駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

巧言令色ではなく

2012年11月27日 | 町医者診言

     

 私が予言した(殆どの人が予想した?)通り、誰と誰がくっついた離れたという報道が飛び交っている。有権者は興味本位のマスコミの視点を離れて、政策中心に動きを見極める必要がある。

 なぜマスコミは維新を厳しく批判しないのだろうか。人気があり、選挙で一大勢力になればご機嫌を取っておかなければならないということか。維新は橋下の個人商店で、政策は二の次にして受け狙いで動く、芯のない政党なのが明らかになった。数は力なので数合わせは当然(例えば小林興起氏などを受け入れる)に理解を示すのでは辻褄が合わない。ついこないだは、だからけしからんと誰かを叩いていたではないか。スポンサーの意向で偏向するマスコミの話は四分の一と受け取りたい。

 話を作るのは簡単、口では何とでも言える。実効性があるか実行できるかを厳しく問う必要がある。そう言われればこう言い返す式の口喧嘩は面白いだけで中身が薄い。もしやるならばラウンドテーブルディスカッション形式で各党に現議席数と立候補者数を併せた数に比例した時間配分で基調演説をさせ、あとは発言時間一分十回まででフリーに討論して貰ったら良い。

 耳触りのいいうまい話を聞かされた揚句、出来なかった弁解を立て板に水で聞かされては敵わん。本当に命懸けで頑張っている人は私は命懸けなどと大見えを切らない。大向こうからは年寄りの冷や水、大きく出たか沈む太陽と声を掛けたい。

 自分で判断しようとしない傾向のある日本人はついマスコミの流すイメージ人気に囚われてしまう。エネルギー政策、TPPへの対応、消費税を含めた税制と生活の最低保障問題、取り調べ可視化を含めた情報開示への取り組みなど、個々の問題への対応を自分で調べて考えたい。

 

コメント
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