あしたのブログ!趣味や日々の報告ページ

このページを活用し趣味や日々のことなどを中心に報告しています。

トリビュート・トゥ・マイルス・デイヴィス / マーカス・ミラー(CD)

2025-01-30 | JAZZ (CD)
一時期ではありますが、後期のマイルス・デイヴィスのグループに参加していたマーカス・ミラーが、マイルス没後20年として、マイルスに縁の曲を演奏しているアルバム(CD)です。

「MARCUS MILLER TUTU revisited」 VICJ 61650 ~ 1


先週一気に聴き通したマイルスのモントルー・ライブに続いて聴いた音源で、フランス・リヨン・オーディトリアムでのライブをCD2枚で137分収録しています。

オープニングは、フェデリコ・ゴンザレス・ペーニャのシンセサイザーによる荘厳なサウンドに乗って、お馴染みの「TOMAAS」のメロディがマイルス・サウンドとして再現されています。
リーダーのマーカス・ミラーは、1枚目の中の「Portia」において、ベースのテクニックを駆使しての演奏が素晴らしく、また、バスクラを吹く「IN A SENTIMENTAL MOOD」では、長いイントロを経てメロディが現れますが、中間部では高音部を中心にしたアドリブを披露しています。
バスクラは、最終曲の「HUMAN NATURE ~ SO WHAT」において、HUMAN NATUREのテーマ部でも高音と低音を使い分けながら吹いています。
続くSO WHATのイントロにおけるベースは、フリーなピッキングからスタートし、お馴染みのベース・ソロに移行していきますが、演奏の後半でのミラーの重厚なベースがまたイカしています。

2枚目の中では、マーカス・ミラーが作曲した「TUTU」がマイルス時代の演奏を彷彿とさせるサウンドで圧巻であり、アレックス・ハンはアルト・サックスで、ケニー・ギャレットに似たフィーリングで好演しています。

演奏は何れも素晴らしいのですが、2枚を連続で聴くには体力もいります。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 1970年、日本のジャズの... | トップ | チャーリー・ヘイデン & カー... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

JAZZ (CD)」カテゴリの最新記事