駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

患者さんが減ってきた

2020年04月16日 | 医療

              

 

   今週に入り受診する患者さんが減り、電話再診が増えた。受診されると薬を二ヶ月分呉れと言われる患者さんが増えた。

 医院はお客さん(患者さん)が減ることはないだろうと思っていたのだが、そうでもないようだ。同じ町内でコロナの患者さんが通院していた医院があり、その影響だろうか。遠方から通勤している職員が**町で出たんだってと聞かれたので「うちじゃないです」と慌てて否定しましたと報告してくれた。

 しかしそのうちあそこでもここでもとなり、単に忌避しているだけでは逃れられなくなる。そうした時も生存に欠かせない社会機能は確保されていなければならない。

 新型コロナが大きな問題になってやがて三ヶ月、つい三週間前までオリンピックを断行すると宣言しコロナから目を逸らさせておいて、突然別人のごとく素知らぬ顔で最初からコロナ対策の最前線に居るような感じを醸し出している人はさておいて、政府の中にはきちんと長期耐久対策を立てている人達がおられるだろうか?。自分は自分で守るといっても、電気水食料移動手段医療治安は自分ではどうしようもない。これだけはきちんと何ヶ月も耐え凌げるように準備するのが国の危機管理だ。

 欲望に負けて歌舞伎町の三密に出かけた国会議員が居る。この時期に阿呆とは思うが、リーダーの嘘や責任転嫁よりは罪が軽い。

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