ほんの短期間だけ、レコーディングの記録があるアルト・サックス奏者のアルバムを取り上げました。
ジョン・ジェンキンス(John Jenkins) 1931年1月3日 – 1993年7月12日 イリノイ州シカゴ生まれ
デュセイブル・ハイスクール時代に楽器を手にし、1949年からはシカゴ・ジャズ界の実力者であるジョー・シーガルの主催するセッションに参加した後、57年3月にニューヨークへ出て、レコーディング・ミュージシャンとして活躍しています。
公式レコーディング記録は1957年4月21日のハンク・モブレー(ts)のアルバムを皮切りに、同年11月18日のウィルバー・ウエア(b)名義のセッションまでの7ヶ月間で、11のセッションに参加しただけです。
この中で、リーダー・アルバム2枚、共演アルバム2枚、残りはサイドメンとなっています。
そして、60年代初頭にはシカゴに戻り、そのまま消息不明となっていましたが、83年頃より練習を再開し路上ライブに取り掛かり、亡くなる直前にはクリフォード・ジョーダン(ts)とも共演しています。
以下が、リーダー・アルバムの2枚です。
「JOHN JENKINS WITH KENNY BURRELL」 BLUE NOTE 1573 (国内盤 TOSHIBA BLP-1573)
1. FROM THIS MOMENT ON
2. MOTIF
3. EVERYTHING I HAVE IS YOURS
4. SHARON
5. CHALUMEAU
6. BLUES FOR TWO
JOHN JENKINS(as) KENNY BURRELL(g) SONNY CLARK(p) PAUL CHAMBERS(b)
DANNIE RICHMOMND(ds) 録音 1957年8月11日
このレコーディングは、ブルー・ノートのオフィスを訪ねてきたジョー・シーガルによってもたらされ、ジェンキンスの初リーダー・アルバムとなっています。
彼のプレイは、チャーリー・パーカーに通ずる歌心と暖か味があり、音色も美しく、それがここでも発揮されています。
デトロイト出身のベテランたちのサポートがあり、リラックスしたプレイを聴くことが出来るのも、このアルバムの特徴です。
ブルー・ノート・レコードは、有能な新人のレコーディングを続けて行なうことが多かったのですが、彼の作品がこれ1枚だけというのも残念です。
次は上記のレコーディングの1ケ月後に、録音されたものです。
「JAZZ EYES」 REGENT MG 6056 (国内盤 KING KIJJ-2016)
1. STAR EYES
2. ORPHEUS
3. HONEYLIKE
4. ROCKAWAY
JOHN JENKINS(as) DONALD BYRD(tp) CURTIS FULLER(tb) TOMMY FLANAGAN(p)
DOUG WATKINS(b) ARTHUR TAYLOR(ds) 録音 1957年9月10日
こちらも、デトロイト出身者達に支えられた演奏で、4曲中3曲は自身のオリジナルです。
1曲目のスター・アイズだけはジャズのスタンダードで、チャーリー・パーカーの演奏でも有名ですが、ここではジェンキンスの自信に満ちたプレイを聴くことができます。
ジェンキンスは、同じパーカー派のジャッキー・マクリーンとの共演盤(ALTO MADNESS/5月3日録音)をニュー・ジャズ・レコードに録音していますが、こうして聴いてみると、音色、フレーズ共にマクリーンに良く似ています。
いずれにしても、この2作はジョン・ジェンキンスの全貌を捉えた作品として、記憶に残るアルバムです。
ジョン・ジェンキンス(John Jenkins) 1931年1月3日 – 1993年7月12日 イリノイ州シカゴ生まれ
デュセイブル・ハイスクール時代に楽器を手にし、1949年からはシカゴ・ジャズ界の実力者であるジョー・シーガルの主催するセッションに参加した後、57年3月にニューヨークへ出て、レコーディング・ミュージシャンとして活躍しています。
公式レコーディング記録は1957年4月21日のハンク・モブレー(ts)のアルバムを皮切りに、同年11月18日のウィルバー・ウエア(b)名義のセッションまでの7ヶ月間で、11のセッションに参加しただけです。
この中で、リーダー・アルバム2枚、共演アルバム2枚、残りはサイドメンとなっています。
そして、60年代初頭にはシカゴに戻り、そのまま消息不明となっていましたが、83年頃より練習を再開し路上ライブに取り掛かり、亡くなる直前にはクリフォード・ジョーダン(ts)とも共演しています。
以下が、リーダー・アルバムの2枚です。
「JOHN JENKINS WITH KENNY BURRELL」 BLUE NOTE 1573 (国内盤 TOSHIBA BLP-1573)
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1. FROM THIS MOMENT ON
2. MOTIF
3. EVERYTHING I HAVE IS YOURS
4. SHARON
5. CHALUMEAU
6. BLUES FOR TWO
JOHN JENKINS(as) KENNY BURRELL(g) SONNY CLARK(p) PAUL CHAMBERS(b)
DANNIE RICHMOMND(ds) 録音 1957年8月11日
このレコーディングは、ブルー・ノートのオフィスを訪ねてきたジョー・シーガルによってもたらされ、ジェンキンスの初リーダー・アルバムとなっています。
彼のプレイは、チャーリー・パーカーに通ずる歌心と暖か味があり、音色も美しく、それがここでも発揮されています。
デトロイト出身のベテランたちのサポートがあり、リラックスしたプレイを聴くことが出来るのも、このアルバムの特徴です。
ブルー・ノート・レコードは、有能な新人のレコーディングを続けて行なうことが多かったのですが、彼の作品がこれ1枚だけというのも残念です。
次は上記のレコーディングの1ケ月後に、録音されたものです。
「JAZZ EYES」 REGENT MG 6056 (国内盤 KING KIJJ-2016)
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1. STAR EYES
2. ORPHEUS
3. HONEYLIKE
4. ROCKAWAY
JOHN JENKINS(as) DONALD BYRD(tp) CURTIS FULLER(tb) TOMMY FLANAGAN(p)
DOUG WATKINS(b) ARTHUR TAYLOR(ds) 録音 1957年9月10日
こちらも、デトロイト出身者達に支えられた演奏で、4曲中3曲は自身のオリジナルです。
1曲目のスター・アイズだけはジャズのスタンダードで、チャーリー・パーカーの演奏でも有名ですが、ここではジェンキンスの自信に満ちたプレイを聴くことができます。
ジェンキンスは、同じパーカー派のジャッキー・マクリーンとの共演盤(ALTO MADNESS/5月3日録音)をニュー・ジャズ・レコードに録音していますが、こうして聴いてみると、音色、フレーズ共にマクリーンに良く似ています。
いずれにしても、この2作はジョン・ジェンキンスの全貌を捉えた作品として、記憶に残るアルバムです。