あしたのブログ!趣味や日々の報告ページ

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チャーリー・マリアーノの初期のアルバム

2021-01-10 | JAZZ
チャーリー・マリアーノのベツレヘム盤から
「CHARLIE MARIANO PLAYS」 BETHLEHEM BCP-49
  
 1. CHLOE
 2. YOU GO TO MY HEAD
 3. S’NICE
 4. MANTECA
 5. IT´S YOU OR NO ONE
 6. THREE LITTLE WORDS
 7. GREEN WALLS
 8. GIVE A LITTLE WHISTLE
 9. I SHOULD CARE
10. MY MELANCHOLY BABY
CHARLIE MARIANO (as, ts) STU WILLIAMSON (tp) FRANK ROSOLINO (tb)
CLAUDE WILLIAMSON (p) OR JOHN WILLIAMS (p) MAX BENNETT (b)
STAN LEVEY (ds) OR MEL LEWIS (ds)
録音 1953年12月21日、1955年7月11日

チャーリー・マリアーノにはベツレヘム・レーベルに2枚の作品がありますが、こちらは3管によるセクステットと、マリアーノ+リズムセクションによるカルテットの2種類の演奏が収められています。
錚々たる西海岸のメンバーを従え録音していますが、セクステットによる演奏は、あまり細かいアレンジはされておらず、また、マリアーノが2曲でテナー・サックスを吹いています。
そのテナーは、「MANTECA」と「GIVE A LITTLE WHISTLE」で披露するも、やはり彼にはアルトが似合うと思います。
そういえばリー・コニッツも2種類のサックスで演奏したアルバム(INSIDE HI-FI)がありますが、フレーズはアルトのなぞりであり、本職のアルト・サックスがベストです。

本業のアルト・サックスでの美しいトーンが聴ける「YOU GO TO MY HEAD」、「 IT´S YOU OR NO ONE」、そして「 I SHOULD CARE」は、1曲を通してアルト・サックスをフューチャーした演奏で、最終曲の「MY MELANCHOLY BABY」のみスチュー・ウイリアムソン (tp) が参加していますが、いずれも心に沁みる名演奏です。

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今年の最初はソニー・クリスで

2021-01-03 | JAZZ
コロナ禍の中、例年行ってきた初詣を封印し、巣籠状態で新年を過ごしています。
そんな状況の中で、今年最初に聴いたのはソニー・クリスのザナドゥ盤です。
「SATURDAY MORNING」 XANADU 105
  
1. ANGEL EYES
2. TIN TIN DEO
3. JEANNIE’S KNEES
4. SATURDAY MORNING
5. MY HEART STOOD STILL
6. UNTIL THE REAL THING COMES ALONG
SONNY CRISS (as) BARRY HARRIS (p) LEROY VINNEGAR (b) LENNY McBROWNE (ds)
録音 1975年3月1日

1977年11月に50歳で突然亡くなってしまったソニー・クリスの晩年の傑作の1枚を取り出して、今年も始まりました。
ソニー・クリスの相方を務めるピアニストは、プレステッジ時代だけを並べてみても、ウォルター・デイビス、シダー・ウォルトン、エディ・グリーン、ハンプトン・ホース等々がいて、数多くのピアニストとのセッションが記録されていますが、このザドゥナ盤ではバップの大御所のバリーハリスが務めています。
いずれのピアニストと組んでも自らのペースが変わることは無いソニー・クリスが、このアルバムでは、比較的ゆったりしたテンポで情緒たっぷりに唄っており、何時もの様に泣き節と手癖も健在ですが、インペリアルやプレスティッジ時代より音が太く感じられます。
タイトル曲の「 SATURDAY MORNING」はブルースで、ソニー・クリスは、曲の最初と最後でリズム・レスのソロを取っており、「JEANNIE’S KNEES」のブルース曲と共に、中間部でソロを取るバリー・ハリスの好演が光ります。
また、アート・ペッパーも「MEETS THE RHYTHM SECTION」の中で演奏している「TIN TIN DEO」を、同じアルト奏者として改めて聴き比べてみましたが、いずれも特徴があり良かったです。

なお、「MY HEART STOOD STILL」のみリーダー抜きのトリオ演奏となっていますが、このアルバムで唯一の不満は、レロイ・ヴィネガーの増幅気味のベース音でしょうか。

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