駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

富有柿

2012年11月29日 | 身辺記

      

 兄嫁と妹から富有柿が送られて来た。懐かしい故郷の味だ。私は岐阜県、美濃の産で、しかも母は本巣郡糸貫町の出身だったので、柿と言えば富有柿を食べてきた。

 柿というものはこういうものだと思っていたのだが、岐阜を離れた当初、店先で小振りの柿が売られているので、なぜ渋柿を売っているのだろうと妙な気がしたのを覚えている。職員にお裾分けするとワー大きな柿と驚いていた。今年も彼女たちに差し上げたいと思う。

 故郷を離れて暮らすようになるとは、子供の頃には思いもよらなかったが、当地に三十二年ここが第二の故郷になった。患者さんにも七、八人に一人くらい故郷を離れてここに移り住んだり、転勤でやってきた人が居る。鳥取島根奈良佐賀の人はまだお目にかからないが、そのうち全都道府県が揃うだろう。

 岐阜県と言うのは地味な県で、何処のご出身と聞かれ岐阜と答えるのに気遅れを感じていたこともあったが、外から見て今は確かに地味ではあるがキラリと光るところもあると見直している。。

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする