浅川マキが山下洋輔(p)をバックに歌っているレコード、先日セコハン店で「寂しい日々」を見つけ、3枚が揃いました。
浅川マキと山下洋輔のジョイントは他にも1枚、1972年の作品「ブルー・スピリット・ブルース」(東芝EMI ETP-72052)がありますが、これはビリー・ホリディの歌で有名な「奇妙な果実」1曲のみの収録であり、アルバム単位としては以下の3枚です。
録音順に・・・
「MAKI Ⅵ」 東芝EMI ETP-72011
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/24/45/69c6e425a67fa052aecd12dc995093d1_s.jpg)
1. わたしの金曜日
2. 港町
3.ジン・ハウス・ブルース
4. キャバレー
5. あんな女ははじめてのブルース
6. 今夜はおしまい
7. 戸を叩くのは、誰
8. ボロと古鉄
浅川マキ(vo)
山下洋輔(p) 森山威男(ds) 坂田明(as, cl) 稲葉国光(b)
1974年9月19日 神田共立講堂でのライブ
山下洋輔のレギュラー・トリオにベーシストが加わったもので、初めてのヨーロッパ・ツアーを終え、帰国後の録音です。
1曲目の「わたしの金曜日」はピアノのみをバックに、マキがサラリと歌っています。
2、3曲目はいずれもスインギーな曲で、ベースが刻む4拍が良いアクセントを付けています。
4曲目は1転、スローなバラードで、中間部で鳴るアルト・サックスが切ない感じを良く出しています。
5曲目はタイトル通りのブルース、その後、短い2曲が続いて、8曲目の「ボロと古鉄」は、一風変わったリズムを持った演奏で、メンバー紹介も交えて最後に相応しいエンディングとなっています。
「寂しい日々」 東芝EMI ETP-80051
(B面のみ)
1. ナイロン・カバーリング
2. 女が笑う
3. 寂しい日々
4. 暗い日曜日
浅川マキ(vo)
山下洋輔(p) 川端民生(b) つのだひろ(ds)
杉本喜代志(g) 向井滋春(tb)
録音 1978年 東京
山下洋輔は片面4曲のみの参加ですが、マキの歌は透明感あふれ、非常にシンプルに歌っています。
1曲目の「ナイロン・カバーリング」は、日本音階による「どどいつ」もどきの歌が面白いです。
2、3曲目の杉本のギター演奏が素晴らしいです。(歌をそっちのけで聞き惚れます)
4曲目のシャンソン「暗い日曜日」は、マキがピアノだけをバックに語りかけるように歌っています。
このレコードに添付されていたマキのコメント
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/7d/5b/9e4696aa5b69608e5f7686745ec42139_s.jpg)
コメントにもあるように、このアルバムのミキサーは吉野金次が担当しています。
この中で、彼の体調を気遣っています。
「ONE」 東芝EMI ETP-80125
(A面のみ)
1. 午後
2. あの男がピアノを弾いた
3. 都会に雨が降るころ
4. For M
浅川マキ(vo)
山下洋輔(p) 川端民生(b) 近藤等則(tp, toys)
録音 1979年~80年 東京ピット・イン、スタジオ・テイク・ワン
レコードに添付されていたマキのコメント
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/5b/b3/c47af30581e61c9d67ccebff7696d133_s.jpg)
この1~3曲目はマキのコメントにもあるように、最初の2枚とは全く変わった内容で、それはバックで吹く近藤のトランペットにも良く表れています。
歌のバックを付けるというより、バックで邪魔をせず、しかしカラスの勝手でフリー・インプロビゼーションを展開するというものです。
レコードのB面に山下洋輔は加わっていませんが、山内テツのエレキ・ギターが加わり、一層のフリー・ミュージックが展開されています。
この録音も吉野金次が係っていますが、こちらは前作に比べオン・マイクでの録音となっています。
浅川マキと山下洋輔のジョイントは他にも1枚、1972年の作品「ブルー・スピリット・ブルース」(東芝EMI ETP-72052)がありますが、これはビリー・ホリディの歌で有名な「奇妙な果実」1曲のみの収録であり、アルバム単位としては以下の3枚です。
録音順に・・・
「MAKI Ⅵ」 東芝EMI ETP-72011
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/03/5e/bca4edb2ef9e24341a1415a8340306de_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/3a/a0/3a37ef1107e312b78b1108bbb1e0ea08_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/24/45/69c6e425a67fa052aecd12dc995093d1_s.jpg)
