駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

週明けには緊急事態宣言を

2020年04月05日 | 町医者診言

         しし

 

 今日は春らしい日曜日で桜見日和だが、ひっそりとしている。週明けに東京で緊急事態宣言が出なければ、官邸は優柔不断で首相は政治的私利のために決断を先延ばしにしていると申し上げたい。もう既に言葉ばかりで、後手後手に回っている。爆発的な感染が何とか食い止められているのは、主にマスコミの報道と国民の自衛力そして医療の頑張りに依るものだ。

 万一首相の頭があまりに数多い難題に飽和して立ち往生しているとすれば、誰かが嫌われても睨まれても諫言しなければならない。残念ながら妻君にその能力はなさそうだ。専門家の意見を傾聴と言いながら医師会の進言を個人的な考えなどと退けるのは矛盾している。誰か知らないが背後に緊急事態宣言に慎重な専門家?が居るなら表に出してほしい。経済的影響を心配しておられるのかも知れないが、アベノミクスの破綻はアベノマスクでも覆いがたく、緊急事態宣言はきちんと説明し信頼を得て冷静に運用すれば更なる落ち込みを来すものではなく、むしろ感染暴発を和らげひいては経済の落ち込みも軽減するのでは?と思う。

 逡巡しておられるのではなく、沈思黙考しておられるなら理解できるが、それでも宣言を出すという結論になると思う(医療関係者だけでなく多くの政治家もそう発言している)。遅れては間に合わない。首長には有能な人が多いし、日本はトップが間違えなければ危機を乗り越える地力を持っている。

コメント
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