年12月25日 | 散文

スマホのナビに散々迷わされて、落ち葉の路地の先に見つけました。

 

あの2階の左の部屋に彼は住んでいたそうです。

 

振り向くとケヤキの巨木です。

 

住居表示と「登録有形文化財」のプレートと表札が有りました。

 

「並木ハウス」と読めます。

 

椎名町の「トキワ荘」を出た後、1954年から、「手塚治虫」はここに3年間住んだそうです。1953年の完成だそうなので、新築だったんですね。もう70年も前のことです。

 

登録有形文化財です。手塚治虫先生が住んだからではありません。古い建物だからです。

 

落ち葉の路地を出ます。

 

何と!そこは何度も何度も通ったケヤキ並木だったのです!?

 

鬼子母神の参道です!

 

振り返ります。並木ハウスです。

 

参道入り口まで戻ります。

 

冬らしい風情になりました。改めて参道を行きます。

 

路地を覗きます。あんなに通った路なのに、こんな事ってあるんですね。東京の奥深さを感じてしまいます。・・・ここに住んだのだったら、手塚治虫先生も鬼子母神の駄菓子屋へ行ったに違いありません。

 

お婆ちゃんに聞いてみよう!とやって来ました。

 

平日なのに、上川口屋は忙しそうです。

次に会う時の楽しみにとっておきます。

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平賀源内とメリークリスマス

2022年12月24日 | 散文

白鬚橋の坂を西に下り降りた所に石碑が有ります。

 

石碑の角を1本南に入った路地に、平賀源内の墓所が在ります。

 

鉄門の左右に築地塀を巡らして、ちょとしたお屋敷の様相です。

 

 

鉄の扉に錠前は掛かっていませんが、閂が掛かっています。この閂を外して入ります。

 

ここでいつも注意しています。入って鉄門を閉めてしまうと、誰かが「閂を掛けないで帰ったな」と掛けてしまう恐れがあります。しっかり造られているお屋敷風で、且つここしか出入り口が無いので、出ることができなくなってしまいます。従って、いつも扉を開けたまま入ります。

 

庭園の東屋風の建物が墓所です。

 

 

平賀源内の墓です。家族と従者もここに葬られています。

 

もう木瓜の花が咲きました。

 

いつも手入れが行き届いています。誰かがお世話しているのでしょう。

 

松平頼寿伯爵の追悼碑です。

 

振り返ると、鮮やかな墓前です。

 

さて、退出します。

 

開けたままの鉄扉です。その先、向かいの家のドアが目に止まりました。ちょっと好いです。

 

クリスマスのリースです。江戸時代の人の墓所前にメリークリスマスです。違和感はありません。

エレキテルを発明した人だもの。

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サンタクロースはヤンソン君

2022年12月24日 | 散文

皆さんは豪華絢爛たるクリスマスツリーを掲載するのでしょうね。私はこれです。

 

今年も見事なサンタクロースになりました。

 

サンタクロースは「ヤンソン君」です。

 

ここは東京大学農学部キャンパスです。

 

台座に「ヤンソン君」と書かれています。

でも、名前の前に、「東京帝国大学名誉教授勲三等」なんて書かれています。でも皆「ヤンソン君」って呼んだんですね。

 

どんな人だったのだろう?「ヨハネス・ルードウィヒ・ヤンソン」という厳めしい名前のお雇い外国人です。日本の獣医学の基礎を作った偉い人です。

ヤンソン君今年もありがとう。そして、メリークリスマス。世界に平和を!

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イヴ礼講は「インマヌエルと呼ばれる主」

2022年12月24日 | 散文

寒空の下の根津教会です。

 

 

クリスマスのリースが飾られていました。

 

 

クリスマスイブの礼拝案内です。

 

寒々とした景色です。本格的な冬の到来です。

 

 

 

私は教会と長屋が並んだここからの風景が好きです。

 

さて、イブ礼講は「インマヌエルと呼ばれる主」です。「インマヌエル」とは「インマヌ」と「エル」の二つの言葉を組み合わせた名前で、「神は我らと共に」という意味のヘブライ語だそうです。

皆さんにメリークリスマス!

