おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

モミガラ焼却灰振りに知る

2014年11月08日 00時00分00秒 | 農業

写真1 モミガラ・籾殻の焼却灰を振る奥様


写真2 籾殻焼却場から一輪車で運ぶ


写真3 振られた籾殻焼却灰がポツン、ポツン、点在


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 Wさんの水田二毛作イチゴ温室組立てを手伝い中(弊ブログ2014年10月14日
 奥様が耕起済み水田にモミガラ・籾殻の焼却灰を振り始める(写真1)

 モミガラ利用についてWさんに伺う
 次のよう
 1.奥様が籾殻灰を田んぼに振る
  <あっ、奥さん、灰ふってる、あれはモミガラ焼いてですか> えーえ、そうですね
  <昔もモミガラ振ってたんすか、焼いて> 昔はそうじゃなかったすよね
 2.籾殻と糠は煮炊き燃料
  <そうじゃなかったすか> えー、昔は、あのー、あれをとっててー、ヌカカマ(糠窯)なんてのがあったし
  <ヌカ> えー、ヌカ・糠を燃やす窯があったんで、それでニモノ(煮物)してた
  <ヌカを燃す窯があったんだ> えー
  <それで煮物してたんだ> えー
  <燃料にしてたちゅわけだ> えー、そうそうそう
  <ヌカガマちゅんだ> えー、そうそうそう
  <昔、モミガラはどうしてたんですか> モミガラは、えー、そゆうにヌカガマで使っちゃったんですよね
  <モミガラもヌカガマで使ったんだ> えー
  <ぜーんぶ使って、もー、捨てるとこなかったんすね> えー、昔はね、で、そゆふに使わなくなったとで、ほ、
   あーゆふに燃やして、田んぼへ出して燃やしてるね

 すなわち、モミガラは燃料の一つだった
 平坦水稲地域の当地、薪山は少ないゆえ
 1960年代に始まるエネルギー革命の前

 引用・参考文献等:弊ブログ2014年09月23日
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:2014年10月04日 撮影地:埼玉県久喜市

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