エリック・アレキサンダーのデルマーク・レーベルに続く、クリス・クロスからのCD(2+1枚)を取り上げてみました。
「In Europe」 CRISS CROSS CRISS 1114
録音 1995年4月10日
この録音前には、オランダのツアーを行っていて、その関係から同地のスタジオで録音されたもので、オルガンはウェス・モンゴメリーとの共演で知られるメルヴィン・ライン、ギターは名手のボビー・ブルーム、そしてドラムスは先のデルマーク盤にも参加していたジョー・ファーンスワースという豪華メンバーで、エリック・アレキサンダーにしては珍しい編成となっています。
デビューから3年、テナー、オルガンとの相性も良く、「What A Difference A Day Made」(縁は異なもの」や、自作の「Trippin’」の様なアップ・テンポにおける演奏や、「Good Morning Heartache」のバラードにおける堂々としたプレイが素晴らしいです。
「Two Of Kind」 CRISS CROSS CRISS 1133
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/49/38/d0c6bba3a5558d0a9a4affd937bd5a83_s.jpg)
録音 1996年12月15日
ピアニストのデヴィット・ヘイゼルスタイン・トリオをバックに5曲、そして親子ほど違うベテランのセシル・ペイン (bs) を加えてのクインテットによる4曲が収録されています。
エリックの自作で、同じテナーサックス奏者であるエディ・ハリスに捧げた「Mr. Harris」は好演しているし、「Angel Eyes」は、予想に反して優雅なメロディがかき消されてしまうようなアップ・テンポで突っ走っています。
セシル・ペインをフューチャーした「I Can’t Get Started」の他、2人の共演としては、セシル・ペインの作曲による「Kick-A-Poo」がアップ・テンポによる演奏ですが、テーマ部の2人のハモリがかっこよく、最後まで痛快な演奏となっています。
そして、番外編の1枚は、ベーシストのアトロ・ミッコラの自主制作盤への参加アルバムです。
「On The Way」 AMK 1000
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/49/2d/c73c194df8d3c6634621948e782d26d9_s.jpg)
録音 1995年10月2日
3曲のスタンダード以外は、リーダーのミッコラによるものですが、演奏の主体はエリック・アレキサンダー・カルテットの様に聞こえます。
その中で、ジョージ・ガーシュインの名曲である「How Long Has This Been Going On?」は、おおらかでゆったりとした吹奏で、大ベテランのような風格さえ感じます。(アイク・ケベックのBlue Note盤「With A Song In My Heart」の中の同曲の演奏を聴いているようです)
リーダーのミッコラは、エリントン・ナンバーの「In A Sentimental Mood」においてヴォーイングでメロディを、続くピアノをバックにピチカット~テンポを早めて再びヴォーイングで絶妙なソロを取っていてこれまた名演です。(ここでのエリックはお休みです)
「In Europe」 CRISS CROSS CRISS 1114
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/72/21/5ebede85f1782df8acb9e2b42b370aa6_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/43/10/681319f02e7827b701a8cc0cd7fe8ce4_s.jpg)
録音 1995年4月10日
この録音前には、オランダのツアーを行っていて、その関係から同地のスタジオで録音されたもので、オルガンはウェス・モンゴメリーとの共演で知られるメルヴィン・ライン、ギターは名手のボビー・ブルーム、そしてドラムスは先のデルマーク盤にも参加していたジョー・ファーンスワースという豪華メンバーで、エリック・アレキサンダーにしては珍しい編成となっています。
デビューから3年、テナー、オルガンとの相性も良く、「What A Difference A Day Made」(縁は異なもの」や、自作の「Trippin’」の様なアップ・テンポにおける演奏や、「Good Morning Heartache」のバラードにおける堂々としたプレイが素晴らしいです。
「Two Of Kind」 CRISS CROSS CRISS 1133
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/13/8b/dd2195af5abd16ddab9f82853a4ee147_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/49/38/d0c6bba3a5558d0a9a4affd937bd5a83_s.jpg)
録音 1996年12月15日
ピアニストのデヴィット・ヘイゼルスタイン・トリオをバックに5曲、そして親子ほど違うベテランのセシル・ペイン (bs) を加えてのクインテットによる4曲が収録されています。
エリックの自作で、同じテナーサックス奏者であるエディ・ハリスに捧げた「Mr. Harris」は好演しているし、「Angel Eyes」は、予想に反して優雅なメロディがかき消されてしまうようなアップ・テンポで突っ走っています。
セシル・ペインをフューチャーした「I Can’t Get Started」の他、2人の共演としては、セシル・ペインの作曲による「Kick-A-Poo」がアップ・テンポによる演奏ですが、テーマ部の2人のハモリがかっこよく、最後まで痛快な演奏となっています。
そして、番外編の1枚は、ベーシストのアトロ・ミッコラの自主制作盤への参加アルバムです。
「On The Way」 AMK 1000
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/2c/49/6a1f2b8becd9badd20c77c0fa329ad7f_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/49/2d/c73c194df8d3c6634621948e782d26d9_s.jpg)
録音 1995年10月2日
3曲のスタンダード以外は、リーダーのミッコラによるものですが、演奏の主体はエリック・アレキサンダー・カルテットの様に聞こえます。
その中で、ジョージ・ガーシュインの名曲である「How Long Has This Been Going On?」は、おおらかでゆったりとした吹奏で、大ベテランのような風格さえ感じます。(アイク・ケベックのBlue Note盤「With A Song In My Heart」の中の同曲の演奏を聴いているようです)
リーダーのミッコラは、エリントン・ナンバーの「In A Sentimental Mood」においてヴォーイングでメロディを、続くピアノをバックにピチカット~テンポを早めて再びヴォーイングで絶妙なソロを取っていてこれまた名演です。(ここでのエリックはお休みです)
エリック・アレキサンダーの初期のアルバム群はなかなかいいですね。ご紹介のものも、もっているものがあります。
今年も甲府のコットンクラブで、来日公演を聴きましたが、若い頃より迫力は増しているものの、紋切り型フレーズを吹くことがしばしばあり、悪くないのですが、もう少しメロディアスに吹いてほしいと、感じました。まあ、贅沢なことなのですが。
こんにちは
コメントありがとうございます。
先日の甲府でのライブの前に、埼玉でもライブがあったのですが、いずれも都合が悪く行くことが出来ませんでした。
そこで、エリック・アレキサンダーの手持ちのアルバムを順次引っ張り出して聴いています。
デビュー当時は、かなり注目されたことから、最初はどれどれと言った思いで聴き始めたのが始まりです。
今回、掲載した中では、ベーシストのアトロ・ミッコラのリーダー・アルバムに参加した内容が良いと思っています。