駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

忘れ物を防ぎたいが

2012年11月25日 | 小験

    

 昨日の夜,否ひどいときはさっきまで憶えていたのに、家を出て五分ほどするとしまったあれを忘れたと言うことがしばしばある。どういう頭の構造になっているのだろうか?私はひどい方だが、声に出さない女房も時々やっているようなので、殆どの人が経験する忘れ物と思う。

 私の場合は小学校、中学校どちらにも五分の距離だったので、忘れても取りに帰れると思って忘れ物をするようになったと言われtが、その頃はさほど忘れ物をせず、忘れて取りに帰ったことなど全部で数回だったと思う。

  なんだかどうも、出かける時は十五分くらい前から頭が出かけるモードになっており、忘れ物はないかと確認しても空回りするらしい。高々街中へ出かける程度でも、心身共戦う態勢になるらしい。いよいよ家を出ると、僅か五分ほどでほっとして振り返る余裕が出来忘れ物を思い出す仕掛けになっている。

 心身にとって、家を離れるというのは、意識しなくてもそれだけでストレスが掛かり、家に帰ると喩え馴染んだ所からの帰還でも、リラックスするらしい。 

 何だか飛行機の離着陸の十五分だか十分だかの事故が起きやすい時間帯に似ていて不思議だ。飛行機と人間は違うのだが、異なる場所と空間へ出かける境目には悪魔かいたずら小僧だかが住んでいるらしい。

 今日は山小屋に杓文字を忘れた。箸を忘れなくて良かった。

コメント
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