駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

遙かマスコミを離れて

2012年11月16日 | 町医者診言

    

 これから一ヶ月、選挙関連の報道が溢れる。その多くが誰と誰がくっついた離れたの芸能的報道になるだろう。記者が芸能感覚に長けているのならくっついた後の予測もお願いしたいところだ。早期離婚や家庭不和ではご祝儀の無駄というものだ。

 政治が好むと好まざるに拘わらず誰の生活にも影を落とすのは、政策を通じてだ。政策を吟味することなしに政治家と政党の評価は出来ない。虫が好く好かんはあるだろうが、一番大切なのは政策だ。勿論、出来もしない外見だけの大風呂敷に騙されないようにしたい。巧言令色少なし仁は今も真実、口では何とでも言える、話はなんとでも作れる。頓挫の折には、巧みな弁解を聞かされるのが落ちだ。

 マスコミは殆ど参考にならない。マスコミは不偏不党を装いながらスポンサーの顔色を伺い、既得権に配慮して報道する。NHKも決して不偏不党ではない。いくらかでも自ら能動的に情報を集めれば、よりよい選択が出来ると思う。インターネット情報は玉石混交で参考になる。

 今は高度成長時代とは違う。緊縮均衡時代と観測する。期待する気持はわかるが、逆転一発ホームランやウルトラCはないのを肝に銘じたい。原発、TPP、消費税、検察の改革、情報の公開、行政改革。この辺りの問題への態度で十分鑑別診断が可能だろう。人間的には挫折を知らず、人を馬鹿にするような人物には要注意と思う。

 

コメント
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