駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

オバマを再選する国

2012年11月12日 | 世界

 

 オバマが大統領に再選された。日本の全国紙の報道のように大接戦と言うほどではなく、きちんとした差を付けての勝利だったようだ。決まったことにつべこべ言わないのはアメリカの良いところだ。下院の共和党議長もホワイトハウスと協力する用意がある、なぜならオバマの再選は民意だからだと述べている。凄いことだ。何でも反対、結局官僚依存で大きな違いもないのに足を引っ張るばかりの日本の野党とは一味違うようだ。

 千年の都、京都の人などにはたかだか建国二百四十年ほどのアメリカなど雛に見えるかも知れないが、僅か二百数十年で歴史と呼べるものとアメリカ人を生み出したアメリカは、唯国力を誇る国とは違うと改めて感じる。移民から成る雑多なごちゃまぜで差別のある統一性のない国のように見えて、自国を愛し星条旗の下にまとまる求心力がある。

 アメリカの歴史に詳しいわけではない唯の町医者の感覚だが、今や黒人は何の違和感もなく正統なアメリカ人に見える。僅か半世紀の間に、黒人自身が自分はアメリカの歴史が生んだ真っ当のアメリカ人だと思うようになったと観察する。

 改めてイチローにはニューヨークがよく似合うと感じる。イチローにヤンキースに留まることをヤンキースにイチローを留めることを推奨したい。

 石川遼君、久しぶりのツアー優勝おめでとう、折角英会話を習得したのだから碌でもないことばかり報道する日本を離れ、アメリカで頑張るのをお勧めする。 

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