1. わたしの金曜日
2. 港町
3.ジン・ハウス・ブルース
4. キャバレー
5. あんな女ははじめてのブルース
6. 今夜はおしまい
7. 戸を叩くのは、誰
8. ボロと古鉄
浅川マキ(vo)
山下洋輔(p) 森山威男(ds) 坂田明(as, cl) 稲葉国光(b)
1974年9月19日 神田共立講堂でのライブ
山下洋輔のレギュラー・トリオにベーシストが加わったもので、初めてのヨーロッパ・ツアーを終え、帰国後の録音です。
1曲目の「わたしの金曜日」はピアノのみをバックに、マキがサラリと歌っています。
2、3曲目はいずれもスインギーな曲で、ベースが刻む4拍が良いアクセントを付けています。
4曲目は1転、スローなバラードで、中間部で鳴るアルト・サックスが切ない感じを良く出しています。
5曲目はタイトル通りのブルース、その後、短い2曲が続いて、8曲目の「ボロと古鉄」は、一風変わったリズムを持った演奏で、メンバー紹介も交えて最後に相応しいエンディングとなっています。
「寂しい日々」 東芝EMI ETP-80051
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/67/86/151c7bde53212ebdfba1b3cadd7b9e20_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/06/69/fc010ffa5b29a81cae21a14548931e1b_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/28/23/cc2c5f8d78618e56e0aff6a763814602_s.jpg)
(B面のみ)
1. ナイロン・カバーリング
2. 女が笑う
3. 寂しい日々
4. 暗い日曜日
浅川マキ(vo)
山下洋輔(p) 川端民生(b) つのだひろ(ds)
杉本喜代志(g) 向井滋春(tb)
録音 1978年 東京
山下洋輔は片面4曲のみの参加ですが、マキの歌は透明感あふれ、非常にシンプルに歌っています。
1曲目の「ナイロン・カバーリング」は、日本音階による「どどいつ」もどきの歌が面白いです。
2、3曲目の杉本のギター演奏が素晴らしいです。(歌をそっちのけで聞き惚れます)
4曲目のシャンソン「暗い日曜日」は、マキがピアノだけをバックに語りかけるように歌っています。
このレコードに添付されていたマキのコメント
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/7d/5b/9e4696aa5b69608e5f7686745ec42139_s.jpg)
コメントにもあるように、このアルバムのミキサーは吉野金次が担当しています。
この中で、彼の体調を気遣っています。
「ONE」 東芝EMI ETP-80125
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/18/85/862bff86774d9181d5dc6f1b337fa54e_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/6d/ed/270e224a07f219c8fcbab238fca4f1dd_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/24/45/69c6e425a67fa052aecd12dc995093d1_s.jpg)
(A面のみ)
1. 午後
2. あの男がピアノを弾いた
3. 都会に雨が降るころ
4. For M
浅川マキ(vo)
山下洋輔(p) 川端民生(b) 近藤等則(tp, toys)
録音 1979年~80年 東京ピット・イン、スタジオ・テイク・ワン
レコードに添付されていたマキのコメント
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/5b/b3/c47af30581e61c9d67ccebff7696d133_s.jpg)
この1~3曲目はマキのコメントにもあるように、最初の2枚とは全く変わった内容で、それはバックで吹く近藤のトランペットにも良く表れています。
歌のバックを付けるというより、バックで邪魔をせず、しかしカラスの勝手でフリー・インプロビゼーションを展開するというものです。
レコードのB面に山下洋輔は加わっていませんが、山内テツのエレキ・ギターが加わり、一層のフリー・ミュージックが展開されています。
この録音も吉野金次が係っていますが、こちらは前作に比べオン・マイクでの録音となっています。