駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

写真は文ほどに物を言う

2020年04月01日 | 小考

           

 

 目は口ほどにものを言う。写真は文章ほどにものを言う。否、しばしば文章以上だ。勿論、これは伝えたい内容に合った写真を巧みに選び取って掲載しているからなのだ。それにしても表情の乏しい人もいるのに、よく色々な表情を撮ってあるものだと感心する。女性の中にはよくもこんなに不細工な写真を掲載すると歯ぎしりしている人も居るだろう。

 本当の美人はどんな表情も美人のように思うが、そんな女性は日本中に一握り。唯、惚けた表情やふてくされた表情は撮らせない心得のある女性は結構おられると思う。がっかりさせる表情を見せないのは一つの身だしなみと申し上げたい。

 医者も実は表情を読んでいるし、読まれない工夫もしている。それは一つの技術であり、作法であると思う。尤も、それをかいくぐって思わぬ表情を撮るのがプロのカメラマンの業ですと言われるかも知れない。プロとしてそう言うなら、怒れる女史のむっつり右衛門の思わぬ穏やかな笑顔をこそ撮って戴きたい。

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