鳩山、菅と未熟、不徳な首相が続き、野田首相はやることには賛成出来ないものの、ぶれず図太く首相の人材としてはまだましと見ていたのだが、領土問題と近いうち解散発言以降だんだん馬脚を現わしてきた。三人目は不敵な人だったということになりそうだ。
難問山積で八方塞がりなのでご破算と出たのだろうか。解散権は総理大臣の専権事項という神話がどこから生まれたのか知らないが、今回は独断に過ぎる感じがする。議員定数削減不均衡是正法案を成立させてから解散するのが筋だと思う。実現困難と放り出したのが真相か。改正しますという政治家の約束など信じられないし、選挙結果に依っては約束を守る筈の人が議会に帰ってこない可能性もあり、空手形になる恐れも大きい。
同士である民主党員に肩すかしを食らわしてまで、なぜ今なのかよく分からない。解散は自公との取引材料ということか。あとは野焼きとなれ山崩れとなれ、泥鰌は知らん。
このまま行けば民主党は空中分解必至だ。なんだか闇鍋というか、魔女の煎じ薬というか、怪しげなものをあれこれ混ぜ合わせて、政界再編と称して不消化にわか作りの新政党が生まれるのだろうか。
もし維新の会や生活第一に十分な準備をさせないために年内という要素があるとしたら、野田という人は民主党の悪名高き三首相の取りに相応しい。
ザックジャパン オマーンに勝つ。あの酷暑の中、ホームタウンデシジョンの敵地できっちり勝った、次期首相はザックに頼もう。