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神田須田町のレストラン「松栄亭」と「三日酔」

2022年12月23日 | 散文

神田須田町は食事処です。神田藪蕎麦だけでなくて、多くの名店が在ります。ここは洋食屋です。

 

クリスマスと年末の繁忙期を迎える時期ですが、最近、営業をしていないように見えます。

 

 

 

 

こちらもです。定休日だったら良いのですが、

 

 

 

あそこの街灯の下に有った、ギターとウイスキーと舌の看板が見当たりません。

 

松栄亭と三日酔の風景です。

以前の風景です

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東向島に独立系ガソリンスタンドが在った。

2022年12月23日 | 散文

ガソリンスタンドの塗装が変わっていました。ここはコスモ石油のガソリンスタンドだったと思います。

 

サインポール看板も変わっています。初めて見る商標です。

 

店頭は綺麗に掃除されています。

 

 

交通量の多い通りです。立地は良いですが、周辺にはめっきりとガソリンスタンドが無くなりました。

 

元売り系列でないガソリンスタンドを見るのは久し振りです。オイルショックの頃には多くの独立系のガソリンスタンドが在りましたが、需要の縮小と共に多くが廃業しました。このガソリンスタンドは、この縮小局面で、独立系に転換したようです。思惑があるように思います。

 

無印独立系の多くは店が汚くて、ガソリンの品質も悪いのではないかと疑ってしまうような店が多かったように思います。でも、ここは清潔です。

 

「総合エネルギー」という社名と「SogoEnergy」のサインは、次世代のエネルギー業界を意識してのものでしょうか?

頑張れ!

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ニコライ堂と銀杏

2022年12月23日 | 散文

ニコライ堂の銀杏はいつも黄葉が遅いです。

 

 

真っ白でない白壁と緑青の屋根と、黒い窓飾りが柔らかな景色を醸し出します。

 

女王様の佇まいです。

 

 

 

 

やがて散っていく銀杏の経過サンプルみたいです。

毎年観たい風景です。

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東向島に「良の湯」の在る風景

2022年12月22日 | 散文

三叉路の正面には「良の湯」が在りました。東向島の路地です。久し振りに高い煙突を見ました。最近は共同住宅との複合型銭湯が多くなって、高い煙突が少なくなりました。よく見ると、煙突の向こうにスカイツリーが見えます。

 

コインランドリーへ向かいます。

 

こちらが玄関のようです。富士山の絵も久し振りに見ます。

 

銭湯といえば富士山でした。

 

駐輪場ですが、コインランドリーが有りません?

 

看板を確認します。えっ⁈「この先」と書いています。

 

あれですか?看板を見ると、そんなふうには書いていません。まあ良い。

 

別棟コインランドリーです。

 

ボイラー室を見ます。思ったより細い煙突です。

 

見上げます。青空にすっくと立っています。

 

ボイラーの隣は住居のようです。ここも共同住宅を経営しているようです。

 

下町の路地風景です。

 

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聖橋から

2022年12月22日 | 散文

聖橋から神田川を眺めています。初冬の暖かな午後です。

 

中央上部の鉄橋の上にJR総武線がやって来たました。

 

御茶ノ水駅のホームに入って来ます。そのタイミングで、地下鉄丸の内線がトンネルから出て来ました。

 

 

 

すぐに、真っ赤な丸の内線がやって来ました。

 

トンネルに入ります。

 

 

見えなくなったタイミングで、中央線が御茶ノ水駅に入って来ます。

 

総武線が出発します。

 

追いかけるように中央線も出発します。

 

総武線の鉄橋の下に入って行きます。

 

 

見飽きません。

 

目を上げると湯島聖堂の銀杏の黄葉が終盤です。

冬の暖かい午後です。

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湯島聖堂の紅葉

2022年12月22日 | 散文

入徳門から入ります。

 

紅葉しています。

 

楷の木です。外来種で、日本で根付いているのは少いそうです。ここには数本有ります。左右対称の葉を持っています。「楷書」の語源らしいです。江戸時代は昌平坂学問所でした。何となく、楷の木がある理由が分かるように思います。そういえば、学問の神様を祀る亀戸天神の筆塚の傍にも有ります。

 

銀杏の黄葉がまだ残っています。

 

杏壇を入ります。

 

大きな大成殿を見上げます。暫く見詰めます。

 

振り返ります。

 

黄葉を眺めます。

 

陽射しが柔らかです。

 

ここは学問の神様です。

 

陽射しに銀杏が映えます。

 

 

こちらの絵馬は、スポットライトが当たっているみたいに見えます。

陽が当たった人は合格かな?

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東京大学の食事事情と鯛めし

2022年12月21日 | 散文

中央食堂へ行きます。

 

大きな食堂です。この壁を改修したときに、有名な画家の絵を処分してしまった事が話題になりました。数百万円の損失だったとか。

 

ここはトイレの横に在って目につくのでしょう。一般人の客が多いです。混雑すると、「学生優先」のプラカードを持った人が巡回します。

 

派手な看板です。

 

 

理学部1号館入り口の左右に店が有ります。

 

 

安田講堂の裏です。

 

工学部2号館にはサンドイッチとカフェが有ります。

 

ここです。

 

安田講堂の隣です。

 

さて、前から気になっている看板が有ります。鯛めしの食べ方まで書いてあります。

 

