
写真1 蒲鉾型トンネルの周りに稲わらを敷いてある
ユウガオの蔓が伸びやすいように、果実・フクベが汚れないように、腐らないように
緑円内は飼い犬(写真2)

写真2 犬は安心して昼寝。筆者が通ると吠えるのに、本日は違う
稲わらを敷き終え、飼い主夫妻(弊ブログ2015年04月18日の夫妻。)ともどもホッと一息か

写真3 16日、いぬ・戌の日に移植しなかった畝は18日には移植を終えていた
その後、25日、写真1・写真2のように畑一面に稲わら

写真4 長いビニールトンネルもユウガオを護る。このタイプが多い

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04月16日、戌の日は嫌う、とユウガオ移植を止めていた夫妻・畑(弊ブログ2015年04月18日)
18日、止めていた畝・土俵にも蒲鉾型トンネル(写真3)
25日には稲わらが畑全面に敷いてある(写真1・写真2・注1)
ユウガオ栽培、干瓢造りについて件の夫妻が次のように教えてくださる
居住集落は約70戸、多くは農家
かつて、すべての農家はユウガオを栽培して干瓢を造っていた
現在、4戸だけ
夫は1941年(昭和16)生まれ73歳
夏、干瓢造り日の生活時間は次のとおり
真夜中、01時に起きてユウガオの果実・フクベを夫妻で剥き始める(注2)
剥いた紐状フクベはためておく
アトトリが起きて干しを手伝うまで
アトトリ出勤前の07時までに干し終える
朝飯を終えるとタマキリ、すなわちフクベ・玉の収穫(注3)
昼食を終えた午後、干してある紐状フクベ・干瓢のテズル・手ずるを行なう
テズルとは、干し具合の確認⇒干し位置ずらし、夾雑物除去、結束など(注4)
夕方、ハナアワセ・人工授粉を行う(注5)
ユウガオの開花は夕方、それに合わせて授粉
翌朝の玉剥きに備えて玉を積み重ねる
“夏、ひま・暇ねーよ”“2、3時間しか寝れねー”と夫妻
玉は重い、提げて持つのはたいへん、と妻(注3)
一輪車で載せて運んでいた
現在、畑の中に軽4輪トラックを入れて運ぶ
ユウガオは肥料代かかる
1反当たり5万円
蒲鉾型トンネルにしているのは強風対策(注6)
長いビニールトンネルを被せていたとき、強風に吹き飛ばされた
飛ばされた長いビニールが電線にひっかかり、さー大変、苦労した
次年から蒲鉾型トンネルに替えた
夫妻が加齢でユウガオ栽培・干瓢造りを止めると、当家は特産品干瓢造りから撤退の予感
注1:弊ブログ2013年06月27日 注2:弊ブログ2013年07月23日 注3:弊ブログ2013年07月22日
注4:弊ブログ2013年07月24日・25日・08月05日・07日 注5:弊ブログ2013年07月14日 注6:弊ブログ2013年07月12日
執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:写真1・写真2;2015年04月25日 写真3・写真4;同月18日 撮影地:栃木県下野市