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テネシー・ワルツを聴く

2014-09-28 | JAZZ
生まれて初めて耳にした洋楽の「テネシー・ワルツ」、
この歌は、私が小学生のころ、近所に住むお兄さんがギターをつま弾きながら教えてくれました。
日本では1952年に、15歳の江利チエミの歌でヒットしましたが、その経緯を語った映像がありました。
  

この歌は今でも心に深く残っていますが、先日テネシー州チャタヌガ出身のサックス奏者であるベニー・ウォレスが、この曲を演奏している「トゥワイライト・タイム」というアルバムを見つけました。
「TWILIGHT TIME」  BLUE NOTE (東芝EMI BNJ-91012)
   
1. ALL NIGHT DANCE
2. IS IT TRUE WHAT THEY SAY ABOUT DIXIE?
3. SAINTE FRAGILE
4. TENNESSEE WALTZ
5. FRESH OUT
6. WILLIE MAE
7. TROUBLE IN MIND
8. SAINT EXPEDITO
9. TWILIGHT TIME
BENNY WALLACE(ts) RAY ANDERSON(tb) BOB CRANSHAW(elb)
JACK DeJOHNETTE(ds) DR. JOHN(p, org) RABBIT EDMONDS(h.sax)
EDDIE GOMEZ(b) CHRIS PARKER(ds) BERNARD PURDIE(ds)
JOHN SCOFIELD(g) STEVIE RAY VAUGHN(elg) 録音 1985年
ベニー・ウォレスは、初期のジョー・ヘンダーソンと、ルー・タバキンをミックスしたような吹奏で、お目当ての「テネシー・ワルツ」は、オールスター・メンバーで演奏されています。
ベニーは、ドイツenjaレーベルの諸作で、豪快な演奏を披露していましたが、ブルー・ノート移籍後のこの第1作では、アメリカ南部に素材を求め、伸びのびとした気分のアルバムに仕立てています。

またベニーは、1986年8月に山中湖で開催された「マウントフジ・ジャズ・フェスティバル」のために初来日した時に、山下洋輔のスペシャル・バンドと品川ESPASEで共演し、この曲を演っているものが手元にありました。
今から28年前のアナログ映像です。
   
この曲を、しっかりと3拍子で演っていますが、演奏内容はご想像におまかせします。
なんたって、山下洋輔との共演ですから。

このアルバムのタイトルにもなっている「トワイライト・タイム」は、翌87年の8月にも再来日して出演した際、ソロで演奏していました。
   


「テネシー・ワルツ」が聴ける以下の2枚も合わせて掲載しました。
*ピアノとベースのデュオで演奏しているスティーブ・キューン
「MOSTLY BALLADS」 ポリドールレコード 28MJ3546
  


*おしまいは、この曲をスマートに歌っている日本の歌手、金子晴美
「MY ROMANCE」 日本フォノグラム PHCE-5003
   
1990年の録音で、ニューポート・ジャズ・フェスティバル・オールスターズが豪華にバックを務めています。
「テネシー・ワルツ」は、江利チエミの歌を思い出させそうなところが見え隠れします。
「アズ・タイム・ゴーズ・バイ」「オーバー・ザ・レインボウ」「ブルー・スカイズ」の3曲はバースから入っていて洒落ています。
「イッツ・オンリー・ペーパー・ムーン」と「キャラバン」ではスキャットも披露しています。
全11曲、しっかりした音程で丁寧に歌っていて、いずれも見事な歌唱です。

ここに取り上げた「TENNESSEE WALTZ」、
それぞれ違った味がある、いずれも名演、名唱です。

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