幟も出ています。山上会館です。

 

サッカー場の隣り、三四郎池の裏です。

 

ここにもポスターがあります。他のレストランや食堂と雰囲気が違います。高級店の雰囲気です。

 

店頭のサンプルです。これを目当てに来ました。懐かしい鯛めしです。実は、宇和島の鯛めしを食べたのは、東京に出てきてからです。

 

暖簾を潜ります。松山の「かどや」の支店らしいです。残念ながら松山のかどやを知りません。かどやは初めての訪問です。

 

注文すると、鯛めしの食べ方説明書を出して来ました。「愛媛出身だから要らない」と言うのに置いて行きました。・・・最初、独創的なこの食べ方には驚きました。同じ愛媛県でも、全国的にみても独創的だと思います。普通鯛めしは、釜飯風に、ご飯と一緒に鯛を煮ます。宇和島鯛めしは、卵かけご飯に海藻などの薬味と鯛の刺し身がまぶされています。刺し身が好きな私の大好物です。

 

私が記憶している正統の、宇和島鯛めしです。・・・料理が来るまでに眺めたメニューによると、鯛めしだけでなく「媛っこ地鶏」料理とか、他にも愛媛の料理が有ります。東京で宇和島鯛めしが食べられるとは、ましてや東京大学で郷土料理が食べられるとは思ってもいませんでした。

また来ます。

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東京大学の食事事情

2022年12月21日 | 散文

今年は個体差が大きくマチマチの色づきでした。東京大学の銀杏並木は終了です。

 

工学部前の名物銀杏も終わりです。

 

今日は東京大学の食事事情を確かめました。昼食時に街中に繰り出す学生や職員らしい人が目に付きます。校内では皆何処で食べているのだろう?・・・で、工学部2号館2階のレストランです。北海道の食品を使った料理です。

 

まだ営業前です。

 

キャンパスにはキッチンカーも出ています。レストランと違って目に付きます。利用する人が多いです。HAWAIIAN  BBQの店です。

 

キャンパスはモミジが見頃です。

 

 

ここにもキッチンカーが停まっています。いつも同じ場所に居ます。スペイン料理です。「全国キッチンカー選手権5連覇!殿堂入り!」の看板を掲げています。

 

文学部地下に、銀杏・メトロ食堂が在ります。

 

 

名前のとおりメトロです。私が学生の頃在ったような食堂です。

 

地下の配管が丸出しです。

 

懐かしい雰囲気です。

 

地上に出ます。

 

この辺りはまだ黄葉が残っています。安田講堂前です。

 

この話、続きます。

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東向島に「寺島浴場」の在る風景

2022年12月20日 | 散文

東向島は「玉の井遊郭」が在った場所です。今でもその名残が残っている街です。訪問の目印にしている、廃業した写真館です。

 

信号脇で「寺島浴場」の看板に遭遇しました。

 

ここが駐車場のようです。銭湯が少なくなった東京では、車で入浴に来なければならない人が多くなっているようです。この建物が銭湯だろうか?

 

裏を覗いても入り口らしきものが有りません。

 

狭い路地の向かい側に共同住宅が在ります。

 

自販機に書かれた文字が目に止まりました。

 

あっ、「寺島浴場」だ!寺島浴場を探していないと絶対に気付かないデザイン文字です。雰囲気的に正面奥が怪しいです。行ってみます。

 

やっぱりそうです。銭湯の駐輪場です。最近流行りの、共同住民との複合経営です。

 

入ってみます。

 

 

オリジナルグッズが有るようです。「東京銭湯スタンプラリー2020  ゆっポくん七福神めぐり」なんて企画もあるんですね。楽しそうです。

 

奥は清潔なコインランドリーです。

銭湯の入り口はこの奥でしょうか?

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「梅の湯」が実は廃業していた。

2022年12月20日 | 散文

前回立派な煙突が気に入りました。

 

その時、玄関に植木鉢が置かれていたので、定休日だと思っていました。

 

今日も植木鉢が置かれています。貼り紙を覗きました。

 

大正4年に創業した銭湯が、9月に廃業していました。

 

コインランドリーが営業中だったので、先日も銭湯営業中だと思っていました。

 

改めて、大きな湯船です。高い煙突です。

 

 

 

 

妙正寺川越しからも眺めます。特徴ある建物の右に煙突が見えます。

 

この煙突が無くなるのですね。

周辺は古くて小さなアパートが多いです。住民は不便になりましたね。

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陽だまりの「菊見せんべい」

2022年12月20日 | 散文

団子坂を走っていたら、「菊見せんべい本店」が陽だまりの中です。

 

 

 

 

 

創業明治8年の老舗に陽が当たっています。その風情を眺めました。

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