朝日カルチャーセンター☆ブログ

関西4教室(中之島・京都・川西・くずは)の最新情報をお届けします!

●現代によみがえる千年の知恵、和綴本【川西】

2012年07月18日 14時41分27秒 | 川西教室
こんにちは 川西教室のYです

山鉾巡行で賑った京都 祇園祭そのものはまだまだ続きます。
実際に京都まで足を運んだ方、テレビのニュースや動画で祭りの雰囲気を楽しんだ方、
日本の長~い歴史をもっと肌で感じたいなあと思ったならば、ぜひおススメの講座があります

7月28日(土)10時半~13時半、川西教室で「和綴本づくり」講座を開催します。
“和綴本”は日本の本のルーツです。奈良時代にはすでに日常的に使われていました。
古文書など昔の資料という形で一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。奈良時代から
時を経て江戸時代の人たちも、本といえば和綴本で作ったり、日記もこの和綴本で書かれていました。
そして現代でも謡曲の本、経典、芳名帳などでまだまだ親しまれています。



和綴本は和紙でできているので何枚重ねても軽く、また、糸で綴じるので厚さも自由に調整できます。
いわば昔版ルーズリーフみたいなものです。このルーズリーフのシステムが、千年以上も前には
すでに使用されていたのです。そして、きちんと保管しておけば、綴じた糸を紡ぎなおすだけで、
半永久的に本として機能します。ひとつの“エコ”でもありますね



和綴本といっても綴じ方により種類はさまざまですが、今回は“四つ目綴じ”という代表的な
作り方を学びます。“四つ目綴じ”…、名前の由来は綴じるときに空ける穴の数が四つだからです。





講師は日本表装研究会会長、薮田夏秋先生です。薮田先生は京都で表具師として長年活躍され、
全国の文化教室で表装を教えておられます。書や絵などを掛け軸や屏風に仕立て、
また、文化財の修復というお仕事もされています。
そんな京都の伝統工芸に数十年携わってきた薮田先生が教えてくださいます。

しかも!持ちモノは不要講師がすべて用意してくださるので、
安心して手ぶらで遊びに来てください。表紙の千代紙は当日教室内で販売、お好きなものを選んで
いただけます。



夏休みの工作で迷っている()お子さま、そんなお子さまをお持ちのお父さん、お母さん、
おじいちゃん、おばあちゃん、どなたでもすぐに失敗なく作れます
手軽に気軽に和の工芸を楽しめるこの機会にぜひお待ちしています

「和綴本づくり」講座のお申し込みは、こちらから
講師HPはこちら
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